ウォークインクローゼットのリフォーム。より便利に使うため、どこを改修する?

「思い切ってウォークインクローゼットを家に作ったものの、今ひとつ上手に使えていない…」こんなお悩みはありませんか?広々として一見万能の収納空間に思えるウォークインクローゼットですが、思ったより有効活用できていないケースも少なくありません。そこで今回は、ウォークインクローゼットのリフォームについてご紹介しましょう。細かな点を見直すだけでも、リフォームを機にもっと使える空間に生まれ変わらせることができます。

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ウォークインクローゼットの長所と欠点

人が歩いて入れる収納空間であるウォークインクローゼットは、富裕層や著名人の自宅に必ずある設備としてTVなどでもよく紹介されています。しかし、実際に使ってみると必ずしも良いことずくめとはいかないようです。ここで改めて、ウォークインクローゼットの長所・欠点を洗い出してみましょう。

長所1 洋服掛けだけではなく、あらゆる物を収納できる

一般的なクローゼットは「洋服を掛けて収納する場所」として主に使われますが、ウォークインクローゼットは奥行きもあるため、洋服だけではなく靴やバッグ、スーツケースや季節の家電品など普段はしまっておきたい物のほとんどが収納できる造りになっています。

長所2 何をメインに収納するかで、内部の造りを決められる

クローゼットといえば洋服掛けが主な用途ですが、ウォークインクローゼットの場合はメインに収納する物によって内部の構造を工夫できる自由度が高くなります。コーディネートごとに洋服を見やすくしまっておきたいならハンガーポールの箇所を大きく取れますし、雑貨や家電品・旅行用品などを中心に収納したいのであれば、棚を沢山設けた壁面収納をメインとすることも可能です。

欠点 思ったよりは沢山の物を収納できないことがある

ウォークインクローゼットの広さは最低3畳からといわれています。とても広く感じますが、実際には人が立ち入るために意外と多くのスペースを使ってしまうことになります。3畳の空間では、約1畳分は人が入る空間になってしまいますから、実質的に収納に使えるのは残りの2畳だけです。思ったほどの収納力は得られない場合もあるため、注意が必要です。

ウォークインクローゼットのリフォームで見直したいポイント

ウォークインクローゼットの長所と欠点を把握できたら、次はどのようにリフォームするかです。クロスや床を張り替えるなどの内装補修の他には、どのような点を見直したらよいのでしょうか。

1.実際の用途を見極め、構造が用途に合っていなければ造り変える

たとえば、既存のウォークインクローゼットは、洋服を沢山掛けられるようハンガーポールが全面に設けられていたとします。しかし、実際には洋服はそれほど沢山しまわず、生活用品や寝具・家電などの収納箇所になっていたため床一面に物が積まれた状態だったとします。これでは、元の収納目的と実際の使い方が合っているとはいえません。

そんな場合は、用途に合わせた造りの見直しも視野に入れるとよいでしょう。洋服を沢山掛けるのであればハンガースペースを多く、雑貨や日用品の方が多いようなら棚やキャビネットを多く設けるようリフォームすることで、より効率的な収納スペースを生み出すことができます。

2.あまり使わないなら、本当にウォークインクローゼットが必要か考える

大きなウォークインクローゼットに憧れたものの、実際には収納する物も多くなく、結局持て余しているケースも少なくありません。特に、狭い家にウォークインクローゼットを設けた場合などは、使わない空間が無駄に消費されてしまっている状態になりがちです。

そのような場合は、思い切ってウォークインクローゼット1箇所のレイアウトから、一般的な壁付けのクローゼット2~3箇所に変えた方が、収納効率も上がって室内空間を広く取れる可能性があります。

ウォークインクローゼットのリフォーム事例

それでは、ウォークインクローゼットのリフォーム事例をみていきましょう。

事例 ウォークインクローゼットが広すぎる!用途を広げたアイデアリフォーム

収納物のわりにスペースを大きく取りすぎたウォークインクローゼット。空間が常に持て余し気味になるだけではなく、「もう1つ部屋作れたじゃん!」とご家族からも責められる事態に。そこで、クローゼット内の空いたスペースを有効活用するためリフォームを行いました。

物がしまってあるスペースは確保しておきつつ、空いている空間に小さなデスクスペースを設け、お父さんがかねて欲しかった書斎スペースにしました。居住空間を増やしたことで、使わずしまい込んであった卓上照明やミニコンポなどの家電品も活用できることに。内装も化粧直しし、ほどよく閉じたパーソナルな空間を設けることができました。

「ウォークインクローゼット兼部屋」の試みは結果として大成功。収納の一部が隠れ家のような空間になっている点は、ご家族にも気に入ってもらえました。子供さんが読書をするなどにもちょうどよいため、時にはご家族みんなが集まってくる秘密基地のような楽しいスペースを実現できました。

おわりに

既存のウォークインクローゼットを使いこなせない場合や、そこまでの収納は必要なかったと考え直しているなどお悩みがある場合は、リフォームによる活用法を考えてみてもよいでしょう。収納リフォームのアイデアを豊富に持っているリフォーム会社さんも増えていますから、まずは一括見積を利用し、リフォーム相談を兼ねて見積を依頼してみる方法もおすすめです。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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