IKEA家具を解体後「再組立」する方へ!事前に必ず注意すべきポイントがあります!

引っ越しなどでIKEA家具をご自身で解体し、再組立を試みようとしている方。
少し、注意点があります!

それは
『新品の時と同じ様に、組み立てないでください』
ということです。

どういう意味かお話します。

【IKEA家具の木ネジ問題】のように、IKEA家具は木製パーツに直接ネジを差し込んでいく構造です。
そのため、取り外す際の「抜き方」や、再組立時の「取り付け方」には注意が必要です。

適当に作業してしまうと、最悪の場合、組立が不可能になるリスクもあります。
では、具体的にはどのようなことを注意すれば良いのか?
経験談を元にノウハウをまじえながらこの記事で説明していきたいと思います。

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1度解体したIKEA家具は再組立時、どこに注意すべきか?

IKEA家具を引越し・解体する際の最大の弱点に、『木ネジは1度抜くと次使えない』と言われています。
この説は、「解体になれていない方」が解体をおこなった場合、使えない状況にもなるかもしれません。

しかし、実際には「木ネジを抜いた」くらいの作業で使えないことはほぼあり得ません。

木ネジを抜いた後の穴の広がりについて

木ネジとは、板に下穴が開いている場所へネジを直接打ちこむ構造を言います。解体時に抜いた穴が広がり、ネジが効かないのでは?という疑念から、組立が難しいと言われています。

確かに、これは全く間違っておりません。
過度に広がってしまった木板の下穴に対して同じ径のネジを取り付ければ効きが弱く、ひどい場合には組立途中でネジが抜けてしまう事も充分考えられます。

カグッコシ!で再組立を行う際には、過度な穴の広がりを発見した場合はネジパテのような溶剤系で対処したり、鬼目ナットと言われる後付けの補強パーツを取り付け対応します。
どのような場合でも状態に応じた対処をするので、たかが穴の広がりほどのダメージで組み立てができないということはありません。

木ネジの解体後、再組立する際の強度は?

木製パーツにネジをそのまま差し込む構造は、抜いた際に木製パーツの下穴が差し込んだネジ分広がりますので、次に同じ穴を使用する際、1度目よりも強度が落ちるのは当然です。

この場合の対応として、IKEA家具の木製パーツ(天板/側板など)のストックを使えば対応は可能です。
木製パーツのストックを持っていない方もおられると思いますので、お困りの際はカグッコシ!へご相談ください。

IKEA家具の木板素材の多くはパーティクルボードと呼ばれるチップを圧縮して作られたパネルのため、少しでも弱っていることが確認できれば、補強方法もダメージに合わせて対応することができます。
多少の穴の広がりくらいの事で再組立ができなくなる、強度が落ちるということがありませんので安心して下さい。

樹脂製パーツは劣化していることが多いので再組立時に交換しましょう

IKEA家具には金属製パーツと樹脂製パーツが主に使われており、特に樹脂製パーツは解体時に破損してしまう場合もあります。
これは、長い日常使用につれ経年劣化が原因ですので、どうしようも無いことでもあります。
できれば、家具の強度を保つためにも再組立時に交換するのが理想です。

背板釘打ち家具の釘は再組立時必ず新しいものに換えましょう

IKEAの衣類収納によくある構造で、背板を釘打ちしているものがあります。
解体時に、その釘は抜かなければいけないのですが釘は抜く際にほぼ曲がってしまいます。
まっすぐに抜けているように見えている釘も再組立時には新しいものに換えましょう。
釘は少しでも曲がっていると中板を突き抜けてしまう原因にもなり、せっかく新居へ持ってきた家具を廃棄せざる負えないという悲しい事態にならないためにも釘には注意してください。

解体時に壊してしまってもパーツによって再組立に支障ナシ!

ご自身で購入時に組み立てをされたという方にとっても、解体は未経験に分野です。
『説明を逆走すればいいんじゃないの?』と思われるかもしれませんが、そのままで解体できる簡易構造のものもあれば、逆走すると破損に繋がってしまうものも多数あるのです。

そのため、皆様が恐らく初めて経験するであろう解体作業において、作業途中にパーツを破損してしまう事も考えられます。

でも安心してください。

ほとんどのパーツは破損してもIKEA店舗にて分けてもらうことができるのです。
店舗によって場所は異なりますが、多くは配送カウンター横にパーツ置き場が設置されており、部品番号(6ケタの数字)をたどっていくことで欲しいパーツにたどり着くことができます。
必ず必要数のみ持ち帰ることを守りましょう!

全て部品番号で仕分けられています

どんなパーツが取り外し時に要注意なのか?

IKEA家具を組み立てていく中で、基本構造は多数のパーツを底板/天板/側板/背板となる木板パーツに取り付けていくことで家具にしていくのですが、パーツには金属製のもの、樹脂製のものなどいろいろな素材のものがあります。

その中でも樹脂製のパーツに関しては、経年の劣化という影響も受けやすいので、取り外し時に割れてしまう事も(すでに割れていることも)可能性が高いため、もしも無事に解体・取り外しできたとしても店舗へ行く余裕があるならば新しいパーツに交換することをお勧めします。

PAXワードローブのハンガーレールの受け樹脂は特に割れてしまう事の多いパーツ

解体時に壊れてしまうと再組立が不可になるパーツとは?

これが破損していると、カグッコシ!でお伺いしても補修・補強しての再組立は難しいというパーツとはズバリ【板部分の割れ】です。
板部分とは、天板・底板・側板などユニットの幹となる部分のパーツです。

画像はIKEA BILLY本棚

このどこかに亀裂が入っている場合、組み立てて形にすることは可能ですが、それはあくまでも家具のような形をした箱であり、収納に使用したり、睡眠で体をあずける家具としての機能は持ってません。

解体時に割れる可能性としては、長い板状パーツを1人で解体している際に無理な状態で立てかけたり、湾曲してしまい圧がかかって割れてしまう事が考えられます。

引越し時に解体が必要になるということは、ほぼ大型家具になるので必ず大人2人以上での作業を徹底することで無駄な破損を防ぐことができるとともに、家屋に対する気配りも多くの目で確認することができるので必ず守っていただきたい注意点となります。

結局再組立の出来が劣化を防ぐ

1度解体したものでも新たに購入したものでも変わらないこと、それは【IKEA家具を長持ちさせるには高いスキルで説明書に忠実に組み立てる】という1点に他なりません。

その中でも前項でふれた通り、1度解体されたIKEA家具の再組立は説明書に忠実に組み立てることに加え【ダメージを的確に把握し適切な処置を行った上で組立てる】ということです。

パーツを交換するのも1つですし、場合によっては別途補強パーツを使用しながら、解体前よりも強い家具を組み立てることが理想です。

1度解体したことがメンテナンスの大きなチャンスに

IKEA家具のような組立式の家具に関わらず、家具全般に言えることですが日々のメンテナンスによって寿命は驚くほど伸びるということです。
基本、家で使用されている家具のほとんどは木製であることから、必ず木製パーツ(板部分)同士をいろいろな方法で結合しています。

IKEA家具でも結合部分が直接木ネジを差し込んでいるものと、カムロックという2つのパーツをかみ合わせることで強度を増す結合方法が取られていることが多く(IKEA家具ではボンドが使用されている商品はありません)、当然使用している中で、ネジ部分の緩みが出てきます。

また収納家具の扉/引出などは、常に開閉されることで負担がかかっていることネジのゆるみも早くなりますし、ベッドは毎晩体をあずけることで荷重がかかり、接続部分に負担がかかっています。

引越しの際に1度解体するということは、再組立の際に上記のゆるみ等も全て締め直すことができるのでメンテナンスとしては最高の機会であると言えます。

まとめ

IKEA家具を引越す際に必ず通る道である解体/再組立ですが、何よりも1番の目的は【新居でも気に入って買った使い慣れた家具に囲まれた生活を送る】ということです。

IKEA家具という組立式の家具を1度解体し、再度組み直す際の理想としては旧居で使っていた以上に強く長持ちする組立ができることです。

木製の家具は接続部分の劣化が1番の敵ですので、解体をすることで弱っている個所を見つけ出しメンテナンスにつなげる機会としてとらえていただき『IKEA家具は1度解体すると2度と組上がらない』『IKEA家具は解体すると弱くなる』説が対処法によっては当てはまらないということをIKEAユーザーに知ってもらえる機会になればと思います。

カグッコシ!ではIKEA家具ユーザー全ての引越し時のお悩みに対して、サポートすべく専門スタッフがアドバイスさせていただける窓口を設けています。
フリーダイヤル(0120-003-119)/メール/LINEと多くそろえておりますので、どんな小さな内容でも構いません。
お気軽にお問い合わせください。

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