年齢別のお片付けの仕方*

保育士としてパートで勤務しながら,「片づけ遊び指導士」としての活動も少しだけさせてもらっています。
今回は,年齢別のお片付け方法についてご紹介させてください。

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こんにちは*pink.m.kです*
私も2児の母親ですが…子どものおもちゃのお片付けって,いくつになっても悩みの種のひとつです。

「お片付け=面倒な作業」。
そう感じているのはきっと,子どもだけではないはずです。
なんとなくネガティブなイメージがあるお片付け…何故なのかじっくり考えてみると答えが出てきます。
○やりたいことがあるのに「片付け」という行動のせいで遮られる
○親から「片付けなさい!」と叱られた記憶がある
○「綺麗に戻すこと」が上手くできなくて負担になっている …などなど。
子どもにとって,これらの理由からネガティブなイメージが付いてしまうのではないかと思います。
これが原因でお片付け出来ないのであれば,周りにいる大人や環境が変われば,子どもの片付けイメージも大きく変わるのではないかと思いました。

子どもは成長します。
成長と共に使用するおもちゃの種類も大きく変わってきます。
そうなると,片付ける方法もどんどん変化させていく必要があるんです。

年齢別のお片付けについてざっくり紹介します。

*0~1歳児のお片付け*

赤ちゃんはモノの認識からはじめます。
お片付けの環境は大人が整え,「使ったらしまう」という姿を大人が繰り返して見せることで,子どもはおもちゃの片付ける場所を認識しはじめるようになります。
口に入れて遊ぶ時期でもあるので,ボールなどの大きめなおもちゃが多いと思います。収納の仕方は,大きな箱などにまとめて入れたので大丈夫です。
箱から出したり入れたりするのを,大人と一緒に遊び感覚で楽しむこともオススメです*「いないいないばぁ!」と言っておもちゃを箱から取り出してみたり,「バイバイ〜!またね〜」なんて言いながら箱のお家に帰らせてみたり。お子さんと一緒に出し入れの時間も楽しんでみてください♩

*2~3歳児のお片付け*

幼稚園入園前頃には,色や形をだいぶ認識してきて,簡単な分別を楽しみながらお片付けができるようになります。
けれど,モノの分別よりお片付けの習慣を身につけることが優先なので,まずは「おもちゃを箱に片付ける」を習慣付けられるようにします。
その上で大人が,おもちゃそれぞれに定位置を与え,子どもに覚えてもらうようにします。
おもちゃの定位置作りとして,箱の色別でしまうものを決めてみたり,おもちゃの中身を撮った写真のラベリングも効果的です。

大人の真似を楽しむ時期でもあるので,大人の真似事(ごっこ遊び)をしながら,遊びの延長でのお片付けもオススメです。
「おままごとキッチンに食器をしまう」
「おままごと冷蔵庫に食べ物をしまう」
「ぬいぐるみをぬいぐるみベッドに寝かせる」
「タンスに見立てた収納BOXにお人形の洋服をしまう」
…など,遊びの延長の感覚だと,子どもにとっても片付けを負担に感じることなく楽しめるかもしれません*

*4~5歳児のお片付け*

手先がだいぶ器用に扱えるようになってくるこの時期には,遊びに使われるおもちゃの種類もどんどん細かくなってきます。(パズルやブロック,お人形の洋服や小物など…)
細かくなってくる分,ざっくりした収納では「おもちゃが細かくて見つけづらい」→「ひっくり返して探す」→「散らかる」ということにもなりかねないので,
ある程度大人が使いやすい環境を整えることが必要となってきます。(分類別に収納したり,不要なものは見直したり…)

ご家庭でおもちゃの定位置を決める際,ぜひお子さんにも協力してもらってください。子ども自身が「おもちゃのお家」を決めることで,片付けへ興味を持つようになったり,意識も変わってきます。

片付ける時には,家族皆を巻き込んでの,「お片付け競争ゲーム」などを取り入れたりする方法もオススメです✩.*
我が家ではストップウォッチで時間を2~3分などと設定し,「アラームが鳴るまでにお部屋をピカピカに出来るかな?」と遊び感覚でお片付けを促して楽しむこともあります*
また,保育園でもよく取り入れられている方法ですが,音楽を1曲流して(子どもの好きな曲でOK!)曲がなりやむまでにお片付け♩なんて方法も効果的です◎

*小学生になる頃〜*

おもちゃに限らず,学用品など自分である程度持ち物の管理ができるようになってくる時期です。増えたものを大人と一緒に見直し,要らないものは手放すことも伝えながら,持ち物の適量を学んでいきます。
(例えば,カゴからはみ出すほどにおもちゃがある時には,カゴに収まる量だけ手元に置くよう促したり,使っていないものから一緒に見直してみたりします。)

入学してからは,時間割を見て翌日の準備をスムーズに行うために,子ども自身が使いやすい収納方法を一緒に考えるのも,ひとつの手だと思います。

大人と一緒に自分の持ち物を見直したり,管理したりすることで「片付け」の良さを学んでいけるのが理想ですね。

色々な方法を試しても,それでもやっぱり片付けしたくないという子もいると思います。
そういう時には「片付けのノルマを設ける」という方法もあります。
「この机の上だけピカピカにしてね」「5個だけお片付けしようね」などと,なるべく子どもの負担にならない範囲でお片付けノルマを設定します。
それをクリア出来たら,お子さんを沢山褒めてあげてください。
出来ないことに目を向けるのではなく,「できる」経験値を積むことで,子どものやる気をじっくり育みましょう。

片付けは,親と子のコミュニケーションがある上で培われる行動です。
私が今回ご紹介したことは,手っ取り早く子どもだけで片付けられるようになるのを目標にしているのではありません。
大人が片付けやすい環境を整えた上で,子どもと一緒になって片付けをする時間を楽しむことを目標としています。
そうすることで,子どもたちは自然と片付ける習慣が身についてくるものなのだと思っています。

お読み頂きありがとうございました🙏🏻

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