もしも【IKEA家具引越し難民】になってしまったら？

選択肢1】何としても新居へ家具を持っていく場合

まずは1番多いであろう、新居へ今まで使っているIKEA家具を持っていくという、ごくごく普通の選択肢についてです。
このニーズ、恐らく最も多いにも関わらず、なぜか「自己責任」に追いやられてしまった方が多々おられます。
そのような方に向けて、解決するための方法を紹介します。

【解決策１】自分で解体/再組立を試みる

IKEAで家具を購入した時のことを思い出してください。
購入後の組み立ては誰が行いましたか？

Ⅰ.組み立ては自分で行なった
Ⅱ.お金を払い業者に組み立てもらった。

Ⅰを選んだ方だと、何となく解体のイメージが湧くかもしれません。
組立てた手順を思い出し、必要な大きさまで解体していけば何とか搬出・搬入ができます。

一方、Ⅱを選んだ方。
もしかすると、ご自身で解体/再組立を行うことは難しいかもしれません。
家具の構造をある程度把握できていないとIKEA家具を安全に解体するのは難しく、最悪の場合、壊してしまった！ということもあり得ます。

また、解体には下記のような注意点があります。

①必要な工具
家具の種類によりますが、あって便利なものとして
・電動ドライバー（10.8V以上が理想）
・手動プラス/マイナスドライバー（プラスドライバーは+2というサイズ）
・3ｍｍ～6ｍｍの六角レンチ及び電動ドライバー用ビット
・ハンマー
・ペンチ
・釘抜き

②2名以上の大人で作業してください
解体が必要な家具は大型のものが多いので、必ず複数名での作業が必須

③説明書（IKEA HPからでもダウンロード可能）を手元に用意しましょう
気を付けていただきたいのは解体は説明書を逆走すればいいというものでもないとこと

④時間は余裕をもって
作業スペースによって必要な時間はかわりますので、余裕をもって時間を用意しましょう

⑤スペースと床を守る養生材は必須です
大型家具の解体/再組立中に家屋にキズを付けてしまっては元も子もありません

⑥ご自身で運ぶ際は車両も必要になります
必ずしもトラックが必要になるわけではありません。軽自動車でもバンタイプであれば解体された家具のパーツを乗せることは可能です。

自分で解体・再組立に挑戦する場合は、このような点に注意をしてください。

なお、解体する際の注意点などは過去ブログにていくつか載せています。
参考にしてみてください。

【解決策２】業者を探す

配送サービスも組立サービスも店舗で頼んだので、自分で解体して再組立してはチョット難しいという方。
そんな方は、ご自身でIKEA家具の解体/再組立、運搬までを行っている業者を探す必要があります。
引越業者さんのオプション作業に、いまだにIKEA家具の取扱いを請け負っている会社が全く無いからです。

なぜ引越業者のオプションにIKEA家具の取扱いが用意されていないかについては理由が1つではないので、ここで詳しく触れることはしませんが、そもそも引越業者さんのオプションで取り扱いがあれば【IKEA家具引越し難民】なんていう問題は起こっていないわけです。

IKEA家具の引越し時対応した施工業者とは？

専門で行っている業者としては、カグッコシ！のみ、その他は東京エリアでの引越しを専門に行いIKEA家具の対応も可能とHPに載せている『職人引越センター』や便利屋さんが1サービスとしてIKEA家具の引越し時対応できますと掲載しています。

料金を比較すると
カグッコシ！では家具ジャンル別の料金を設定しています。
職人引越センターさんは出張料/基本料に商品代金の％を加えた料金で計算されています。
便利屋さんの多くは出張料/作業時間/作業人数にて計算されています。

それぞれ商品によっての格差などが発生します。
カグッコシ！の場合は料金表のページに家具ごとの費用を記載しています。

選択肢2】この家具を新居へ持っていくか悩んでいる方

引越し時は何かと物入りですので、できる限り費用は押さえたいというところが本音ではないでしょうか？
一度、今お持ちの家具について振り返ることも大切です。

ここでは家具の価値という面を見直して、悩みが解決できるような方法を探していきたいと思います。

今お持ちの家具の価値を考える

家具の価値とは商品金額の他に、耐久年数（何年使えるのか？）や商品保証期間の有無、その家具に合わせて買ったモノ（食器/洋服）など様々な要因が絡んできます。

購入した際には気に入って買った家具ですし、即買い替えが選択肢になるほどの傷みが無いのであれば引越しで新居へ持っていけるのなら持っていきたいのが当然です。

耐久年数

￥100,000で購入したものを5年で引越しするのと、￥50,000で購入したものを1年で引越しするのでは訳が違うでしょうし、1年の使用でも使用頻度により傷みの程度が激しいのであれば、買い替えも選択肢に入ります。
新居へ持っていって、まだ何年使えそうだなという感覚も判断材料になるでしょう。

商品保証期間

IKEAでは商品によって保証期間が設けられている家具があります。
例えばカグッコシ！でも一番ご依頼の多いPAXワードローブなどは10年という保証期間を設けられております。
保障期間が設けられている（10年）手厚いサポートを受けることが出来る、逆に言うとIKEA自体に長持ちすることが保証されている家具とも言えます。

新居の設備

お引越先の設備が整っているかどうかは、今お持ちの家具を持っていくか否かの大きな判断材料となるでしょう。
賃貸住宅などにおいても、備え付け収納やウォークインクローゼットなどが標準装備されている物件もあり、その場合は引越しで持ち込む家具も必要なくなり、引越し関連の出費も抑えることができるでしょう。

選択肢3】これを機会に家具を買い替えるという方

引越しを機に持ち物を整理していく中で、それを収納していた家具も買い替えるという選択をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
買い替えをお考えの方向けに、お持ちの家具のさまざまな処分方法をご提案したいと思います。

IKEAの買取サービス

実はIKEA家具の場合、各店舗にて家具の買取サービスを承っていることをご存じでしょうか。
対象外となっているのは
・他社の製品
・屋外で使用された家具
・ベッド/マットレス
など。

それ以外については、お買い上げから1年以内であれば購入金額の最大50％にて買取り（買取金額をチャージしたIKEA店舗で利用できるリターンカード）してもらうことが出来ます。
気になった方は下記リンクより詳細をご確認ください。

リサイクルショップ

リサイクルショップでもIKEA家具を買い取ってもらうことは可能です。
しかしながら、組立家具自体があまり高値がつくことが珍しく、持ち込んだはいいが買取不可判定をされる場合もあるので注意してください。

リサイクルショップで人気のIKEA家具
・ダイニングテーブル+椅子4脚セット
・2人掛けまでのソファ（布地が汚れていると買取り不可になることが多いため革貼りが人気）
・シンプルなデザインよりポップなデザイン

メルカリ/ヤフオク

メルカリやヤフオクでもIKEA家具を見かけることがあります。
売れればリサイクルショップに買い取ってもらうよりもはるかに高い金額が手元に入りますが、写真を取る手間やどのような手段で運ぶのか（大型らくらくメルカリ便というサービスがありますが当然高額になります）ということもあり、越えるべきハードルが高いのではと思われます。

廃棄する場合

家具を廃棄するためにはいくつかの方法があります。

自治体の回収に頼む

1番のメリットとしてはダントツに安いです。
大型家具の2人掛けのソファでも東京都杉並区における処理手数料は￥2,000。
収集を頼む場合（指定場所までの運び出しは必要）は上記料金となり、指定場所への持ち込みが可能な方は、何と一律￥400となっております。
市町村によって金額は異なりますので、お住まいの自治体HPにて確認してください。

廃棄回収業者に頼む

1番のメリットとしては全て任せることができる。
全てとは、家具の解体/搬出～清掃までを任せることができ、業者さんによっては料金設定が家具1点いくらというものとは別に、軽トラック1台まるごとでいくらなどもあり、引越し退去時などで家具以外にも不用品が多く出て困っているなどの方にはとても安くつくかもしれません。

個々の家具1点づつの基準は業者間にて大きな差があり、自治体引取で例に挙げたソファなども￥3000～15000やタンス・本棚も￥3000～7000など、家具によっては解体作業が必要になるものもありますし、搬出までも含んだ料金となるので ご自身の時間/手間を天秤にかけて選んでいただくのがお得になる近道です。

引越時に引越業者さんで引き取ってくれるサービス

引越時に出た家具、その他について作業時に引取りや買取りに応じてくれる引越業者さんへ依頼する方法です。
無料引取をしてくれる業者さん、家具だけではなく貴金属などまでを査定し買取をしてくれる業者さんと、さまざまな依頼方法があるので不用品を多く抱えた引越しになる方にとっては、そんなオプションも業者選定基準の1つになるのではないでしょうか？

まとめ

もしもIKEA家具引越し難民になってしまったらというテーマでまとめてまいりましたが、実際に引越業者さんに家具を置いて行かれてしまったという方向けというよりも、予習しておいてほしいという意味でお読みいただければと思います。

まずは方向性を定めること。
持っていくのか行かないのか？ということを決めてからすべてが始まります。
予算の調整から業者探し、リサイクルできれば逆に収入になりますが、なかなか組立家具に値段がつかないのも事実です。
廃棄するにも料金がかかることから、引越しの段取りによっては厳しい選択を迫られます。

カグッコシ！ではIKEA家具をお持ちの全ての方に、引越し時はもちろん、様々なお困りごとを解決すべくLINE@による相談窓口を設けております。
お気軽にご相談ください。