今あるキッチンを移動できる?リフォーム費用や事例・注意点もご紹介!
リフォームによってキッチンの場所を移動し、自宅をより住みやすくしたい、とお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、システムキッチンなどの移動/移設リフォームでは、想定以上に費用がかかってしまったり、そもそも場所移動や間取り変更をすること自体が不可能だったりすることもあるので、注意が必要です。そこで今回は、キッチンの移動リフォームについて、施工内容ごとの費用や注意点、事例をご紹介します。
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既存のキッチンは流用可能?交換するほうが良い?
移設を伴うキッチンリフォームを実施するにあたり、「今使っているキッチンをそのまま使うことができるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、既存のキッチンがそのまま用いられるケースもあります。
その場合、使い慣れたキッチンをそのまま使い続けられるだけでなく、リフォーム費用の負担を軽減できるというメリットがあります。
しかし、製品の種類やグレードなどにもよりますが、キッチンの移動リフォームにおいて、既存キッチンの流用は、一般的にあまり推奨されていません。
流用が推奨されていない理由としては、以下のような点が挙げられます。
本体を交換しても、費用はそれほど大きくは変わらない。
新しいキッチンスペースにサイズやデザイン、機能などが適さないことがある。
移設してからそれほど時間をおかずに、交換が必要となってしまう可能性もある。
(※システム
キッチンの寿命目安:15~20年程度)
したがって、特に使い始めてからある程度年数が経過しているキッチンであれば、新しいものと交換するほうが良いケースが多い、といえます。
ただし、状況にもよるので、既存のキッチンを流用すべきか否かについては、キッチンの施工に精通したリフォーム会社に相談してみることをおすすめします!
キッチン移動・移設リフォームの費用相場
ではここで、キッチンの移動リフォームにおける、施工内容ごとの費用相場をご紹介します。
キッチンの移動に伴う費用内訳
「想像以上にリフォーム費用が高い」と感じる方が多いかと思いますが、それは配管・配線・内装などの様々な工事が必要なためです。
以下、それぞれの工事の平均費用を示しておきます。
また、キッチン本体を交換する場合は、これらの金額に、新しいキッチンの購入費用が加わります。
キッチン本体の金額は、採用するレイアウトやグレードなどによって異なります。
なお、上記の金額はあくまで目安金額のため、建物の構造や既存のキッチン状況などにより、施工費用や必要な工事内容が大きく異なる場合もあります。
キッチンの施工に精通したリフォーム会社に現地を確認してもらい、見積もりを提示してもらうと確実ですね。
物件の構造によって施工可否が異なる
キッチンの場所移動を考える場合、建物の構造上の問題により、希望する位置にキッチンを移設できないケースがあります。
このとき、特に移動を妨げる要因となりやすいのが排水管です。
排水管の設置では、水の流れを確保するために勾配をつける必要性がありますが、勾配をつけるには床下スペースに一定の高さがないといけません。
マンションなどの集合住宅では、排水管を通す床下のスペースにそれほど余裕のない構造である場合もあります。
そのような物件だと、キッチンの移動距離が長くなるほど勾配がつけづらいため、結果として移動が難しい可能性が高くなってしまうのです。
また、構造の問題以外にも、管理規約が定められたマンションでは、住人の好きなようにリフォームができないこともあるため、心配な場合はマンションの施工に詳しいリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。
キッチンの位置をずらす/向きを変えるメリット
キッチンの移動リフォームを行う方の中には、位置をちょっとだけずらす、向きだけを変える、といった施工を選択する方もいます。
それぞれどのようなメリットがあるのか、注意点を含めてご説明します。
動線が大幅に改善されることも
キッチンの位置を少しずらすだけで、家事の動線が大きく改善されることがあります。
毎日のように使用するキッチンを使い勝手の良い空間にすることは、快適な住まいを実現する上でも重要ですよね。
ただし、若干位置をずらすといった程度のリフォームでも、キッチンの場所移動にはそれなりの費用が発生します。
費用面に不安を感じている方は、希望のリフォームが予算内で実施することができるのか、一度リフォーム会社に相談してみると安心ですね。
キッチンスペースの模様替えが可能
キッチンの向きを変えるだけで、キッチン空間の印象や使い勝手が大きく変わることもあります。
キッチンの移動リフォームは、リビングにいる家族との会話がしやすくなったり、ダイニングとの行き来が容易になったりといったメリットがあるので、現在のキッチンの雰囲気や利便性に不満を感じている場合は、大々的な間取り変更等は行わずとも、向きの変更によって解消できるケースもあるでしょう。
また、キッチンのリフォームでは、壁や床といった内装に関わる部分の施工も行われる場合がほとんどです。
使う材料などによって、テイストを大きく変えることも可能なので、キッチン空間の雰囲気を一新したい方も、ぜひ検討してみると良いでしょう。
キッチンのレイアウトを変更する場合は広さに注意
キッチンの位置変更を行う際に、壁付型からアイランド型やペニンシュラ型などに変更するという選択肢もあります。
キッチンからリビングが見渡せるような形になるので、お子さんの様子を見ながら料理ができたり、会話を楽しむことができたりという魅力があります。
ただし、アイランド型やペニンシュラ型は壁付型よりもスペースを要します。
そのため、キッチン本体のサイズが同じ場合でも、通路の幅が狭くなったり、キッチンにスペースをとられて、リビングが狭まってしまったりするケースも多いので注意が必要です。
「いざ使ってみたら不便だった」というようなことのないよう、事前にリフォーム会社にシミュレーションをしてもらうと良いでしょう。
別フロアへキッチンを移動したい場合のポイント
一戸建てでキッチンの移動リフォームをお考えの方の中には、1Fから2Fへなど、別のフロアへの移動を検討している方もいるのではないでしょうか。
ここでは、他の階にキッチンを移動する際の注意点についてご説明します。
違う階への移動費用は高額
フロアの変更では、給排水管や配線、ダクトなどの移動や延長などが必要になるため、ほとんどのケースで追加費用が発生します。
また、新しくキッチンを設置するスペースを確保するため、壁の取り壊しなどの作業が加わることもあり、施工費用が高額となる傾向があります。
真上/真下へのキッチン移動であれば金額を抑えられる
少しでも工事金額を抑えたいのであれば、キッチンをもとの位置の真上や真下に配置すると良いでしょう。
配管やダクトなどの移設では、移動距離が短いほど作業を容易に行うことができます。
もともとキッチンのあった場所のすぐ上か下に新しいキッチンを移動できると、工事の規模を小さくすることができ、リフォーム費用を抑えることにつながります。
キッチン移動リフォームの事例と価格
リショップナビに加盟している施工会社にて、キッチンの移動リフォームを実施した事例をご紹介します。
価格帯別に掲載しているので、リフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
50〜100万円のリフォーム事例
100〜200万円のリフォーム事例
200万円〜のリフォーム事例
以上、キッチンの移動/移設リフォームについて解説しました。
ご紹介した通り、希望する施工内容や物件の状況などによって、そもそもの施工可否やリフォームにかかる費用が大きく異なります。
まずは、キッチンの移動が得意なリフォーム会社に相談し、希望する工事が予算内で実施できるのか、確かめてみると良いでしょう!
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