引越し当日、急に引越業者さんに『この家具運べません』と言われたら?

突然ですが、少し想像してください。
今、住んでいる家から引っ越しを決め、色々迷いながらやっとのことで新居を決めた!
複数の会社から見積もりをもらい、ここなら頼んで良いな!と思える引っ越し会社さんも見つかった。
事前に下見に来てもらい、荷物もまとめているので後は無事に引っ越しを終えるだけ!

そして、待ちに待った引っ越し当日。
業者さんに荷物を見てもらっていると突然言われた衝撃の一言。

「この家具運べません。」

・・・・・え!?!?
もう、お金も払って引越しを頼んでるのに、そんなことあるわけないでしょう!?

さて。
このお話を聞いて、「そんなことある訳ないでしょう〜」と思いますか?
いえいえ、実は、これ実際に起きていることなんです。

【家具】にも大きく2種類あって、引越業者さんに『運んでもらえる家具』『運んでもらえない家具』に分かれます。
『運んでもらえない家具』の代表格がIKEA家具をはじめとする組立家具です。

たいていは、引越業者さんの訪問見積もり時に判明する(引越業者さんが運んでくれるか否か)のですが、引越業者の営業さんはあくまでも【運びのプロ】で合って【家具のプロ】ではありません。
見積もり時にハッキリとIKEA家具であることを判別できない場合、上記のような事態(引越し当日に家具を運んでもらえない)は発生することもあり得るのです。

今回はもしもそんな事態が発生してもあせらないでくださいという意味も込めて、不測の事態の対処法を順を追ってご説明していきたいと思います。

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この記事の目次
  1. 引越業者さんに確認する内容
  2. どうやっても運べないと言われたら
  3. 引越し後日に自身で持っていく方法を考える
  4. ご自身で解体/再組立できる場合
  5. ご自身で解体/再組立できない場合
  6. カグッコシ!は?
  7. ご自身で運べる場合
  8. ご自身で運べない場合
  9. まとめ

引越業者さんに確認する内容

引越業者さんに当日運べないことを伝えられた場合に、スタッフさんに確認をしておかなければいけないことが何点かあります。
確認を怠るとあなたが損をしてしまう事もありますので、必ず下記の点を確認しておきましょう。

訪問見積もりに来てもらっている場合

営業さんが訪問見積もりに来ている場合は、当日運べないとなった場合に【IKEA家具を見落としてしまった】可能性が出てきます。
前書きで申し上げた通り、引越業者さんはあくまでも【運びのプロ】であり【IKEAのスタッフ】ではありませんので、『見に来てるのに何でわからんかったん??』と責めたところで何も前に進みません。

ここで確認しておくことは、見積もりの金額です。
見積時の料金は、「家具を運んでもらうまで全てに対する見積もり」ですので、『運べないとなった場合に金額がどう変わるのか』を必ず聞きましょう。

電話で見積もりを終えている場合

電話でお見積もりをしてもらうケースもあります。
その場合、昨今の引越業者さんほとんどが『IKEA家具はありますか?』とヒアリングして来られます。
電話で聞かれた場合、ほとんどが『解体はお客様にてお願いいたします』と言われ、解体されていれば【荷物】として運んでもらうことができます。

しかし、解体が終わっていない状態で置かれているのであれば『お電話でもお伝えしてあると思いますが~』と言われ運んでもらえないということになります。

ここでトラブルになり兼ねないやり取りが1つあります。
それは、「IKEA家具以外でも解体が引越業者さんでは困難な家具メーカーもある」ということです。
その場合、電話のヒアリングで『IKEA家具は無いです』と答えていれば、現地で当日もめてしまいます。

しかし、現地のスタッフさんにクレームを言えば、その後の作業の空気にも影響しますし、上記のようなメーカーはごく1部で、基本引越業者さんは【運べない家具】=【IKEA家具】という認識になりますので、メーカーがどうだとか、言った言わないなどの不毛なやり取りをしている時間は惜しい。

ですので、
・どうすれば運んでもらえるのか?
・今日は無理なのか?
・解体は自分たちで何とかするから待ってもらえるのか?
など前向きな対処法を相談しましょう。

全く運べないのか?引越業者さんの作業中に解体できれば運べるのか?

引越しには段取りがあり、積込の順番なども決まっています。
順番は大概、段ボール小物類をはじめに、大型家具家電はできる限りあとの方に積み込むことが多いので、今回問題になる家具の積み込みは中盤~後半戦に始まります。
そのため、当日スタッフさんが家具を触りだすのもそのタイミングになることが多く、当日運べる運べない問題が判明するのもある程度作業が進んだタイミングになる可能性が高いです。
様々な判断を迫られるリミットはとても短くなってしまいます。

そのため、スタッフさんに確認する内容を簡潔にまとめる必要があります。
まとめると、以下の4点です。

(1)全く取り扱ってもらえないのか?
(2)そのままでは運んでもらえそうにないのか?
(3)自身で解体できるのであれば、搬出作業中に解体すれば運んでもらえるのか?
(4)(営業さんの見落としによる当日断念であれば)後日解体しておくので家具だけを運んでもらえるのか?その場合の費用は?

以上を確認しておくことが大切になります。

引越し当日の搬出入予定時間は?

引越し当日は時間指定便の場合もあり、AM/PM指定やフリー便などもあります。
当日の搬出入予定時間によって、解体が搬出作業中に終わることが出来るのかなどの段取りを決める際に重要な条件となってきます。

搬出日と搬入日が異なる場合や、遠方への引越しの場合は何としてでも解体の方法を考え実行し、積み込んでもらわなければ新居に家具が持っていけない可能性が高まります。

当日のスタッフさんに家具の取扱いを断られた際にまず『何時までにすべて出し終わりますか?』ということは聞いておきましょう。

引越業者さんが解体業者を手配できるのか?

可能性は低いのですが、引越業者さんの中には施工業者と提携されている会社もあります。
当日、引越し搬出作業中に呼んで解体してもらってという作業を依頼できることは難しいかもしれませんが、1度聞いてみるという方法もアリです。

提携施工業者を持っている引越業者さんは、訪問見積もり時に【IKEAらしき家具】を発見した時点で、提携業者を手配した見積もりを作成するはずなので、この方法はあまり現実的ではないかもしれませんが、使える選択肢は全て活用しましょう。

吊り作業でも搬出入が不可なのか?

条件がとても絞られる作業にはなりますが、大型家具の搬出の際に吊り下げ作業を行う場合もあります。
しかし、IKEA家具の場合、そもそも完成形で運ぶことに対しても躊躇される引越業者さんが多いため、【吊り下げ】という通常よりもリスクの高い作業を受けてくれる業者さんは少ないのではと思われます。

どうやっても運べないと言われたら

当日の引越しスタッフさんに、どうやっても運ぶことが出来ないと言われてしまった場合、次に考えなければいけないことがワンサカ出てきますので迅速な判断をしていきましょう。

新居へその家具を持っていくのか?

はじめに断られてしまった家具を、何としてでも新居へ持っていきたいのか?また持って行く必要があるのか?
まずその方針を決めないと先には進みませんので、引越業者さんが搬出をしたりでバタバタしているところではありますが、速やかに判断する必要があります。

持っていく場合

いざ持っていくと決めたのであれば、その方法を考えなければいけません。
すでに引越業者さんには断られてしまったという前提になりますので
・どうやって?誰が解体するのか
・どうやって?誰が?運ぶのか
・いつ作業ができるのか?
など判断を迫られる内容はたくさんあります。

引越業者さんの搬出作業中にご自身で解体できるのか?

ご自身で解体作業をされるという方は、引越業者さんの搬出作業があとどれくらいかかるのか?
それによって解体にかかる時間を逆算し、解体さえ終わることが出来れば引越業者さんに運んでもらうことが出来るかもしれません。

捨てる場合

持っていかないことを選択された場合でも、解体作業は必要になります。
家具を捨てる場合、マンションなどの集合住宅にお住まいの方であれば、集積所などにおいておけばいいという場合は問題ないのですが、共用の集積所が無い場合捨てる方法も考える必要があります。

1番安く済む方法は
・自分で解体して市町村の大型ゴミとして収集を依頼する
この場合、解体も収集の指定場所への搬出も自分で行う必要があります

その他には
・民間の廃棄引取り業者に連絡し引き取ってもらう
この場合、解体もセットで依頼することができ、搬出もする必要がありません。

退去日などのスケジュール再確認

引越し当日に運んでもらえないとなった場合、物件の退去日までには搬出だけでも終わらせておく必要があります。
引越し日を退去日にされている方は少ないと思いますので、若干の日程に余裕ができた中で解体/運搬の日程を休日と退去日を照らし合わせて決めましょう。

引越し後日に自身で持っていく方法を考える

当日に新居へ引越業者さんによって持っていくことが出来ないとなった場合、何としてでも家具を持っていくとなれば、ご自身での作業が必要となります。
しかし持っていくとなった場合においても、確認をしておかなければならない点がいくつかございます。
(1)ご自身で解体/再組立作業ができるのか
(2)持っていく手段(車両など)はあるのか
によって対応が変わってきます。

ご自身で解体/再組立できる場合

まず前提として、解体を行う必要がある家具は基本大型のものになりますので、IKEA家具解体/再組立専門にサービスを行っている弊社が実際に作業中に気を付けている注意事項をお伝えしていきたいと思います。
解体時のコツなどについては別ブログにてご紹介させていただいておりますので、ご参考ください。

スペースの確保

ご自身で解体/再組立を行うことが出来る方ということは恐らく新居へ移動する予定の家具を購入時に組み立てたことがある方が多いと思いますので、組み立て時を思い出してください。
収納家具の場合、たかさ2mを超えるような商品でも解体する際に1番効率が良いのは寝かせてしまう事です。

IKEA収納家具の多くは、背板を釘で固定されています。
解体する際には、その釘も抜く必要が出てくるので、背面を上にして寝かせるスペースが必要となり、例としてPAXワードローブの場合(フレームサイズ200cm×100cmの場合)家具の大きさに加え周囲50cmづつくらいを空けていたほうが効率が良いでしょう。

スペースが無いと解体ができない訳ではありませんが、とても高度な技術を必要とするので、解体時のリスクが上がってしまい新居へ持っていくために苦労して作業しているのに作業中に家具を破損してしまっては『なんて日だ!!』となってしまいますのであまりお勧めではありません。

床壁の養生

ご自身で解体/再組立をされる方は、大きく分けて2つの理由からその方法を選ばれたと思います。
・引越業者さんに断られて仕方なく(業者も探していない)。
・少しでも引越し時にかかる費用を抑えるため。
特に2つ目の理由で解体/再組立を行っている方にとってリスクとして考えておくことは、「もしも解体中に家屋を破損してしまったらどうする?」という点です。

家具を破損してしまっても、買い替えという方法を取ることはできますが家屋を破損してしまった場合、どれくらいの費用を請求されるか見当もつきません。

(例)部分張替えが難しく12畳のリビングの張替えを行う場合
・化粧シート系フローリング材:¥120000
・張替え:12畳 ¥90000
・既存フローリング撤去処分費用:¥30000
・コーティングが必要な場合:¥65000
全面張替えという条件になるので結構請求されたとしての金額ですが『マジですか???』と声に出してしまいそうなほどの衝撃の出費となってしまいます。

そのため、解体時に一番気を付けていただきたいこと【家屋の破損を防ぐ!】ということ。
カグッコシ!ではキルティングマットと言われる布地(エアコン業者さんなども脚立を立てる際に使用しているので見たことある方も多いのでは?)を作業スペースに敷き詰めて解体も再組立も行います。

解体後のパーツ取扱い

解体が無事終了しても、気を抜かないでください。
必ずやらなければいけないこと!、それは全てのパーツを集めきることです。
解体時に取り外したネジ類を、都度都度集めていれば問題ないのですが解体に集中していると取り忘れてしまいがちです。

またせっかく養生した養生材の下にネジが潜り込んだことを気づかずに踏んでしまって床にキズがついてしまうなど起こりえることなので、解体中でもパーツは1か所に集めるようにしましょう。
細かいパーツは袋に入れたり、段ボールにまとめておくとよいでしょう。

また大型のパーツに関しては、引越業者さんが運びやすいように梱包してくださると思いますので、わかりやすくまとめておきましょう。

ご自身で解体/再組立できない場合

専門業者を探す必要があります。
しかしその際に注意しておきたいことをまとめておきます。

【業者選びのポイントその1】料金について確認する

様々な業者がそれぞれの料金体系で行っています。
例えば便利屋さんなどでは1h¥○○○○、1名追加で¥〇〇〇〇など。
その他商品金額ベースで%による料金設定であったり設定方法は様々です。

カグッコシ!では家具ジャンル別に料金設定をしています。
各メリット・デメリットはありますが、ここでは省かせていただきます。
詳しく比較を知りたいという方はLINE@相談窓口までご連絡いただければと思います。

【業者選びのポイントその2】実績を確認する

【組立式家具】の「訪問組立サービス」を行っている会社はネットで探すと結構出てきますが、【解体/再組立】を行っている会社となるとなかなか見つかりません。
見つかっても本業は別にあって、オプションの1つとして解体/再組立を行っている会社など。

【業者選びのポイントその3】よくあるトラブル

・解体はしてもらえたけど、組立はできません、料金はいりませんと言われ放置された
・解体も組立もしてもらえたが、翌日から異音がするようになった
・組立してもらって1週間で扉が開かなくなった
SNSで【IKEA 引越し トラブル】などと入力すると出るわ出るわの経験談の嵐。

理由としてはIKEA家具に精通していないとわからない注意点を疎かにしたまま作業を進めていることです。

例えば、見ただけで商品名がわかることや、解体時このネジは外してこのネジはつけっぱなしでもよいなどの判断を付けることが必要ですが、便利屋さんなどではIKEA家具の解体を専門に行っているわけではないので、来られたスタッフさんによってはその判断が難しいこともあるでしょう。

チョット家具の知識がある方のほうが陥ってしまう罠で、解体さえできれば組立もできるだろうと簡単に挑んで失敗してしまったり、破損してしまったり、最悪の場合お客様宅のIKEA家具がすでに廃盤商品だったり、、、
ネットを使用してHPを見て、いろいろの条件に合った(料金など)業者選びをされると思いますが、1番のポイントはその業者がどれだけ専門的にIKEA家具の解体/再組立を行ってきたかを比較してください。

カグッコシ!は?

カグッコシ!はIKEA家具の組立を何万件もお伺いしている、IKEA家具構造を熟知した専門スタッフ集団です。
他の業者さんとの違いといえば

①説明書なんていりません

IKEA家具は組立説明書はHPからダウンロードできますが、解体説明書はネットのどこを探しても見つかりません。
実は解体ってやみくもにネジを外して、パーツを分割していけばいいわけではないのです。

強い部分、弱い部分もありますので、外したほうがいいパーツ、外さないほうがいいパーツを寄り分けていく必要があり、それは知識と経験でのみ判断できることです。

数多くIKEA家具を触っているカグッコシ!スタッフにとって、IKEA家具の解体/再組立作業時に説明書は特に必要としません。

②交換パーツをたくさんストックしています

カグッコシ!では解体時に破損しているパーツがあれば、再組立時に新しいパーツに交換することで、新居でも永く安心してお使いいただけるよう組み上げていきます。

③弱っている個所を瞬時に見つけ補強することでカグッコシ!の再組立でさらに長持ち

カグッコシ!では解体時に破損しているパーツを交換するだけではなく、ネジ穴が広がっているなどの交換不可のパーツが傷んでいる場合でも、お客様と相談の上で補強し安心してお使いいただけるよう対応しています。

④アフターフォローも万全

カグッコシ!で作業させていただきましたお客様は、ご使用時しているうちに扉がゆがんできた、引出が動きにくいなどの症状が出た場合、ご連絡いただきLINEなどに当該写真をお送りいただければ適切に対処法をお伝えし、ご希望があればお伺いし調整させていただきます(内容によって料金を頂戴する場合がございます)。

⑤業界唯一の専門業者なのでIKEA家具引越しのノウハウがどんどん溜まっています

【IKEA家具の引越サポートサービス】を専門で生業としている企業はカグッコシ!以外にないこともあり、多くのご依頼をいただいていることで通常の新規組立に加え、解体/再組立についてのノウハウもどの他社よりも蓄積しており、安心してご依頼いただけます。

『弊社に解体/再組立できないIKEA家具はありません』と断言できる業者はカグッコシ!くらいではないでしょうか?

ご自身で運べる場合

ご自身にて運ぶ場合に注意しておくことは
・家具の梱包
運ぶ際に支障がありそうな部品はできるだけ外しておいたほうが良いでしょう。
・部品をまとめる
特に小さなネジ類などは解体時より注意してまとめておきましょう。
・搬出入時の家屋に対する注意
解体時にせっかく養生しながら作業をしたのに、搬出入時にキズを付けてしまっては元も子もありません。

ご自身で運べない場合

解体したIKEA家具は、新しく購入した時とさほど変わらないくらいまで圧縮できるので、引越業者さんの家財パックなどを利用する方法もありますが、赤帽さんのような軽貨物運送業者さんに頼んだほうがお得な場合もありますので、お問合せ時に正確に寸法を伝えることが大事です。

まとめ

このブログをご覧の方で、実際に『今まさにこの状態なんです』という方はいらっしゃらないのではないかと思います。
恐らく【IKEA 引越し 断られた】などの検索ワードや、当HPのブログタイトルを見られてお越しいただいたのかもしれません。

ですが予習として、書かせていただいた内容をあらかじめ知識として持っていれば、当日に困る前に訪問見積もり/電話見積り時より注意すべき点がいくつもあることを理解していただけたのではないでしょうか?

引越し当日に向けて不安な点がある、またここに書かせていただいた内容以外で引越業者さんとのやり取りの中で気になる内容などございましたら、お気軽にカグッコシ!までご相談ください。
一番便利なLINE@相談窓口/一番早いフリーダイヤル(0120-003-119)/またはお問合せメール窓口をご用意しておりますので、お客様が一番使いやすい窓口をご利用ください。

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