【 DIYで家づくりしました! 】  キッチンが9畳もある「理由」とは!?

「父が家の改装や補修をするのを見て育ったので、自分の家はDIYするのは当たり前」というイタリア出身のLさん。タイルを張ったり、家具を作ったり、家の外壁塗装も家族で行いました。楽しみながら、手をかけてつくり上げたインテリアは、手作り派にとってヒントが満載です。

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こんなものまでDIYで!

パイン材をメインに使った木の家に、アンティーク風の木の家具を合わせたLさん宅のインテリア。ウッドデッキに面した横長のリビングダイニングは、ものをあまり置かずにゆったりと使っています。

そんな部屋の一角にあるのが、こちらの造りつけ収納。木の扉を開けると、奥行き10cmほどの棚の中には、電気やインターネットの配線と機器類が隠してありました。

「配線の目隠し用に自作しました。板を並べただけの扉だけど、鉄の蝶番をつけると、それなりに見栄えがするでしょう」とLさん。板や金具は、近所のホームセンターで調達しています。

玄関ホールの靴棚やハンガーラックは手作り。そしてLさんのDIYは、木材を使った家具だけにとどまりません。

鋳物の薪ストーブを囲むレンガの壁とタイルの炉台も、Lさんが作りました。加工の技術は、すべて独学で身につけたそうです。

薪ストーブのタイルの炉台は、ウッドデッキへの出入口の土間とつなげました。床よりも一段高い炉台はよくありますが、Lさんは、居室の床とフラットになるよう下地を調整。フローリングとタイル床に段差がないので、すっきりと仕上がり、部屋を広く使うことができます。

ものを少なくゆったり暮らせば、子どもも安全

薪ストーブのあるダイニングスペース。玄関とは別に設けた、ウッドデッキに出られる赤
い扉が、シンプルな木の内装にアクセントを加えています。

扉はLさんご夫妻がペイントしました。「ドアは木製なので、簡単にペイントできるんですよ。飽きたら違う色にも塗り直せます」

ものを少なく、すっきり暮らしているので、広々とした床が長男の格好の遊び場に。自然素材をふんだんに使った内装なので、化学物質などの心配がなく、子どもがすこやかに育つ環境といえます。

建築中から作業に参加すれば、お財布にもやさしい

自然豊かな土地に建つLさんの木の家。建築を手がけたのは、ログハウスメーカー「高原都市開発」です。

工事中にLさん自身も現場に入り、外壁やウッドデッキなど外まわりの塗装を行いました。窓枠の白色の塗装は、奥さまの担当。

「工事中に現場にいると、家の構造を知ることができるので、今後修理しなければというときの知識になりました」とLさん。さらに「塗装工事を自分で行ったので、建築費がコストダウンできました!」と喜びの声も。

赤いペイントと茶色い壁でクラッシックな雰囲気に

玄関、ウッドデッキ、勝手口と、3カ所ある出入口のドアは、すべて赤色にペイント。白い枠と組み合わせたので、メリハリが効いています。

「今はカラフルな塗装もありますが、クラッシックなログハウスにしたかったので、壁はベーシックな茶色、ドアに赤で差し色を入れました」。その赤色も、レンガ色がかった落ち着いたカラーです。

キッチンは広くなければ! 業務用コンロを入れた男の厨房

料理が得意なLさんのキッチンは、日本では珍しい大面積の独立タイプ。設計の段階で、キッチンをもっと広くしたいというLさんに「そんなに広くするの?」と奥さまは驚いたそう。

床はタイル張り、コンロは5口もあるハイパワーの業務用。カウンターはイケアのキッチンをLさんの身長に合わせて、底上げして設置しました。

広いキッチンは、夢をかなえるアイテムだった

9畳もあるキッチンは、リビングと隣り合わせに配置。ドアのない出入口とカウンターで、セミオープン風につながっています。

この、ちょっと珍しい間取りにしたのは、Lさんご夫妻に「将来は、ここでお店を開きたい!」という夢があるから。キッチンの広さと充実の設備にも納得です。

カウンターからキッチンを見たところ。お店のオープンに備え、壁は白い防火壁に。写真では見えませんが、ピザ窯を導入するための煙突口も作ってあります。

ちなみにLさん、ピザの本場である母国イタリアでピザ職人の資格を取得済み。将来開くお店は、もちろんピザがイチ押しメニューになる予定です。

玄関の近くにある洗面台は、ここがお店になったときにはお客さんが使う想定。この洗面台もLさんの手作りです。陶器の洗面ボウルを購入し、木製の棚と組み合わせました。何でも自分で作ってしまえるLさん、頼もしいですね。

思いをかなえたクラッシックなログハウス

メインの大きな三角屋根に、玄関ポーチ、ウッドデッキの屋根を組み合わせた、素朴な雰囲気のLさん宅。あらためて全体を見渡すと、このすべての塗装を自分で行ったなんて、すごい!のひと言です。

左奥に見えているのは、Lさんが建てた物置小屋。つまり、目に入るものすべて、Lさん自身が手を加えたものなんです。

古いものが好きなLさんご夫婦にとって理想の家とは、100年経っても堂々と建ち続ける、年を経ることが価値になる家。家を建てたなら、長く引き継いでいきたいと考えていました。

そこでたどり着いたのが、本物の木を使ったログハウスです。イタリア出身のLさんにとって日本に暮らす心配事のひとつだった地震に対しても、ログハウスの高い耐震性が安心を与えてくれました。

そんな思いの詰まった家だから、自分で手をかけるのが当たり前、というLさん。塗装やタイルの炉台、洗面台などをDIYしたものがいっぱいの住まいはいかがでしたか?

Lさん宅を手がけた「高原都市開発」はモデルプランを各種用意しているほか、Lさん宅のように自由設計にも対応。また、工事の一部に参加するハーフビルドや、ゼロから自分で家を建てるセルフビルドもバックアップしてくれます。




雑誌『キノハス』にLさんの記事が載っています。

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