居心地良すぎて【お客さんが帰らない!? 】北欧通もうなずく癒しの空間とは? ログハウス by キノハス
「ちょっと日常を離れて心の充電をしたい」。そんなとき、雰囲気のいいカフェレストランがあるとうれしいですよね。北欧ファンやムーミンファンなら、きっと気に入るお店を見つけました。インテリアに取り入れたくなる要素が見つかるかもしれませんよ。
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これの名前がわかる人は北欧通!
この木製のコップを見て「ククサ」だとすぐにわかった人は、きっと北欧通でしょう。フィンランドの伝統工芸品で、材料はシラカバのコブ。現地では「贈られると幸せになる」といわれています。
ククサをはじめ、ファブリック類や食器にはフィンランド生まれのアイテムを随所に使っているカフェレストラン&バー「レイキモッキ」。最近、北欧好きやムーミン好きの間で注目されているスポットです。
店内は、壁も床も天井もすべて木づくりのログハウス。さわやかな雰囲気で、まるで森林浴をしているようです。居心地がいいのでついつい長居しがちで、ランチで来店してゆっくりとお茶と会話を楽しみ、その流れで夕食まで食べていくお客さんもいるそう。
ファンにはたまらない食器や店内ディスプレイ
店内で使っている食器は、主にフィンランド製。コーヒーなどは写真のようなマリメッコやアラビアのカラフルなカップで供されます。
アラビアのムーミン柄のカップは種類が豊富。現行品だけでなく、廃盤になったためプレミアムがついたものも、普通に店内で使っているのも人気の秘密かもしれませんね。
店内にはこんなファブリックパネルや人形もディスプレイ。店内を訪れたら、あちこち探してみるのも楽しいでしょう。
料理でも【北欧】を満喫♪
店内では、ミートボールやキノコ、スモークサーモン、ベリーなど北欧らしい食材を取り入れたメニューが楽しめます。写真の左側は、フィンランドの伝統料理「北欧ミートボール」(税別720円)、右側は「スモークサーモンとほうれん草のカルボナーラ」(税別1050円)。
ペットと一緒に楽しめるテラス席も
テラス席はペットの同伴が可能。冬場はビニールカーテンで仕切り、ストーブを焚いているので心地良く感じます。もちろんあたたかい季節には、開放感のあるオープンな空間になります。
テラス席のソファには、マリメッコのクッションが。来店した際には、他にどんなものがどこにあるか、探してみるのも楽しいでしょう。
童話から抜け出してきたようなかわいい小屋
建物の青い部分がレストランの客席部分。この建物は全体が木でできています。その手前にあるのはフィンランドのサウナ小屋で、取材当時は建築中でした(現在は完成)。
サウナ小屋の左にある赤い屋根のかわいい小屋は、店名の由来になった「レイキモッキ」。フィンランドで子供の自立を促すために使う離れです。現地からパーツを取り寄せて組み立てました。童話から抜け出してきたような雰囲気に、子どもはもちろん、大人だって気分が上がっちゃいますよね。
店内に入ると、壁の厚みに気づく人もいるかもしれません。結構分厚くて、中まで無垢の木が詰まっていますよね。この建物は板張りではなく、13.4×18cmの角ログ材を何段も積み上げて造ったログハウスなんです。
ちなみにこの写真、よ~く見るとムーミンに登場するキャラクターの家になっています。細かい所まで演出されているので、ファンはうれしくなってしまいますよね。
実はこの建物、単なる飲食店ではありません。ログハウスなどの木造住宅を手がける「Feelログハウス」が建てた展示場なんです。
1階の「レイキモッキ」は、カフェレストラン&バーとしてだけでなく、飲食店を開業したいオーナーのためのモデルハウスも兼ねています。希望すれば、厨房や客席のプランニングはもちろん、開業や経営についても相談できるんですよ。もちろん、飲食だけの利用もできるし、そちらの方がメインの客層なのでご安心を。
吹き抜けは開放感たっぷり!
この建物は、「レイキモッキ」以外にも見所があります。建物全体は3階建てで、そのうちの2階と3階の一部が、戸建て住宅のモデルハウスになっているんです。
ご覧の通り、どーんと高くて気持ちいいい吹き抜けも体験できます。実際の2階がプラン上の「1階」に、実際の3階がプラン上の「2階」に相当。「2階」の上に、さらにロフトがあることを考えると、この建物がとても大きいことがわかりますよね。
プラン上の「2階」(実際には3階)には、広々とした気持ちいい寝室が。ベッドカバーにはマリメッコのウニッコ柄を採用して、北欧テイストでまとめています。
また、「2階」にはこのほか、吹き抜けに面したオープンなサブリビングもあります。
3階にはこんなユニークなものまで?
3階は賃貸用のモデルルーム。ログハウスのアパート建築を検討する大家さん向けという、珍しいモデルルームです。
若夫婦向けの1DKモデルと、単身者用の1Kモデルの2住戸があり、どちらもロフトつきです。
街中で森林浴気分が味わえる!?
この建物全体の名前は、「フィール入間複合展示場」。何と、日本で初めての3階建てログハウスで、壁の高さは9m以上あります。
法律で認められているログハウスの階数は、総2階建てまで。これまでに前例がない3階建てを造るために実験や計算を繰り返し、さまざまな面から安全性を確認したうえで建築に踏み切ったそうです。
フィンランドのテイストを満喫できるレストランや、木をふんだんに使ったモデルルーム、いかがでしたか。ログハウスでできているなんて、驚いたのでは。
この展示場が呼び水になって、これから3階建てログハウスの公共施設や集合住宅が増えていくかも。街中のあちこちで。気軽に森林浴気分が味わえるようになるといいですよね。
雑誌『キノハス』に「レイキモッキ」の記事が載っています。
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