【必見】トイレを安全で使いやすくする11のポイント!

家族に介護が必要になった時、多くの人が直面するのがトイレの問題です。介護を始めると、トイレの広さが不十分、ドアが開けにくい、段差があるなど、今まで気にならなかったところに使いづらさを感じるケースが増えると言われています。トイレを安全で使いやすくするには、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか?大切な11のポイントについてまとめてみました。

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1.トイレ室内を広くする

立ったり座ったり、洋服を下ろしたりと、高齢者にとってトイレでの動作はいろいろな負担を生じるものです。
介助が必要な場合は二人一緒にトイレに入らなければなりませんが、この時に大きな問題になるのが室内の広さです。

便器の正面や左右に介助スペースがあると、お互いの動作が非常にスムーズになります。
理想とされている広さは1.25坪~1.5坪ほど。
トイレのリフォームをする機会があったら、将来を見越して、スペースを広めにとっておくのもいいですね。

2.扉は引き戸タイプもしくは外開き

トイレの扉が内開きのお宅では、万が一家族が中で倒れてしまった時に、外から開けづらくなるというデメリットがあります。
また、介助のために二人でトイレに入る時にも、内開きの扉は動作の妨げになります。

そこで、トイレの扉はできるだけ引き戸タイプに換えることがおすすめです。
引き戸が設置できない場合は、外開きのドアに換えるだけでも大きく違います。

3.出入り口はフラットに段差なく

要介護度が進むと、車椅子での移動が必要になる方も多くいます。
トイレも車椅子のまま入室できるとかなり楽になりますよね。

このような時に問題になるのが、出入り口の段差です。
リフォームをする場合は、出入り口の段差の解消も必ずプランに入れましょう。
また、出入り口の幅を1メートル以上確保できれば、さらに使いやすくなります。

車椅子にならなくても、高齢になるとちょっとの段差でもつまずくことがあるので、なるべくなくしておいたほうがいいでしょう。

4.便器は足腰への負担が軽い洋式に

和式の便器を使う時には、洋式よりもはるかに足腰への負担がかかります。
高齢者の方にとってはかなり使いづらく、また転倒などの危険もあるため、洋式の便器に取り替えるようにしましょう。

5.床材は滑りにくいものを

どの室内においてもそうですが、転倒防止のために床材は滑りにくい素材を選ぶことが大切です。
トイレの場合は、塩化ビニール樹脂性のクッションフロアがおすすめ。
表面に凹凸があるので滑りにくく、掃除がしやすいというメリットもあります。

床材を変えるのが難しい場合は、滑り止め機能付きのマットを敷くと良いでしょう。

6.手すりを設置する

介助を必要とする高齢者の方でも、できるだけ自分の力でトイレを利用できることが理想的です。
そのため、動作を助ける手すりの設置は必須と言えるでしょう。

トイレ内の手すりは、立ち座りの動きを一連の流れでサポートできるよう、L字型に設置することがおすすめです。
また、背もたれやひじ掛けがあると、座った時に姿勢を楽に保てます。

7.照明は足元が見える明るさのものを

意外と見落としがちなのが、照明の明るさです。
高齢者がトイレを利用する場合は、足元まではっきり見えるくらいの明るさがあると安心です。
照明が薄暗いと転倒の原因になることもあるため、十分注意しましょう。

8.手洗い器があると便利

トイレタンク上の手洗いは、高齢者や子供の手が届かないケースが多く見受けられます。
そのため、手洗い器を別に設置するというのも一つのアイディアです。

また、手洗い器のカウンターは手すり代わりにもなるので、高齢者の方の手助けにつながりますね。

9.できればトイレの場所は寝室の近くに

要介護者にとって、寝室からトイレへの移動は大きな負担になりかねません。
トイレが間に合わない、移動中に転倒してしまったなどのトラブルを避けるためにも、できればトイレと寝室の距離は近い方が望ましいでしょう。

10.ヒートショック防止の対策を

浴室や洗面所と同様に、トイレの室内も急激な温度差によるヒートショックの危険があります。
人感センサー付きのヒーターを足元に設置したり、温水洗浄便座に取り替えるといった対策で、ヒートショックの防止に努めましょう。

11.緊急呼び出しボタンもあるといい

また、トイレ内で急に具合が悪くなった時などに備え、室内に緊急コールボタンを設置しておくと安心です。

大切なご家族が安心してトイレを利用できるように、前もって準備しておけることはたくさんあります。
また、介護が必要になってからでも、ポイントを押さえたリフォームを行うことは可能です。

今回ご紹介した点を参考に、安心・安全なトイレ作りを計画されてみてはいかがでしょうか?

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