【光渓の家】  家の中央を貫く光

建物の中央に半外部空間を貫いて
内部に光と広がりを導き入れることで
内外の一体となった広がりのある住空間をめざしました。

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 敷地は西側で大きな通りに面しています。その道路の騒音や埃を防ぐため、南東の庭を囲み込むように、建物をL型に配置しました。暗くなりがちなLの交差部をはじめ、内部に明るさと広がりを導き入れるために、L型平面の中央に半外部空間を貫通させて、Lを大小2つのブロックに分割しました。さらに、その上部にトップライトを通すことで、光の帯が、建物を貫 く構成にしました。

1階はエントランス及び階段をこの中央部に配置しました。入口を入ると、上からの光が、左右を壁で挟まれた渓状の空間を明るく照らし出します。

1階から階段を経て続く 明るい渓状空間は、2階では、ガラス屋根付きのデッキテラスとなり、隣接する居間と連なることで、開放感のある住空間を展開しました。

外観は、グレーの寡黙な壁面の中央に、開口を一つ空け、ガラス越しに内部の光渓空間が予感される構成にしています。


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photograph KAROKU KATO

Photo by 加藤嘉六
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東京の建築家です。「人間の内面と呼応する建築空間」をテーマに、設計活動を行っています。住宅においては、建主の夢や希望を出発点に、住み手の内面が豊かに育まれるよう…

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