セキュリティデザインを楽しむ-3   ■巣の構造と現代社会

住宅においても防犯は、防雨防風同様、必須の条件となりつつあります。防犯は犯人との「知恵比べ」。積極的に防犯を受け止め、楽しみながら家づくりに生かしていきましょう。

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■ 巣の構造と現代社会
 さて前回は、「自分の情報は相手に見せずに、敵の情報を知る」ということがセキュリティの原則だとお伝えしましたが、このことと現代社会を重ね合わせると、私たちは、はなはだ危うい状況におやかれていることに気づきます。
 インターネットでの容易な情報収集や個人情報の漏洩など、今や自分の情報を守ることが難しくなっています。逆に予想を覆す犯罪手口や動機のない犯行など、敵を予測することは困難です。セキュリティ意識の高まりは、社会の深層構造の変化と結びついているのです。しかし敵の姿が見えにくいからといって、ひたすら防御するだけでは動物にも劣るセキュリティ対策といわねばなりません。住宅に侵入する犯罪者の姿をまずは見つめてみたいと思います。(つづく)

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東京の建築家です。「人間の内面と呼応する建築空間」をテーマに、設計活動を行っています。住宅においては、建主の夢や希望を出発点に、住み手の内面が豊かに育まれるよう…

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