収納兼服かけを作ってみた!

つい散らばってしまう服をかけておく場所が欲しいと思い、適当に物を置いていた部屋の隅に、服かけを作ってみました!
色々作りたいものがあるので、今後のことも考えて塗装と加工の練習を兼ねてます。

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徐々に本格DIYをしていくための一歩!
塗装と木材加工の練習を兼ねて
今回は、ほんのわずかな時間しか着ていない服などをかけておくものを作りました。

作業にいっぱいいっぱいで、あまり写真がとれなかったのですが…思い出しながら書いてみます!



使った材料:
丸棒×1
90cmの木材×4
※端から7.5cmの所に丸棒の径で穴あけ(加工は依頼)
棚を支える角材×2
長さが[丸棒の長さ-90cm木材の厚さ]の板材×4
ネジ×4
細い釘(すのことかに使うやつ)×16
ヴィンテージワックス(ウォルナット)
ウレタンニス(クリア)

===============================

まずは、90cm木材を加工します!
完成品写真から持ってきますが。。

ココ!
この部分を作ります。


どう作ろうかな。。。と考えていたときに、クロスする部分で単純に木材を重ねただけでは、下の部分の収納棚がつけづらいことに気づきました。

右が、上から見た図です。
脚になる木材の厚み分、差が生まれます。
下部に棚をつけようとするとその差分を考えないといけなくなるので、面倒な加工が増えてしまいます。

で、どうすることにしたかというと
「どうせ面倒な加工になるのなら、噂の相欠きとかいう技をやってみればいいじゃないか!なんかかっこいいし!」
…といういたくミーハーな発想で
斜めに相欠きして組み合わせることで、棚をつける部分の幅を均一にすることにしました。


まぁ結論からいうと これが今回いちばんの地獄だったんですけどね…(笑)


相欠きとは
ふたつの木材を少しずつ削りとって合わせること
です。
大抵は十字に組み合わせるのですが、今回は斜めに組み合わせます。

1.合わせる位置を決めて印つけ
2.印をつけたところに、木材の厚み半分までのこぎりで切り込みを入れる
3.木材ひとつにつき二ヶ所に切れ込みが入るので、その間を厚み半分まで削り取る

という作業になります。

印をつけたところに切り込みを入れて…

全部を削るのは辛いので、厚み半分になるところを彫ります。
本来はノミでトンテンやるところなのですが、うちにはそんなちゃんとしたものはありません!w
なので、小学校時代に使っていた彫刻刀の平刃を当て、トンカチでコンコンと叩いて彫りました。

あまり写真がなくて申し訳ないのですが…
コンコンと削り続けて、ノコギリで入れた切り込みに到達すると、パキッといい音がして塊で取れます!

↓これが取れた後の図

…これはそのあと削ってる最中の写真ですね(^^;
どうやら取れた瞬間のは撮ってなかったようです。。。

割っただけの状態なので、ここからは地道に削ります。
どうせ噛み合わせて見えなくなるところなのですが、あんまりでこぼこだと組み合わせられません。
なので、少しずつ削って平らにします。
良さそうかな?と思ったら組み合わせてみて、うまく噛み合わなかったところをまた削って。。の繰り返しです。

そうしてなんとか出来上がり、脚の片方はきれいに組合わさりました!
…が、残念ながらもう片方はノコギリで入れた切り込みがよろしくなかったようで、組み合わせられるものの固定されずにぐらぐらに。。

はい、諦めました!

ちょっと写真だとわかりづらいかもしれないですが、きれいに組み合わせるのは諦め、滑らかに削ってしまいました(笑)
目的は脚の厚みを一本分にすることなので、もう無理しない!

ただまぁ、頑張ったので、成功した方はそのままです。
見た目に差が出ますが、まぁそれもDIYならではだし。。(言い訳



さて、ここまできたら塗装です。

今回はちゃんとした塗料を買ってきました。
ヴィンテージワックスです!

紙やすりである程度削り、色がのりやすくします。
そして固めのブラシでワックスを伸ばします。



before

after

すごいっ!!
木目がめちゃ綺麗。

こんなになるんですねぇ~~~

さすが、100均ニスとは違う。
そして、24時間放置。

…知らなかった、ワックスって少しおいたらすぐ拭き取るものなのね。

いくら放置しても、触って色がつくので
困って調べたらどうやら拭き取るものらしい、とそこではじめて知りました。

しかし同じようなことをしてしまった人もやはりいるようで。。
色々調べた挙げ句、ウレタンニスで覆うことにしました!

本当は丸一週間放置したら、触っても色がつかなくなったのですけど、擦ると色落ちするのでやっぱりだめみたいです(^^;

そして再塗装。


服をかける部分だけは、しっかり塗膜を張りたいので、四度塗りします。
他は二度塗り。

左:一度塗り 右:ウレタンニスなし

左:二度塗り 右:一度塗り

四度塗り

もうここまで来るとつやっつや!!
触っても滑らかすぎて、木材っぽくない感触です。

そして乾燥。
今度は早い!でも念のため、また一週間放置しました(笑)



やっとやっと、組み立てフェーズです。
ここまでくればもうあとわずか。

まずは、収納棚部分を作ります。
バラバラなのを組み合わせるよりも、塊にしてしまった方がやり易そうなので…

あとで脚と合わせるときにネジでちゃんと止められるように、すのこ状にする際、ほんのちょっと角から離して釘で止めます。

棚完了!
しっかりすのこっぽい出来になりました。
(写真撮り忘れにつき、位置合わせたときのです。。(^^;)

お次は、脚を組み立てます。
まずはきちんと組合せできた方を合わせ、すのこと繋げます。
固定がちょっと難しかったのですが、壁に脚を当て、すのこを垂直にたててネジ止め。



そして服をかける丸棒を差し込。。めません!!!

ジャストサイズで穴あけしてもらって、家で確認したときもぴったりだったのに。。

( ゚д゚)ハッ!!
ウレタンニスの分か!!!

ワックスは染み込み系なので、木のサイズはそんなに変わらないはず。
後から追加したウレタンニスが原因ですね。。

しょうがないので、穴に通せるよう、ウレタンニスを一部剥がします。

外から合わせた脚の厚みに合わせ、カッターで剥がしたいところの境目までカット。
四度塗りしたことで塗膜がしっかりしてるので、ぺりぺり剥がします。

きれいに剥がれました!

この部分を、脚に取り付けます。
ぴったりサイズなので、ぐりぐりと回しながら取り付け。

ぴったりはまりましたー!

丸棒にもう片方の脚をつけてから、棚部分と繋げます。

完成!!!!

ちなみにこんな風に使います。

着手から三週間、やっと出来ました!
ちゃんとやれば、ほんとはそんなにかからない工程な気がするけどw

でも、イメージ通りのものになって大満足です!
いちばん辛かったのは削りですが…
ワックスは拭き取るものだっていうのも学んだし、加工ミスってもなんとかごまかせなくはなかったし
総じてよかったなぁと思います!

次は工作用品の収納ボックスかなー。


最後まで長文読んでいただき、ありがとうございます!!

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もの作りが大好きな会社員です。特に模様替えやDIYが好きで色々と思い付くことはありますが、構想が固まるまでかなり時間がかかります。最近引っ越したので、ちょっとず…

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