クリーニングでも完全なシミ抜きは無理?家庭でもできる、シミ抜き方法。

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クリーニングで完全なシミ抜きは可能?家庭でできる方法も紹介

お気に入りの衣類についたシミが取れず、困った経験はないだろうか。シミの原因や衣類の素材によってシミの取れ方に差が生じる。自宅でシミ抜きをすることも可能だが、素材を傷める心配がないのでクリーニングに出してプロにシミ抜きをしてもらうのがおすすめだ。今回はシミ抜きについて解説しよう。

1. クリーニングに出す前に!インク汚れは家庭でシミ抜き可能

ペンやマジックのインクが衣類にうっかりついてしまった、そんな経験はないだろうか。明日必要な服だとクリーニングに出している余裕はない。そんなときは自分でできるところまでシミ抜きをしてみよう。

水性インクは付いてすぐなら落ちる可能性大!

水性インクは台所用中性洗剤で落とすことができる。

(用意するもの)
・台所用中性洗剤
・綿棒
・汚れてもよいタオル

(作業手順)
1.インクが付いた衣類をタオルに乗せる。
2.シミ部分に中性洗剤を少し垂らす。
3.綿棒またはタオルでシミ部分をたたき、インクを溶かし出す。
4.衣類を洗濯する。

油性インクのシミ抜き方法

水性インクと比べ、落としにくい油性インクのシミ抜き方法を紹介しよう。

(用意するもの)
・消毒用エタノール、または除光液(プピレングリコール類を含むもの)
・無地の布切れ
・無地のビニール

(事前準備)
・衣類のきれいな部分に消毒用エタノールを少し付ける。生地が傷んだり色が変色したりしていないかを確認する。
・作業する場所に無地のビニールを敷く。
・換気をしながら行う。

(作業手順)
1.インクの付いた部分を下向きにし、その下に布切れをあてる。消毒用エタノールを、シミ抜きしたい部分の裏側から少しかける。
2.かけた部分を布切れでたたく。シミになったインクが溶け、布切れにしみ出てくる。
3.上記の1、2を繰り返し、インクがしみ出さなくなるまで続ける。
4.シミ抜きができたら洗濯をする。

注意点

・アルコールや除光液を使うため、火気には十分気を付ける。
・必ず換気をする。
・色もの、柄ものの衣類は、生地の色が落ちたりはげたりする可能性がある。
・本革やビニールレザーへのインク付着は、染まってしまっているため落とすことができない。
・当て布ができないもののシミ抜きには適さない。

不要な布切れや消毒用アルコールは簡単に手に入るため、すぐに試すことが可能だ。早急にシミを落としたい場合や、自分でチャレンジしてみようという人は、クリーニングに出す前に試してみよう。

2. シルクはクリーニングに任せた方がいい理由

おしゃれ着としてよく使用される素材のシルクは、外食するときや人と会うときに着ていく人も多いだろう。着物やスカーフ、ネクタイにも使用されているシルクは高級素材であり、汚れの付着には気を張るものだ。

いざ着ようとしたときに袖や襟部分が黄色くシミになっていたり、使用中に汚してシミになっていたりすることがあるだろう。シルクは水に弱く繊細であるため、基本的に洗濯は不可である。ただし洗濯表示に水洗い不可のマークがない場合、自宅で手洗いが可能だ。手洗いしてもシミが落ちない場合は、クリーニングに出すのがおすすめである。家庭でシミ抜きをすると、シルクを傷めてしまう可能性が高い。

家庭でシルクのシミ抜きをする方法

ほんの少しの汚れだからクリーニングへ出すほどではない。自分でシミ抜きをやってみたい。そんな人に、自分でできるシルクのシミ抜き方法を紹介する。ただし、シルクのシミ抜きは慎重に進めなければならないことを忘れないでほしい。

(用意するもの)
・洗濯用中性洗剤
・洗濯ネット
・汚れてもよいタオル
・洗面器

(事前準備)
・ぬらしたタオルに洗剤を含ませ、シルクの汚れがない部分にあてる。目立たない場所がよい。タオルに素材の色が付かないかどうか確認する。

(作業手順)
1.洗面器にぬるめの水を入れ、中性洗剤を少量溶かす。
2.シミ抜きしたい部分のみを浸す。つけ置き時間は約5分。
3.洗面器の中で優しく広げ、指で汚れをそっと押す。汚れが溶け出てくる。
4.洗面器の水を入れ替えすすぎを2回行う。
5.洗濯ネットに衣類を入れ、洗濯機で約15秒脱水をする。
6.手で優しくシワを伸ばし、陰干しする。

以上がシルクのシミ抜き方法だ。しかしシルクは扱いが難しく、水洗い不可の表示がなくてもクリーニングへ出すことが望ましい。

3. クリーニングでもシミは取れないことがある?

衣類のシミ抜きは、家庭で行うよりクリーニングへ出した方が手間が省ける。しかし、実はクリーニングでも完全にシミを取れないことがある。実際に仕上がり品を受け取りに行くと、「このシミは取れません」といった札が付いていることがある。

クリーニングでシミが完全に取れないのはどんな時?

・シミができてから長時間経過して黄ばんだもの
・シミが根強く、シミ抜きの際に生地を傷める可能性が高い場合
・漂白処理でないと落とせない場合(生地の色が抜けるリスクがある)

ドライクリーニングが基本

クリーニングで採用されている洗濯方法に、ドライクリーニングがある。これは水を使わず、有機溶剤を用いて行う。水洗いできないものや水に弱いものの汚れを落とすことができ、油脂を溶かすことも可能だ。

しかし親水性がないため、水を使わないと落とせない汚れの除去には向かない。たとえば飲み物や食べ物の汚れ、汗、血液などの汚れが挙げられる。このようなシミは、クリーニングで少しは落とせても完全に取れないことがある。シミをなるべくきれいに落としたい場合は、ウェットクリーニングをお願いするか、シミ抜き専門スタッフがいるクリーニング店を選ぼう。

頑固なシミになる前にクリーニングへ

同じスーツを洗濯せず長期間使用している男性もいるだろう。学生の制服も同様だ。
汗をかいていると感じなくても、ジャケットの襟や袖口には汗や皮脂が付いている。これを放っておくと、黄ばんだシミとなり簡単には取れない。できれば1ヶ月ごとにクリーニングへ出すのがおすすめだ。

結論

衣類のシミは、気付いたら早めに落とすのが鉄則だ。自分でシミ抜きが難しい場合はクリーニング店へ持って行き、プロにお願いしよう。しかし、シミの原因や衣類の素材によっては完全に落とせないケースがあるので注意しよう。

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オリーブオイルをひとまわし編集部

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