トイレの床をタイル張りにしたい。DIYの方法とお手入れのコツ紹介

時間とお金をかけずに、トイレの床を「タイル張り」にしてみませんか? タイルシートなどを使ってDIYする方法を紹介します。タイルにこびりついた頑固な「黄ばみ」や「黒カビ」をすっきり落とす方法も要チェックです!

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タイル張りについて理解を深めよう

トイレのリフォームや模様替えのときに悩むのが「トイレの床をどんな素材にするか」です。

ツルツルとしたタイル張りにする人も多いですが、張り替えをする前に、タイルのメリットとデメリットを知っておきましょう。

メリット・デメリット

タイルには、板床やクッションフロアにはない艶やかさと高級感があります。種類や色のバリエーションが豊富で、タイル床だけで空間の印象を変えることも可能です。

汚れが付きにくく耐水性があるので、モップで水拭きができるのもメリットでしょう。一方で、タイルの目地に汚れが入り込むと汚れがなかなか落ちません。掃除が行き届いていないとカビが発生するケースもあるでしょう。

タイルならではの美観を保つために、手入れと掃除を怠らないことが大切です。

種類によって違いがある

タイルにはさまざまな種類があり、種類によって特徴が異なります。

●磁器タイル:陶器よりも強度が高く、吸水性が低い
●陶器タイル:多孔質で吸水性があり、叩くと鈍い音がする
●せっ器タイル:吸水率が低く、耐候性が高い(外壁に多用)
●セラミックタイル:清掃が楽でメンテナンス性が高い
●フロアタイル:デザインが豊富で張り替えしやすいが、傷が付きやすい
●ストーンタイプ(汚垂れ石):吸水性が低く汚れにくい

水回りのタイルは、素地に釉薬を施した「吸水性が低いもの」がおすすめです。吸水性が高いと水が染み込み、臭いや汚れの原因になりかねません。

以上は素材による分類ですが、色やサイズ、面状などによってもいろいろなタイプに分けられます。

DIYの手順とコツ

トイレは面積が小さいので、場合によっては業者の手を借りずに張り替えができます。DIYの手順とタイルの貼り方のコツを確認しましょう。

※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行うようにしてください。

床材にあわせて下地処理を行う

タイルを貼る前に必ず行う作業が「下地処理」です。元の床材をはがした後、下地の合板やコンクリートに残った接着剤を削り凹凸をなくしていきます。

大きな穴が開いていたときは、「下地処理材」を使って埋めていきましょう。元の床材を剥がさずにタイルを上張りする場合は、ゴミや汚れをしっかりと取り除き、表面が乾燥しているのを確認してから作業に入ります。

タイルを貼る

床の形に合わせて、適当な大きさのタイルを貼り付けていきましょう。

専用の接着剤を伸ばし、上にタイルを並べていくのが基本ですが、近年は、粘着シートが付いているタイルも登場しています。接着剤を使わなくてよいので、作業時間もぐっと短縮できるでしょう。

タイルとタイルの間の隙間を「目地」といい、水回りは「目地を埋める作業」が必要です。ペースト状にした目地材を隙間に入れ、ゴムゴテやスポンジで整えていきます。

目地材が乾いた後は、仕上げの拭き取りをして完成です。

タイル風お手軽リメイクにはシートを活用

タイルの目地埋めは素人ではなかなか難しく、きれいに仕上がらない場合もあります。失敗なく手軽にリメイクをしたいときは、目地材不要の「タイルシート」を使いましょう。

タイルシートは、模様が施された耐水性の高いシートで、はさみで好きな大きさにカットできます。接着剤を使うと剥がすときに大変なので、「貼ってはがせる両面テープ」を使うのがおすすめですよ。

掃除とお手入れも重要

艶やかなタイルのトイレは高級感がありますが、掃除やお手入れを怠ると、ほかの床材よりも汚れが溜まりやすいです。汚れの種類と落とし方のポイントを押さえて、ピカピカのトイレをキープしましょう。

水垢や尿汚れで汚くなりやすい

トイレの汚れで多いのが「水垢」と「尿汚れ」です。とくに、便器の周りは尿や水が飛び散りやすく、放っておくと、頑固な「黄ばみ」になるでしょう。

普段のお掃除では、トイレ用シートなどでさっと拭き取るだけでOKですが、表面がザラザラしていたら要注意です。

このザラザラは、尿の成分が尿石化、または水道水のカルキが結晶化した物質で、力を入れて擦ってもなかなか落ちません。

黄ばみには酸性洗剤を活用

尿や水垢による頑固な汚れには「酸性洗剤」が有効です。一般的に、「アルカリ性の汚れ」には「酸性洗剤」、「酸性の汚れ」には「アルカリ性洗剤」がよく効きます。

タイル床を掃除するときは、まず髪の毛やほこり、トイレットペーパーのくずを掃き掃除で取り除きましょう。次に、食器用スポンジに酸性洗剤を染み込ませ、黄ばんでいる部分を擦り落とします。

洗剤をたっぷり浸したキッチンペーパーを5~10分間乗せておくと、頑固な汚れが落ちやすくなりますよ。目地の細かい部分はいらない歯ブラシで擦りましょう。

最後に水拭きで仕上げればピカピカになります。

黒ずみには酵素系漂白剤が効果的

目地や便器との境目に発生する「黒ずみ」の原因の多くは「カビ」です。黒カビや皮脂、排泄物の汚れは「酸性」なので、「アルカリ性洗剤」を使いましょう。

もし、擦っても落ちない頑固な黒カビがあれば、奥の手として「酵素系漂白剤」が有効です。

酵素系漂白剤を染み込ませたキッチンペーパーを敷き、しばらくの間放置しておきます。スポンジで汚れを落とした後に、濡れた雑巾で拭き取りましょう。

タイルは耐水性がありますが、濡れたままにしておくと傷んでしまう恐れがあります。強い漂白剤を使い続けることがないように、普段からこまめな掃除を心がけたいですね!

タイルの床ならおしゃれで維持も楽ちん

タイルの床をDIYするのは難しく思われますが、タイルシートを使えば簡単に作業ができます。耐水性があり、汚れたらシートでサッと拭き取ればOKなので、掃除時間の短縮にもなるでしょう。

ただし、目地があるタイルは、黒カビや黄ばみがこびりつきやすいのがネックです。こまめなお掃除と手入れで清潔さをキープしましょう。

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