シャワーのみとお風呂のみ、ガス代を安く節約できるのはどっち?

ガス代の節約にはシャワーが効果的という意見もあれば、風呂が効果的という意見もあります。実際のところ、ガス代が安くなるのはどちらでしょうか。実際に料金を比較してみましょう。

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お風呂を沸かすときにかかるガス代

風呂を焚くといっても、夏場と冬場では水温が違いますので、ガス料金は必ずしも同じとは限りません。
とはいえ、風呂場のガス代は家庭でかかるガス代の中で大きな割合を占めています。
そのため、風呂場のガス料金を把握しておくことは、ガス代節約のためにも重要な情報になります。

ここでは、20℃の水200Lを40℃まで温めるという条件で計算していきます。

お風呂1回分のガス代(都市ガスの場合)

都市ガスは業者によって料金は異なっていますが、平均的な従量単価は1㎥当たり150円前後です。
発熱量を1㎥当たり11,000kcalとすると、都市ガスにおけるお風呂1回分のガス代は以下のように計算できます(熱効率は90%とした場合)

都市ガスの場合、お風呂1回にかかるガス代は約49円!

ガス料金には、ガスの従量単価以外に、各月のガス使用量に応じて基本(固定)料金がプラスされるので、実際にはこの計算とは若干の差が出てくるでしょう。
ただ、一般的な都市ガスでお風呂を沸かすときには49円前後のガス代がかかると考えてください。

お風呂1回分のガス代(プロパンガスの場合)

では、プロパンガス(LPガス)の場合のガス代はどうなるのでしょうか。
プロパンガスの㎥メートル当たりの従量単価は平均500円前後と、都市ガスに比べてかなり高くなってしまいます。
ただ、発熱量が1㎥当たり24,000kcalと、都市ガスの2倍超であることもプロパンガスの特徴です。
熱効率が90%の場合の計算式を当てはめてみると、以下のようになります。

プロパンガスの場合、お風呂1回にかかるガス代は約75円!

ガスの従量単価が高い分、プロパンガスの方がガス代は1.5倍ほどの価格になってしまいます。
プロパンガスも業者によって料金が違いますので、この金額はあくまでも目安です。

シャワーとの比較

では、実際にシャワーと比較してみるとどうでしょうか。

シャワー1分当たりに使用する水は10L前後ですので、上記の計算式によってガス代を比較できます。
条件を同じにするために、水道水の温度20℃、シャワーの設定温度40℃として比較してみましょう。
さすがに1分しかシャワーを浴びないという人は少ないでしょうから、10分浴びたものとして計算してみます。

シャワーを使用した場合のガス代(都市ガスの場合)

都市ガスの料金を同じように1㎥メートル当たり150円、熱効率は90%とすると、
シャワー10分間のガス代を求める計算式は、以下のようになります。
20(℃)×100(10Lを10分間使用)×0.9÷11,000×150≒25円
都市ガスの場合、シャワー1回にかかるガス代は25円!
これならばシャワーの方が安いのではないかと思えてくるのも理解できます。

シャワーを使用した場合のガス代(プロパンガスの場合)

プロパンガスの場合も同様に、1㎥当たりの価格を500円、熱効率90%として計算してみます。
20(℃)×50×0.9÷24,000×500≒38円
プロパンガスの場合、シャワー1回にかかるガス代は38円!
こちらも一見、お得に見えますね。しかし、シャワ-を使用したときのガス代には、後述しますが「落とし穴」があるのです。

水道代もあわせたらどっちが安い?

お風呂は焚いてしまえば、
それ以上の水を使いません。
逆に、シャワーは使い続ける限りは水を消費していくことになります。
このため、世帯の人数が違えば料金に変化が出てきます。
ガス代だけではなく水道代もしっかり把握するには、光熱費の節約にとって重要な情報になります。

一人暮らしの場合

シャワーを使用するのは一人だけですから、シャワーの時間を10分と仮定して、風呂とシャワーのガス代を比較してみると、
■都市ガスの場合
お風呂1回にかかるガス代:49円ーシャワー1回にかかるガス代:25円=24円
■プロパンガスの場合
お風呂1回にかかるガス代:75円ーシャワー1回にかかるガス代:38円=37円
それぞれ20円以上もシャワーのほうがガス代が安くなっています。

二人暮らしの場合

シャワーを使用するのは二人になります。
一方、風呂は1度沸かしてしまえば2人で使うことができますね。
シャワーの時間を一人10分と仮定して、風呂とシャワーのガス代を比較してみましょう。
1㎥メートル当たり150円、熱効率は90%として、都市ガスでシャワー20分間使った場合のガス代を求める計算式は、以下のようになります。
20(℃)×200(10Lを20分間使用)×0.9÷11,000×150≒49円
■都市ガスの場合
お風呂1回にかかるガス代:49円ーシャワー2回にかかるガス代:49円=0円
プロパンガスの場合も同様に、1㎥当たりの価格を500円、熱効率90%としてシャワー1回にかかるガス代を計算してみます。
20×200(10Lを20分間使用)×0.9÷24,000×500≒75円
■プロパンガスの場合
お風呂1回にかかるガス代:75円ーシャワー2回にかかるガス代:75円=0円暮らし
二人暮らしの場合、都市ガス・プロパンガスいずれの場合も、風呂とシャワーの電気代はほとんど変わらないようです。

三人暮らしの場合

三人暮らしの場合、シャワーと風呂どちらのガス代がどれくらい安くなるのでしょうか。
シャワーを三人で使用すると、その分だけ使用時間も増加します。
二人暮らしの場合と同様にシャワーの時間を一人10分と仮定して、風呂とシャワーのガス代を比較してみましょう。
1㎥メートル当たり150円、熱効率は90%として、都市ガスでシャワー30分間使った場合のガス代を求める計算式は、以下のようになります。
20×300(10Lを30分間使用)×0.9÷11,000×150≒74円

■都市ガスの場合
シャワー3回にかかるガス代:74円ーお風呂1回にかかるガス代:49円=25円
プロパンガスの場合も同様に、1㎥当たりの価格を500円、熱効率90%としてシャワー3回にかかるガス代を計算してみます。
20×300(10Lを30分間使用)×0.9÷24,000×500≒113円
■プロパンガスの場合
シャワー3回にかかるガス代:113円ーお風呂1回にかかるガス代:75円=38円
ガス代節約のためには、風呂のガス代を下げる努力をすることが大切だとわかりますね。
世帯人数が3人以上の場合、風呂に比べてシャワーは断然高くなってしまうようですね。
後述するお風呂にかかるガス代を節約する方法を是非参考にして下さい!

四人暮らしの場合

シャワーを四人で使用すると、その分だけ使用時間も増加します。
一人当たり10分とすると、4人ならば40分で、400Lの水を使用することになります。
これは上記の200Lのお風呂に入るときの倍の水量です。ガス代もかなりかかってきます。
1~3人暮らしの場合と同様に風呂
・シャワーのそれぞれの場合のガス代を求めると、
1㎥メートル当たり150円、熱効率は90%として、都市ガスでシャワー30分間使った場合のガス代を求める計算式は、以下のようになります。
20×400(10Lを40分間)×0.9÷11,000×150≒98円
■都市ガスの場合
シャワー4回にかかるガス代:98円ーお風呂1回にかかるガス代:49円=49円
プロパンガスの場合も同様に、1㎥当たりの価格を500円、熱効率90%としてシャワー3回にかかるガス代を計算してみます。
20×400(10Lを40分間使用)×0.9÷24,000×500≒150円
■プロパンガスの場合
シャワー4回にかかるガス代:150円-風呂1回にかかるガス代:75円=75円
家族が多ければ多いほど、風呂の方がお得なことがわかります。
しかも10分という数字は割とタイトなほうで、女性だとこれを超える時間、シャワーを使っていることも頻繁にあるでしょう。
そのため、複数人でお住まいの家庭の場合、シャワーの方がガス代がかかる可能性が高いのです。
付け加えると、シャワーの場合は温度を下げるために水を混ぜて調整していますので、水道代は風呂よりもやや高くなります。
四人暮らしの場合、シャワーの方がガス・水道料金の面では不利になりそうです。

お風呂にかかるガス代を節約する方法

世帯の人数が多くなればシャワーがお得ではないことが分かった以上、お風呂のガス代を少しでも下げる工夫をすることで、ガス代の節約になります。
では、どのように節約すればいいのでしょうか。

追い焚きをしない

お風呂がぬるくなると追い焚きをすることもあるでしょうが、200Lの風呂の場合、温度を1℃上げるごとに都市ガスならば約2円、プロパンガスならば約4円のガス代がかかります。
1ヶ月だと100~200円プラスになってしまいますので、追い焚きは控えましょう。

風呂フタを活用する

また、上記の計算はあくまでも風呂を焚くときに熱が逃げないと仮定したものです。
お風呂にフタをすることで以上のような条件に近くなり、ガスの使用料金を抑えることができます。

お風呂を保温する

前述のとおり、追い焚きを繰り返すとガス代は高くなってしまいます。
とはいえ、ぬるいお風呂に入るのもつらいものです。
特に冬場は、ガス代を気にしつつも暖かいお風呂に入りたいという思いから追い焚きをする人も多いと思います。
でも実は、追い焚きせずに暖かいお風呂に入る方法があります。
それはお風呂を保温するという方法です。
追い焚きの代わりにお風呂を保温するようにしましょう。

では、具体的にどのように保温すれば良いのでしょうか。
お風呂の保温に便利なグッズに保温シートがあります。
シートをお風呂の上に浮かべるだけで、保温してくれるという優れものです。
保温シートの価格も安価です。光熱費節約に有効な方法です。

温度を少し下げる

前述の通り、200Lの風呂の温度を1℃上げると、都市ガスならば2円程度が必要になります。
逆に言えば、温度を1℃下げるだけでその分の料金を節約できるのです。
2℃下げれば約5円、継続すると1ヶ月で150円お得になるのです。
特に暑い夏場は、ちょっと温度を下げてガス代を節減するのもいいかもしれませんね。
その他の節約できるコツは下記にも掲載しています。
ガス代の節約は【17の極意】で料金を劇的に下げる!

まとめ

お風呂とシャワー、それぞれにかかるガス代をよく理解すると、ガス代の節約対策ができますね。
日々の疲れを癒やしてくれるお風呂やシャワーを上手に使いながら、光熱費の倹約にも成功すれば、より楽しい暮らしが手に入れられるはずです。
家族のスタイルや季節に合わせて、ぜひ工夫してみてくださいね。

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