賃貸の引越し費用はどれくらい?準備しておくべき最低金額!

引越しをするときに準備しておく費用は、「家賃半年分」「家賃の4.5倍」など、いろいろな説がありますよね。確かに、お金はあるに越したことはないですが、様々な理由で「今すぐ住み替えたい!」と思っている人も少なくないのではないでしょうか?理由はなくても、「最低これだけあれば引越しができる」という金額を知りたい人は多いはずです。そこでここでは、実例と合わせて、「住み替えにかかる最低金額」を紹介します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 1871
  • 5
  • 0
  • いいね
  • クリップ

一般的に言われる「家賃半年分」の内訳

賃貸の住み替えにあたり、「用意しておくべき金額」には諸説ありますが、よく聞くのは「家賃半年分」です。
しかし、なぜ半年分もかかるのでしょうか?本当に半年分も必要なのでしょうか?

では、賃貸物件の住み替えの際に必要になりそうな費用を洗い出してみましょう。
・新居の費用
(敷金・礼金・前家賃・日割り家賃・仲介手数料・保証料・火災保険・鍵交換代・管理費/共益費・消毒料/ハウスクリーニング代)
・旧居の費用
(違約金・原状回復費用・ハウスクリーニング代)
・引越し費用
(引越し業者の費用・不用品処分費用)
・その他
(新居で使う家具や家電・日用品などを揃える費用)

細かく見ると、16項目もありました。

では、この16項目に、どれくらいの金額がかかるのでしょうか?
不動産のメディアサイト「オウチーノ ニュース」のシミュレーション結果とエイブルの記事を参考に見てみましょう。

7月20日に入居した場合で一人暮らし(1K)に住んでいた人の場合

日割り家賃(11日分) 21,290円
前家賃(1ヶ月分)  60,000円
敷金(1ヶ月分)   60,000円
礼金(1ヶ月分)   60,000円
仲介手数料(1.08ヶ月分)64,800円
保証料       30,000円
火災保険(2年分)  20,000円
鍵交換代      10,000円
物件にかかる費用総額 326,090円

引越し料金   40,000円
不用品処分費用  20,000円
引越し作業にかかる費用総額 60,000円

必ず必要になる費用だけで、約38万円かかることがわかりました。
家賃が6万円とした場合、約6か月分と、やはり家賃の半年分はかかる計算になりました。

節約できる費用はどのくらい?

「一度の引越しで家賃の半年分もかかってしまうなら引越しなんてしたくない」と思う人も多いのではないでしょうか?
確かに、家を移るだけで家賃の半年分も費用がかかってしまうのではたまりません。
この中で、費用を節約する方法はないか考えてみました。

・日割り家賃(-19,355円)
そもそも、できるだけ日割り家賃が発生しない日を選んで引越しをすれば、ここの費用はかかりません。
例えば31日まである月のうち、30日に入居することにすれば、日割り家賃は一日分(1935円)しかかかりません。

・前家賃(-60,000円)
実は、入居してから一定期間の家賃がかからないフリーレントという物件があります。
例えば1か月分の家賃が無料になるフリーレント物件に入居した場合、前家賃はかかりません。

・敷金と礼金(-120,000円)
敷金と礼金は、仲介する会社や物件によって、支払わなくてもよい場合があります。
敷金と礼金が全くない物件、いわゆるゼロゼロ物件を探して入居した場合、12万円は節約できます。

・仲介手数料(-64,800円)
仲介手数料も、紹介してくれる会社によっては無料になります。
仲介手数料が無料になった場合、約6万4千円の節約です。

・引越し料金(-20,000円)
引越し料金を安くするためには、引越し一括見積もりサイトを賢く使い、見積もり費用を値切るのがおすすめです。
引越し費用が仮に半額まで下げることができた場合、引っ越し料金は約2万円で済みます。

・不用品処分費用(-15,000円)
不用品を処分するときは、リサイクルショップやフリマアプリを活用し、できるだけ「処分」そのものにお金がかからないようにすることができます。
どうしても貰い手が見つからなかった家具だけを処分した費用が5,000円だった場合、約1万5千円は節約できます。

節約できた費用の総額を計算すると、約30万円になりました。
かかる費用は、保証料、火災保険料、鍵交換代、引越し料金、不用品処分費用で、合計85,000円と、家賃の1.4か月分となりました。

これらの金額に、新居で使用する家具や家電を揃える費用を足せば、引越しができる最低金額になります。

実際に賃貸の住み替えをした人の例

理論上、約30万円の節約ができるという結果になりましたが、本当にそんなに節約することは可能なのでしょうか?
実際に引越しをした人として、引越し一括見積もりサイト「引越し侍」に掲載されていた例を紹介します。

この例を見ると、さすがに85,000円で引越しをするのは難しそうですが、15万円以内に抑えることはできそうです。

実家から引越しをしたPさん

前家賃 …58,000円
敷金…58,000円
礼金…58,000円
仲介手数料…30,000円
火災保険…20,000円
鍵交換代…20,000円
引越し料金…2,000円
家具購入費用…56,000円
総額…315,000円

賃貸物件の住み替えをしたNさん

日割り家賃…12,000円
前家賃 …66,000円
仲介手数料…39,420円
鍵交換代…8,000円
引越し料金…60,000円
家具購入費用…19,000円
総額…136,110円(家賃の1.8か月分)

【結論】初期費用は最低でいくら用意しておけばいいの?

賃貸物件の住み替えで必要な初期費用は、ずばり家賃の1.5ヶ月~2ヶ月分です!
ただし、この金額で引越しをする場合、以下のような条件をクリアしなければいけません
・入居日は月末か月頭
・フリーレント物件に入居する
・敷金や礼金のかからない「ゼロゼロ物件」に入居する
・仲介料のかからない不動産屋さんで契約する
・引越しの繁忙期ではない5月~1月に引越しをする
・家具や家電など費用をかけず処分する

フリーレント物件や「ゼロゼロ物件」は、地方では見つけにくい傾向があります。
地方に住んでいて住み替えを検討する人は、敷金や礼金・前家賃はかかると思ったほうがよいかもしれません。
その場合、引越しにかかる費用は家賃4.5ヶ月分になると考えられます。

  • 1871
  • 5
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

もぐらさんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア