失敗しない押入れ収納のコツ。

失敗しない押入れ整理！コツは取り出しやすさだった

押入れはかなり大きな収納スペースだ。きちんと整理できれば布団だけではなく、洋服や季節のアイテムなどを大量に収納できる。広くて高さや奥行きがあるだけに、押入れを整理するにはコツが必要だ。今回は押入れの整理整頓について解説しよう。

1. 押入れ整理のコツ

押入れは広いスペースなので、そのまま詰め込むと雑然としてしまう。押入れ整理のコツは、スペースを区分けしてそのエリアごとに取り出しやすさを考えて収納することだ。押入れを大きく上段・下段・天袋の3つに分けて、それぞれ取り出しやすさを考え、収納したいものを整理することから始めよう。

上段にしまうコツ

上段はもっとも手が届きやすく使い勝手がいいので、日常的によく使うものを収納しよう。広々と使えるので布団や衣装ケースなどの大きなものをそのまましまうこともできるし、カラーボックスを高く積んで小さなものを細かく整理してもいい。ハンガーラックやパイプを設置することでハンガー収納もできるので、クローゼット代わりに使うことも可能だ。

下段にしまうコツ

下段は主に重い物をしまったり、低い目線を利用して子ども用のスペースにしたりと活用できる。しかし、やはり取り出しにくいという点が最大のデメリットなので、奥行までしっかり有効に使うコツは、キャスター付きの収納アイテムを使うことである。衣装ケースやラックは奥行きがあるタイプでキャスター付きのものを使うことで、押入れの外に引き出してからの整理作業ができる。

天袋にしまうコツ

天袋とは、押入れの最上部にある戸棚のことである。最近は天袋がなく、上段の天井付近に棚がついているだけというタイプの方が多いので、天袋自体見たことがない方もいるだろう。どちらにしても相当高い位置にある収納スペースなので、脚立や踏み台を使わないとなかなか届かず、使い勝手はいいとは言えない。普段はあまり使わないもの、たとえばシーズンオフの洋服などをしまっておくのがいいだろう。また、取り出すときの危険も考えて、取っ手付きの収納ケースに軽いものを入れておくのがコツだ。

2. 押入れの整理はかさばる布団から

ベッドではなく布団派なら、押入れにはけっこうな量の布団を収納することになる。ただ重ねるだけだと崩れてくるおそれがあるので、伸縮する押入れ整理棚を利用し、押入れの空間を上下に分けて、一定の量ずつ布団を重ねるのがおすすめだ。また押入れ底面に接する布団がある場合は下にすのこを敷き、湿気やカビ対策もあわせて行っておくとよいだろう。

布団の量が多くて入りきらない場合は、布団圧縮袋を使ってかさを減らそう。現在の季節には使わない布団や、来客用の布団の収納にうってつけだ。圧縮袋を使えば、布団を立てて収納することも可能になる。毛布やタオルケットは丸めてバンドで止め、こちらも立てて置くようにするとスペースを上手く使うことができるだろう。

3. 押入れの使い方アイデア

広い押入れをきれいに整理するために、細かくスペースを区切ったり、奥行きや高さに合わせた収納アイテムを設置したりという方法をこれまで見てきた。ここでは、さらに思い切った押入れの使い方アイデアを紹介する。

思い切ってふすまを取り払う

押入れの左右のふすまがむしろ収納に邪魔になってしまっている場合は、思い切ってふすまを外し、見せる収納にしてしまうのもおすすめだ。スタイリッシュな収納ケースで統一して、押入れとは思えない空間を作ってしまおう。好みの生地で目隠しカーテンをつければ、一気に和風から洋風へと雰囲気も変わる。

こんな押入れの使い方も

押入れは、単なる収納場所にとどまらず、アイデア次第でおもしろい使い方ができる。ふすまを外し、段板を机に見立てて書斎やパーソナルスペースに仕上げたり、趣味やコレクションのディスプレイルームにしたり、といった具合だ。また、ちょうどいい狭さと密室のような雰囲気を活かして、子どもの秘密基地のような空間にするのもおもしろい。上手くやれば、そういった空間活用と収納の両立まで実現できるはずだ。いろいろとイメージを膨らませて、アイデアを出してみよう。

結論

押入れの整理のコツは、広いスペースを細かく区切ることにある。ただ重ねるだけの収納ではなく、高さや奥行きを活用できる収納グッズを選び、取り出しやすさを最重視したしまい方を工夫しよう。思いきって押入れのものを全部出して物の総量を確認し、整理し直してみてもよいだろう。

投稿者：

オリーブオイルをひとまわし編集部