女性一人で行う、まる3日間の古壁リフォーム

数年間の思いを、今回の三日間全てにぶつけました。

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脱衣場と言うには狭すぎる空間。


ずっと、ずぅぅぅぅぅぅっっっっと、この場所を変えたかった。

いきなり汚ったない画像失礼しますね。これはまだマシなんですよ……元々の画像を撮り忘れてたので、文章での説明になりますが、築57年程の古壁です。もう、見てるだけでゲンナリ、窓が風呂場にしかなく、明かりをつけても茶色と黒に侵食された壁はくらーーーい雰囲気を出しておりました。湿気が溜まる溜まる。カビも大喜び増える増える……

掃除する意欲もないですわ。

壁を触ろうものならポロポロボロボロと落ちる砂……


こんちくしょうと睨みつけること数年。


ついに決心しました。


やってやろうじゃねえかと。


我が家の壁は全て土壁に繊維を塗りつけた繊維壁。塗りたては美しくとも、年数が経てばこぼれ落ちてくる我が宿敵共と変わり果てる。そしてカビの温床に。

私のアレルギーは絶対こいつらも原因の1つだと確信しております。風呂場の黒カビ浸食率はほぼ100%


年1回、カビキラーも効果がなくなって、ペンキも剥がれ落ちてくると私や父が我慢できなくなって防カビ入のペンキを塗りたくっておりました。


が、その父もいまや動けず。それに父は風呂場にペンキは塗ってたけど、この壁自体はあんまり気にしてませんでした。

聞くと、「老眼になると薄暗いところが見えにくくなるから気にしてなかった。」との事。

おのれ老眼め……

てなわけで、まずは固まった休みを確保しました。本来2連休で壁を仕上げ、私が1番やりたいことをは後日に行う予定でしたが、思いがけず3連休になったので、職場に感謝をしつつ、資材を用意しました。場所はホームズとコーナン。

ホームセンターが近くにあるとDIYがやりやすいから助かりますね。


さて、家に帰ってから古壁の状態を確認し、養生テープとマスカー、新聞紙で周りを保護します。埃が凄かったので、箒で削ぎ落としつつ(長年へばりついた黒い埃はほんとに削る勢いじゃないと取れない。)
剥がれ落ちそうな所は全部剥し、更に壁剥がし専用の薬剤を使用して繊維壁をヘラでゴリゴリ削りました。

それが終わると、はがし剤が乾いた頃に(1晩サーキュレーター回しておきました。)パテで塗り塗りと抉れた所を補修。それが、一番最初の画像になります。白いところが漆喰パテで補修した所。

抉れた部分が多すぎて、パテ3つも使いましたわ……脱衣場全面ですからね。中々の面積……まだまだ必要だったけど、後はうまーくヌレール漆喰で何とか出来るだろうと思いちょっとした段差はある程度放置。

シーラーなんですが、うまーくヌレール漆喰は土壁の上から塗る時、パテもシーラーも必要ないと書いてたんですよ。ある程度の剥離なら、下塗り用すら要らないと……しかしですね。下塗りを塗る程でもない、けどえぐれてるし、ポロポロと直ぐに落ちてくる、などの不安要素がてんこ盛りで……どのサイトを回っても、我が家の状況にマッチした助言が見当たらない。ならば、色々な情報を組み合わせてやってみよう!
となりまして、シーラーと穴埋めパテを使用することにしたんです。ちなみに、うまーくヌレールの下塗り用は、5kg入でも、仕上げ用よりはお高めになっています。ですが、その分とてもいい商品なんでしょう……私は今回シーラーとパテを使いましたが、いつか機会があったら、下塗り用と仕上げ用、その2つを使ってやってみたいものです。

さてさて、話が逸れました。では、上記でも説明していました、パテが乾いてから漸く登場します、下塗りシーラーさんです!


これビックリしましたが、ほんとにめっちゃ固まりますね。

塗ってた時はほんとにこれ効果あるんかなぁってぐらい土壁がポロポロとローラーやハケにくっついてきてたけど……

またもやサーキュレーター2台を回しっぱなしにして1晩置いたらあらビックリ。ガッチガチに固まっておりました。触るとあれだけボロボロと落ちてきていた壁がカッチカチです。砂は1粒も指に着きませんでした!


もっと早くにやればよかったと後悔しつつ、次の作業です。

今回、私が使用したのはこちらになります、うまーくヌレール漆喰(イエロー)です。初心者でも気軽に扱えるとの噂はかねがね目や耳にしておりましたが、実際はどうなんだろうなーとYouTubeで動画を観てシュミレーション。


うん、いけそうだなと。

それに、カビが大繁殖していたことからも、この場所は湿気を吸う素材でなければなりません。更に、カビの繁殖も抑える効果がなければならない。

最初は珪藻土が良いと思ったのですが、珪藻土って湿度調節が漆喰よりも優秀な変わりに、結構風通しが良くないとカビが増えてしまうというデメリットがあるんですよね。

家に珪藻土バスマットがある人ならわかると思うんですが、よく吸うから、ケアも大変なんですよ。

それは後で説明する理由にも繋がるのですが、だから私は珪藻土ではなく、漆喰にしました。

ある程度の湿度調整も行ってくれて、なおかつ防カビ効果!防カビ効果ほんと大事。



さて、そんなこんなで塗り塗りと1度目の仕上げ塗り。半乾きでも空間が少し明るく感じます。

しかし……塗ってて思ったんですが、風呂場はいつもピンクのペンキを塗ってるので、こちらはイエローで明るくしようかなーって色を決めました。が……

ただの土壁にしか見えないような……

ま、まぁ気の所為だよ、と自分を励ましつつ、半乾きになるまでサーキュレーター2台に活躍してもらって2時間放置。


その後、2度目の仕上げ塗りをして、完全に乾くまでまた放置。

ちなみに、我が家は風呂の隣がトイレです。
サーキュレーター、養生テープ、新聞紙、そして塗りたての壁……
家族はかなり不便な思いをしたでしょうが、文句も言わずに通過しておりました。まぁ私が鬼の形相で作業をしてたってのもあるかもしれませんが。

そして1晩置いて、完成しましたのが、この壁の画像です。色は薄く、ちょっとイエロー?な感じでした。脱衣場全面2度塗り込で仕上げるのに、バケツタイプ5kgと、チューブタイプ1本を消費しております。

気に入ったんです。気に入ったんですがね…………やっぱりツッコミ入れずには居られなかった。


下地の土壁と大差ねぇな。

ウンウンと頷き、一人納得していました。

でも、感動したのはその明るさです。


明かりをつけても薄暗かったのに、今はちゃんと明るい!というのが分かるのは感動しました。

そして最後の休みの1日。これを作りたかったがために、私は壁を漆喰にし、まる2日を捧げておりました。


タオル置き場をね、かえたかったんですよ。




我が家がずっと使っていたのは、写真を上げているこの袋です。上から入れて、下から取り出す構造のもの。

かれこれ20年は使っていると思いますよ……気がついたら家にあった感じですし。ほんといつから使ってたんだろうねこれ。ビニールの部分なんか汚れすぎて向こう側が見えませんよ。

使っている方も結構いるんじゃないかなとか思うんですが……これ、下から取り出すのが結構取り出しづらいんですよ。タオルの厚みが分厚ければまず無理です。下から引っ張るのも、支えになる場所が惰弱なら崩れそうで引っ張れないし……で、必然的に上から入れて、上から使用するという感じになっておりました。

それってさ、1番下のタオルがずっと古いまんまなんですよねぇ……いや、洗濯はしてるとはいえ、ねぇ……?

だから、これを作り替える。そのためには、木材を使用するから湿気に強く、防カビの効果がないといけない。


よし、壁を作り直そう!!!


と、なりました。我ながらアホやなと思いますが、楽しかったし出来上がりに満足しているので良しとします。

上の板で、タオルホルダーを取り付ける木材を固定してるため、釘やネジは家の柱や壁には打ち付けていません。それにここ賃貸だしね。

今更だけど……まぁあのぼろ壁よりはマシだと思うんですよね。うん。

ただ、ちょっと支えとなる柱の高さが左右違うため、それを整えるためにL字金具を使用した場所があり、そこは仕方なくネジを打ちました。

んで、セリアで購入したアイアンバーを取り付けて、土壁の下のタイルもこれでもかと磨き上げて、やっと完成!

長かった……ほんとに長い3日間でしたが、終わってみるとちょっと寂しい気も……しないな。やっとスッキリ出来たとストレスが何個か減りました!やったねひゃっほうですよ。

そしてこちらはちょっとした遊び心です。先程も書いた通り、どんなにボロボロでも我が家は賃貸。一応、原状回復出来ることを前提に変えていきます。

汚いにも程がありますが……落書きは25年前の私がやった所業ですね。小さな私に言ってやりたい……25年後に掃除が大変になるからやめろと。

ちなみに、ここには載せていませんが、トイレの土壁は鼠に空けられたかのような穴ぼこだらけ。それも私の仕業でございます。自分の馬鹿野郎と殴りたくなりますね。

途中経過は皆さん知ってると思うので省きますが、あの電気カバーがこうなりました。アイアンペイントのブラウンを使用して、重厚感をプラス♪♪

もちろん、カバー本体にはmtマスキングテープのホワイトを使用しているので、変えたくなったらべリリーと剥がせます。

それを被せて、私の脱衣所DIYは終了!

長々と読んでくださった方、ありがとうございましたーヽ(*´∀`)ノイェ-イ

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