【豆知識】「フォーク」がカトラリーとなるまでの歴史|老舗ブランドも紹介

日常的に使うことが多いカトラリーのひとつである「フォーク」。食卓にフォークが登場するまでの歴史ってご存知ですか? 身近なアイテムの歴史を知っていると、お子さんとの話題のタネにもなりますよ♪ 「考えたことがなかった」「当たり前に使っていた」という方は、今回解説する「フォークの歴史」をチェックしてみてくださいね。フォークの歴史と共に、おすすめの老舗ブランドやアイテムも紹介します。

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食卓にフォークが登場するまで

パスタやハンバーグ、ステーキにケーキ……「フォーク」は洋食を食べるときに欠かせません。

いまやどの家庭にも当たり前のように用意されている「フォーク」ですが、いったいいつから使われ始めたのでしょうか?

カトラリーを新調する前に、少しだけフォークに詳しくなっておきましょう!

食べ物は手で食べる

今よりずっと昔、食事は手指を使って食べるのが当たり前でした。それは、庶民であっても、ヨーロッパの王侯貴族であっても変わりません。

指は「神が与えた道具」という、宗教的な教えが根付いていたためでしょう。

立派な装束に身を包んだ貴族が指で食事をする様子は、現代の私たちからすると、かなり違和感がありますよね。

当時使われていた道具といえば、大きな肉の塊を切り分けるときのナイフや、水気の多いものを飲むときのスプーンだけだったのです。

貴族たちは富の象徴である「銀のカトラリー」をそれぞれ持ち歩いていました。マイ箸ならぬマイカトラリーですね。しかし、この中にフォークが仲間入りするのは、スプーンやナイフよりずっと後になります。

フランスの宮廷にフォークが登場

ヨーロッパの歴史の中で、フォークが誕生したのは11世紀のイタリアです。イタリアの提督に嫁いだビザンチン帝国の花嫁が、持参した金のフォークで食事をしたことがきっかけでした。

しかし、それまで手づかみの食事が習慣になっていた人々の間に、フォークが広まることはありませんでした。また、一部の修道院などでは、フォークを「贅沢品」とみなして禁止すらしていたようです。

時を経て16世紀に入り、フォークがついにフランス宮廷で登場しました。しかし、当時のフォークは簡素で使いにくく、気取って食事をする貴族の姿は庶民の目には滑稽に映ったといわれています。

17世紀にカトラリーの仲間入りを果たす

古くから歴史に登場したわりに、なかなか市民権を得られなかったフォークも、17世紀に入ってようやく一般に普及しはじめました。

テーブルマナーが見直され、フォークはナイフで切り分けた肉を食べるときに使う「食器」であると認識されたのです。

それまでは切り分けるときに肉を押さえたり、切り分けられた肉を自分の皿に取り分けたりと、どちらかといえば調理器具のように使われていましたが、ようやくスプーンやナイフと並ぶカトラリーとして扱われ始めました。

引き出しの中にちょこんと置いてあるフォークにも、こうして紆余曲折した歴史があったのです。

カトラリーの老舗ブランド2選

スプーン、フォーク、ナイフなどの食器の総称を「カトラリー」といいます。美しいカトラリーで食べる食事は、よりおいしく感じられるものです。

今では多くのブランドがカトラリーを提供していますが、その中でもおすすめのカトラリーブランドを二つ紹介します!

カトラリー界のキング クリストフル

発祥はフランス、創業は1830年の歴史を持つ〔クリストフル〕は、その昔フランス王室御用達として認められ高い評価を得ました。

今では多くの一流レストランや大使館などで使用され、シルバーウェアの代名詞としても名高いトップブランドとなっています。

人気のシリーズには、「パール」「マルリー」「マルメゾン」などがあります。パールは、カトラリーのフォルムに沿って浮き彫りのパール装飾が施された華やかなフォークです。

マルリーは18世紀に初めてデザインされたときと変わらない姿を保つ、最も人気のシリーズといわれています。マルメゾンについてはおすすめ商品として後に詳しく紹介します!

デンマーク王室が愛する カイボイスン

〔クリストフル〕がフランス王室御用達ならば、対する〔カイボイスン〕はデンマーク王室御用達のハイブランドです!

カイボイスンの名を、サルやゾウなどが人気の木製玩具の方でご存知の方も多いかもしれません。しかし、彼はもともと銀細工師でした。木製のおもちゃよりもずっと前に銀のカトラリーを造っていたのです。

やがて戦争の影響で銀が不足したとき、銀ではなくステンレス製のカトラリーをデザインし、1951年にはこのカトラリーがミラノ芸術展で最優秀賞に選ばれました。

受賞をきっかけに、カイボイスンの人気はデンマークのみならず北欧を始めとした世界各国へ広がっていったのです。

フォークに使われている材質三つ

カトラリーを選ぶ基準はいろいろありますね。たとえば大きさや口当たり、見た目の美しさなどです。

そこに並んで重要なのが「素材」です! 実は、素材によっては扱いに注意することがあったり、料理の味に影響を与えてしまったりすることをご存知でしょうか?

では、フォークに使われている素材それぞれの特徴について見ていきましょう。

軽くて持ちやすいアルミ

「アルミ」の最大のメリットはその「軽さ」にあります。たとえば、アルミ鍋とそのほかの素材でできた鍋では、全然重さが違いますよね。毒性もなく、ニオイもしないので小さな子どもの食器に最適です。

また、「熱伝導率」がよいこともポイントです。触れた物の温度が行きわたりやすいため、温かい食べ物を食べていれば熱が伝わり、冷たいフォークで料理の味を損ねることもありません。

冷凍庫から出したばかりの固いアイスも、アルミ製のスプーンで食べるとすぐにすくえますよ!

カラーバリエーションが多いのも特徴の一つです。カラフルな食卓を楽しみたいときは、アルミのカトラリーでポップに彩ってみてはいかがでしょうか。

耐久性と美しさを併せ持つステンレス

幅広くさまざまな製品に利用されている「ステンレス」は、錆びにくい特性があります。水回りを見渡してみると、ステンレス製品がたくさんあるのではないでしょうか。

ステンレス製品はクロムと呼ばれる金属の保護膜で覆われています。クロムについた傷は時間とともに再生されるため、傷から錆びていくのを防いでくれるのです。

また、耐熱性に優れ、強度も高いのでそうそう傷つくこともありません。汚れは簡単に落とせるし、特別な手入をしなくてもよいので、気軽に使える扱いやすい素材といえるでしょう。

最上の素材 スターリングシルバー

「スターリングシルバー」とは、銀の含有率が92.5%以上の「純銀」のことです。昔と変わらず、スターリングシルバーは富と豊かさの象徴とされています。

高級なシルバーアクセサリーにも使われる貴重な金属なので、よく手入れされたスターリングシルバーのフォークは、その独特な質感と輝きがとても美しいです。

ただし、純銀はステンレスなどに比べるとやわらかく、力を加えすぎると曲がってしまいます。また、時間とともに黒ずんでしまう特性もあります。

使用したあとはできるだけ早く洗い、天敵である湿気を柔らかい布で拭き取っておきましょう。長期間保存するときは乾燥剤を一緒に入れておくのがベストです。


おすすめのフォーク2選

クリストフル マルメゾン スタンダードフォーク

〔クリストフル〕のラグジュアリーな純銀食器です。シリーズごとに、歴史を感じさせる美しい装飾が施されています。

《マルメゾン》は、1967年に発表されたエンパイヤ様式のシルバーウェアで、ナポレオン1世の愛妃ジョセフィーヌが住んでいたマルメゾン城から名づけられました。

カトラリーの輪郭に沿ったシュロの葉の帯状装飾と左右対称なハスの葉模様が、エンパイヤ様式の特徴を表しています。

純銀の輝きと繊細な意匠が美しく、その華やかさはまさに「食卓の芸術品」です。

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カイボイスン ディナーフォーク

ミラノ芸術展で最優秀賞を獲得し、《Grand Prix(グランプリ)》と名付けられたフォークは、シンプルなデザインが魅力です。

艶消し仕上げのベールをかけたようなマット加工と、輝きが美しいミラー加工の2タイプから選べます。

計算され尽したフォルムは、握りやすさも使いやすさも抜群です。やや大きめのサイズで、手に取ると適度な重厚感があり、メインディッシュ用にぴったりのフォークです。

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今では欠かせない食事道具

カトラリーへの仲間入りが1番遅かったフォークですが、今やナイフやスプーンより出番の多い、洋食の必需品となりました。

使われている素材はさまざまです。普段使いには丈夫で汚れにくいものが便利ですよ。特別な日の手の込んだ料理は、ちょっと贅沢なフォークで楽しんでみてはいかがでしょうか!

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