たった1アイテムで風呂は劇的にキレイになる?○○を使った簡単風呂掃除の方法
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重曹でエコな掃除!風呂のカビやぬめりもすっきりピカピカに
ぬめりが発生しやすい風呂場は、掃除を怠るとすぐにカビが生えてしまう場所だ。強力なカビ取り剤を使えばたしかに汚れ落ちはよいけれど、肌への刺激も強いため肌荒れを起こす危険もある。とくに小さな子供がいる家庭では、できるだけ安全なものを使いたいだろう。そこで今回は、人にも環境にも優しい重曹を使った風呂掃除の簡単な方法を紹介しよう。
1. 風呂の浴槽も床も、重曹でツルツルに
風呂場にぬめりが発出しやすい理由は、主に2つある。そのうちの1つは湯垢だ。浴槽の内側がヌルヌルになるのは、お湯に溶け込んだ皮脂が汚れとなり、菌が繁殖することによるものである。
そしてもう1つが酵母菌だ。幾度となく風呂場の床やシャンプーボトルなどにピンクの汚れがついているのを見つけたことはないだろうか。これは「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌で、カビではない。
皮脂と酵母菌はどちらも酸性の汚れなので、弱アルカリ性の重曹を使って掃除をすればすっきり落ちてツルツルになるだろう。
ただし酵母菌は、ピンクの汚れが落ちたように見えているだけで実は菌を取り除けてはいない。菌を取り除くには、エタノールなどのアルコールで消毒・殺菌する必要があるので注意しよう。
基本の重曹スプレーの作り方、使い方
(材料)
・重曹 小さじ1
・水 100ml
スプレーボトルに水と重曹を入れ、よくふりまぜればできあがりだ。
浴槽の内側、床、排水口まわり、シャンプーボトルなどのぬめりが気になるところに、重曹スプレーを吹きかけて軽くスポンジでこすろう。最後にシャワーで洗い流せば、ぬめりがキレイにとれる。
落ちにくい汚れは重曹ペーストで
重曹スプレーではすっきり落ちない頑固なぬめり汚れには、重曹ペーストを使ってみよう。こちらも作り方は簡単。重曹と水を3:1(重曹が大さじ1なら水が小さじ1)くらいの割合で混ぜ合わせるだけだ。
これを床の隅など汚れが気になるところに塗り、20分ほど放置してからこすり洗いをする。最後にシャワーで洗い流せば、頑固な汚れもすっきり落とせるだろう。
2. 重曹でタイルの目地もキレイ!黒ずみ対策にも
床のぬめりと同時に気になるのが、浴室の壁やタイルの目地にできてしまう黒ずみである。
ピンク色のぬめりは、それ自体はカビではないが、放置しておくとこのぬめりを餌として黒カビが生える。カビになってしまうと重曹スプレーだけでは対応できないこともあるので、汚れを見つけたら早めに対処することが必要だ。
気になる黒ずみ汚れには、重曹ペーストが活躍する。タイル目地などの表面にできている黒ずみであれば、重曹ペーストを使えば落とすことができる。重曹はカビのエサとなる皮脂汚れも落としてくれるので、カビの予防にも役立つだろう。
ラップで重曹を浸透させると効果アップ
黒ずみ汚れには、重曹をラップで覆って成分をしっかり浸透させると効果的である。やり方は4ステップと簡単だ。
1.重曹ペーストをタイルの目地の黒ずみに塗る。
2.上からラップを貼り付け、20〜30分ほどおく。
3.スポンジまたはいらない歯ブラシでよくこする。
4.シャワーでよく洗い流して完了。
ただし、手に重曹ペーストがついてしまった場合、肌が弱い人は荒れてしまう可能性もあるので、ゴム手袋の着用をおすすめする。
頑固なカビには酸素系漂白剤
実は、重曹だけで落とせるのは表面的な汚れだけだ。そのため、頑固なカビや黒ずみを落としたいときには、酸素系漂白剤もあわせて使ってみよう。
重曹と酸素系漂白剤、ぬるま湯(約40℃)を2:2:1の割合で混ぜ合わせ、10分ほど置いて馴染ませたらペーストの完成だ。できあがったペーストを頑固な黒ずみの上に塗り、乾燥しないようにラップを貼ってカビにしっかりと成分を行き渡らせるためにも4時間以上は置いておこう。最後はスポンジや歯ブラシでこすって汚れを落とし、シャワーでよく洗い流せばよい。
また、休日の朝に酸素系漂白剤を加えた重曹ペーストを黒ずみに塗り付けてラップをし、外出先などから帰った後にこすり洗いするとスムーズに頑固なカビや汚れを落とすことができるので、ぜひ試してみてほしい。
3. 重曹で椅子などの小物をつけおき洗い
椅子や洗面器を1つずつこすって洗うのは少し面倒だ。そこでおすすめしたいのが、重曹を使ったつけおき洗いである。お風呂の残り湯を利用することで、簡単に小物類が洗えるので紹介しよう。
つけおき洗いのやり方
1.お風呂を出た後、残り湯に重曹を1カップ(およそ190g)入れる。
2.椅子や洗面器、お風呂用の子供のおもちゃなどを入れる。
3.一晩おく。
4.翌日、つけこんだものをこすり洗いして、シャワーで流す。
5.浴槽の内側もついでに洗ってぬめりを落とす。
6.重曹が残らないように、しっかりと洗い流して完了。
残り湯を利用してつけおき洗いをすると、同時に浴槽も洗えて便利である。
入浴剤として使うと一石二鳥
さらに風呂掃除を楽にする方法を紹介しよう。それは重曹を入浴剤として利用することだ。弱アルカリ性の重曹には、弱酸性の人の毛穴につまった汚れを中和し、キレイにする効果がある。
入浴後はそのまま椅子や洗面器をつけおき洗いできるので、入浴剤として楽しみながら身体もキレイになり、その後の掃除にも使えてしまうという、まさに一石二鳥の優れワザだ。入浴剤として使うときは1/2カップほどの重曹で十分なので、つけおき洗いをする前に重曹を1/2カップ足すとよいだろう。
ただし、重曹を入浴剤として使うのは週に1〜2回にしておこう。アルカリ性の重曹は、酸性である皮脂まで溶かしてしまう恐れがあるため、頻繁に入浴剤として使うと肌荒れの原因になることもあるからだ。自分の肌の調子を見ながら入る回数を決めよう。
結論
ほとんどの人にとって、風呂場は1日の疲れを癒すリラックススペースだろう。だからこそ、家の中でも汚れが目立つ場所である。とくに小さな子供は、新陳代謝が活発なので皮脂や垢がたまりやすく、汚れやすい。重曹スプレーやペーストを使って毎日こまめに掃除をしつつ、数日おきに入浴剤として使えば、お風呂の汚れはそれほど頑固にはならないだろう。ぜひ毎日のお風呂掃除に重曹を使いこなしてほしい。
投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
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