マンションにロフトを作るリノベーション！空間を有効活用して広々快適な生活を送ろう

マンションのロフトを失敗なくリノベーションするには

「マンションの天井はこれ以上高くできないから、ロフトは無理なのでは？」と思ってはいませんか？マンションをスケルトン施工でリノベーションする場合、可能であれば天井板をいったん解体することになります。そのとき、既存の天井の上方向にもまだ空間があると分かる場合があるのです。

床から、上の階の床までの高さを「階高」と呼びますが、天井板の上の空間に余裕があれば、リノベーションで階高をうまく利用して天井高を上げることができます。これで、既存の天井高では余裕のなかったマンションでも、窮屈にならずにロフトを設けられる可能性が出てきます。特に、1階や最上階などは、思ったより階高が大きく取れることがありますから、リノベーションする前には階高を調べておくとよいでしょう。

一般住宅でロフトを設ける場合と同様に、ロフト上の空間には熱気や湿気がこもらないよう配慮することが大切です。なかでも、マンションで気をつけたいのは、空調の風が直接当たる位置にロフトを配置しないことでしょう。夏などはエアコンの風が入りすぎると暑さがしのげるどころか、寒くて長時間いられない場所になってしまうことがあります。

マンションのロフトリノベーション事例

マンションでロフトのある暮らしを実現したリノベーション事例を、いくつか紹介します。

■【事例1】1階の階高の高さを生かしてロフトを新設。遊び心のあるワンルームに
マンションの1階で、階高に思ったより余裕があることがわかったため、リノベーションでロフトを新設することにしました。間取り変更により大きなワンルームとなったため、リビングからロフトまでの動線に腰掛けとしても使えるスキップフロアを設けて移動を楽に。この工夫で、家全体を生活空間として余すことなく利用できるようにしました。

また、風通しの良い家を作りたいとの要望のもと、間仕切り壁は高くした天井までは届かない形としてすべて中間壁に。風通しだけではなく、光も通るようになって全体的に明るい部屋になりました。ロフトの下は大容量の収納スペースとし、ロフトの後部はウォークインクローゼットと寝室スペースに。約60平米とそれほど広さのない中、空間を存分に有効活用できる家を作ることに成功しています。

■【事例2】築40年のマンションを、ロフトのあるレトロカフェ風の部屋に
1970年代に建てられたいわゆる「ヴィンテージマンション」。利便性や環境の良さにひかれて購入し、内装は大胆にリノベーションしました。間取りを2DKから大きなワンルーム＋ロフトに変更。ロフト上部は畳仕上げの寝室として使い、ロフトの下は大容量のクローゼット型収納としています。

建具などは濃色の木目を基調として、壁の一部には目の覚めるようなブルーのアクセントクロスを張るなど、素朴ながらボーイッシュな印象の室内になっています。また、プロジェクターとシアタースクリーンも完備して、カフェのようにくつろげる空間を実現しました。

おわりに

いかがでしたか？マンションでは難しいと思っていたロフトを設けるリノベーションも、工夫次第で実現できる可能性があります。その決め手は「階高」と覚えておきましょう。「わが家にも、リノベーションでロフトが作れるかも？」と思ったら、まずはリノベーション業者さんに相談することから始めてみましょう。ネット上で匿名のままリノベーション相談を申し込める一括見積を上手に利用するなどして、マンションでのロフト生活の実現に向けてプランをスタートさせてみませんか？

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