ヴィンテージマンションのリノベーション!味わいのあるお家で安心して暮らすための改修のコツは?

今回は、ヴィンテージマンションのリノベーションについてお話しましょう。憧れの一等地で、少しレトロな味わいのあるマンションで暮らせると考えるとワクワクしてくるものです。近年、そんな望みを叶えるヴィンテージマンションへのリノベーションが注目されています。中古マンションの価格でも、好立地でハイクラスな暮らしができるヴィンテージマンションは、これからの新しい選択肢になるかもしれませんよ!

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ヴィンテージマンションとは

「ヴィンテージマンション」という言葉を初めて聞く人もいるでしょう。明確な定義はありませんが、不動産情報のサイトなどを見る限りでは「都心などの高級住宅街に立地し」、「築年数が10年を超えていて(メインは築30年以上の物件)」、「古くても管理が行き届いており安心して住める」マンションを指す場合が多くなっています。

新築マンションの価格が上昇し、一般的なサラリーマンでは一等地の物件になかなか手が出にくくなっているといわれる昨今。憧れの立地で高品質の家を手に入れられる選択肢として、ヴィンテージマンションに注目が集まっています。

築数十年のマンション購入・リノベーション時の注意点

しっかり管理された安心なヴィンテージマンションとはいえ、昭和を中心とした旧世代に建築された古い物件です。購入してリノベーションする際にも、ヴィンテージマンションならではの注意点がありますから、以下にそれらを紹介していきましょう。

■1.過去の改修状況を必ず確認する
特に、水回り・ガスの配管やベランダ・バルコニーの防水加工は、構造部分などと比較して劣化が早いといわれています。それらの共用部分は、基本的に入居者の判断ではリノベーションできない箇所ですから、しっかりメンテナンスされているかを確認しましょう。もし、そのうえで気づいた点や疑問があれば、リノベーション前に管理組合に問い合わせするとよいでしょう。

また、専有部分のリノベーションと直接関係はありませんが、エレベーターや給水タンクなど戸外の共用施設も経年に伴うメンテナンスがしっかり行われているか確認しましょう。

■2.耐震診断・耐震補強が行われているか確認する
ヴィンテージマンションには昭和56年以前、つまり旧規格の耐震基準に則って建築された物件が多くあります。現在までの間に耐震補強工事を行うなどして、十分な耐震性を確保できていることが確認できる物件を選ぶようにしましょう。

ただし、古い耐震基準で建てられたから地震に弱いとは限りません。ヴィンテージマンションには建築当時の最新・最高級の技術レベルで建てられた物件も豊富ですから、今でも十分に強度が保たれている場合もありえます。

それらを簡単に判断できる方法は、そのマンションが定期的に耐震診断を行っているかどうか確かめることです。診断や補強工事の結果、耐震性に問題がないと確認できている物件が安心といえるでしょう。

■3.ヴィンテージマンションのリノベーションは、特に「管理規約」に注意!
マンションを改修する際には必ず「マンション管理規約」を確認することは鉄則ですが、古いマンションをリノベーションする場合は特に注意が必要です。なかでも多いのは、防音規定によりフローリングが禁止されているケースです。床をフローリングにしたいと考えている方は、物件の購入前に管理規約を詳細にチェックしておくのが安心でしょう。

また、構造上の都合や移動できない配管の位置などの関係で撤去できない壁がある場合は、間取りの変更に制約が出る可能性があります。スケルトンリフォームによるリノベーションなどを考えているなら、事前に解体できない箇所があるかチェックしておきましょう。

ヴィンテージマンションのリノベーション事例

それでは、ヴィンテージマンションをリノベーションして快適な暮らしを手に入れた成功事例を紹介しましょう。

■【事例1】郊外の新築マンションから都心のヴィンテージにお引越し!
郊外で新築マンションを購入したものの、交通の利便性に難があり、全て既製品の内装であることに味気なさも感じていました。そんな時にヴィンテージマンションの存在を知り、思い切って住み替えを決意。1年半もの間ヴィンテージマンションを探し続け、希望通りの物件にめぐり会いました。

築40年近く経っていましたが、誰でも知っている高級マンション会社の物件だけに管理状態も良く、共用施設に至るまできれいな状態です。もともと2DKのコンパクトな空間でしたが、スケルトンリフォームして広いワンルームにリノベーション。老後の暮らしやすさまで考えた機能性を重視した間取りにしました。

■【事例2】「若いのにヴィンテージ住まい?」と言われるけれど…
都心の好立地に、新築の半額で購入・リノベーションまでできる超高級マンションがある!と聞き、ヴィンテージマンションに興味を持った20代男性の事例です。初めは利便性と価格重視でしたが、相談していくうちにヴィンテージマンションならではのレトロな魅力に引き込まれました。

赤絨毯敷きでいかにも昭和風ゴージャス内装だった既存の室内から間取りまで変え、カウンターのあるレトロカフェ風のインテリアにリノベーションしました。水回りを1箇所にまとめたかったのですが、動かせない配管があって洗濯機置き場だけは別個に確保。しかし、これも想定の範囲内だったので大きな不満はありません。ただ、先に確かめておけばよかった…という思いは残りました。

また、スケルトン状態からリノベーションしたので、天井高を15cmも上げられたことは嬉しい誤算です。物件探しからリノベーション相談まで、複数の業者を比較検討しながら時間をかけてのんびり計画を進めましたが、おかげで古くてもまだまだ長く愛せるマイホームとめぐり会えました。

おわりに

いかがでしたか?ヴィンテージマンションの、新築にはない魅力にひかれる人が近年増えています。特に昭和の高度成長期に建てられたマンションには、今では実現不可能な頑丈さやクオリティを保っている物件も少なくありません。取り扱う業者さんも多くなっていますから、複数の業者に積極的に相談し、じっくり選んで「ひと味ちがう、レトロで安心な暮らし」を手に入れましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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