【DIY】いなざうるすさんが夢中!壁紙や床材にハマると暮らしはこんなに楽しくなる♪

いまどきのインテリアに欠かせないフェイクグリーン。水やりの手間がいらず枯れることもないスグレモノですよね。フェイクグリーンをここまで世に広めた第一人者といえば〔いなざうるす屋〕さん! インテリア好きならご存知の方は多いはず。そのいなざうるすさんが「今、壁紙と床材にハマってる……それも尋常ではなく」との噂を聞きつけ、LIMIA編集部がなんとご自宅まで取材に行ってきました♪

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リアル木材? いえいえ、壁紙です!

西海岸の邸宅を思わせる鮮やかなブルーの壁。古材をペイントしたような風合いですが、実はこれ、壁紙なんです。しかもフェイクグリーンのショップ〔いなざうるす屋〕を営む、“いなざうるす”こと日下部有香さんのお宅のリビング!

私たちがフェイクグリーンを手軽に購入できるようになったのは、〔いなざうるす屋〕の功績と言っても過言ではありません。しかもフェイクグリーンは本物の植物のようにリアルで、とってもおしゃれ。

そのフェイクグリーンの魅力に誰よりも早く気づき、イベント出店やオンライン販売をスタートさせ、ブームを巻き起こしたいなざうるすさんほど感度の高い人が「今は壁紙、それも輸入壁紙に夢中!」と言うのだから気になりますよね。百聞は一見にしかずということで、実際にお宅を拝見させていただくことになりました。

グリーンで染まった階段。そして猿、猿、猿!

お宅の玄関を入ってすぐに衝撃の光景が……。階段の壁がモンステラでわしゃわしゃしています! そして天井を見上げると猿が。一体、何匹いるのだろう? もはや家というよりジャングルです(汗)。主に恵比寿の輸入壁紙専門店〔WALPA(ワルパ)〕で見つけたものなのだとか。

「ママ友が遊びに来たとき、『この家、どこに行ってもアドベンチャーなんだけど!』と言ってくれたのが嬉しかったですね」

驚きを隠せないLIMIAスタッフの顔を見て、いなざうるすさんは嬉しそう。個性的な柄にベタ惚れのようです。どうしてここまで壁紙にハマったんですか!?

ご自宅にはたくさんの壁紙コレクションが。輸入壁紙は〔WALPA〕、国産は〔壁紙屋本舗〕のもの。

「家が好きじゃない、と思ったのがきっかけでした」

仕事で疲れてクタクタになって帰宅し、ふと自宅を見回したとき、「好き」という感情が湧いてこなかったのだとか。それどころか「あそこには帰りたくない」とネガティブに思い詰めるほど……。

いなざうるすさんのお宅は建売の一軒家。都内でも利便性が高い街で、家族で住むにはベストな環境と判断して購入を決意。ところが住んで日数が経つと、造作のアラが目につくように。

「新築のときは気にならなかったのに、建築時のコストを抑えるための壁紙や床材が、間に合わせのものとしか見えなくなってしまったんです。一度気になるとすべてが嫌になりました。汚れが目立つし、何よりここにいて『楽しい』という気持ちにならない。これが自分の家だなんて、あまりにも悲しくて。じゃあどうすればいいの? と考えても、DIYの上級者でない私には手段すら思いつかなったんです」

そんなときに出会ったのが、壁紙専門店〔WALPA〕。そこで目にした輸入壁紙の見事なデザインに「これを貼りたい!」と一目惚れ。ワークショップに参加してみると、白い壁が変わることで楽しい気分になることを知り、やる気が芽生えたのだとか。

いなざうるすさんがとくにおすすめするのが、ルーマニア製の猿やパイナップル柄のものや、ドイツの〔rasch(ラッシュ)〕など。そしてこちら施工後♪

「輸入壁紙は種類によってテクスチャ(表面の質感)が違うんです。その違いがまた楽しんです(笑)。〔rasch〕は柄やテイストが豊富で、裏は貼って剥がせるフリース素材だけど表面はビニール素材で強いから、DIYするにはぴったりですよ」

「主婦DIYクリエイターチーム『つるじょ』を作ったり、DIYクリエイターさんとワークショップなどのイベントを行なっているので私自身も得意なんじゃないかと思われがちですが、すっごく不器用なんです(笑)。貼りたい部分がかなりの面積だったこともあり、はじめから意気消沈。でも輸入壁紙に出会ってしまい、家の壁に貼る方法をあれこれと模索しました」

自分では無理ならば、プロに頼るしかない。そこでリフォーム業者に連絡してみたけれど、輸入壁紙の持ち込みに対応してくれるところがない。いなざうるすさんが探し抜いて見つけたのが、「兄さん」と呼んでいる職人さんでした。

職人さんとの出会いに恵まれて

「そうだ、会社ではなく職人さんを探そう! と決めて探し回り、兄さんに出会いました。兄さんも最初は『やったことない』と言っていたのですが、どうしてもとお願いして、チャレンジしてもらいました」

私たちが輸入壁紙を壁に貼る場合、壁側に糊を塗るのがスタンダードなやり方ですよね。でも、施工会社で国産壁紙の糊付けをする機器を使えば、輸入壁紙にも一気に糊を塗布できます。プロならではのスピード感!

既存の壁紙を剥がし、すでに糊付けした輸入壁紙を貼ります。さすが職人さん、手際がいいのであっという間にモンステラのジャングルが完成。

いなざうるすさんと兄さんは仲良し。作業中、Instagramでライブ配信をするという不思議な関係……。

廃材を階段に!? と驚きですが、実はこれも壁紙。オランダのデザイナー、ピート・ヘイン・イークの《SCRAPWOOD WALLPAPER》シリーズのもの。余った壁紙をこんな風に活用するのもありですね!

こちらは洗面所&ランドリースペース。2面は白レンガ、もう2面はジャングル。洗濯するときの気分もアガりますね♪ 4面の壁を一度に貼らず、バランスをみながら1面ずつ貼っていったことで、この組み合わせにたどり着いたのだとか。

床材は白タイル、壁がパイナップル柄とトイレも個性的♪ 床は、まるで本物のレンガのようですがクッションフロア。いわば“フェイク”ですが、まったくそのようには見えません。

寝室の床はナチュラルウッドのクッションフロア、そして壁は大柄のグリーン。見れば見るほど壁紙にハマってしまいますね♪ 実際、いなざうるすさんのおうちは、取材時のこの段階からさらに変化しているそうです。こんなに壁紙のデザインが豊富だと、もっともっと試したい! となる気持ち、わかります。

壁や床は“包装紙”の感覚で変えると楽しい!

「私はたまたま職人さんとの出会いに恵まれたけど、これは本当にレアなケースだと思うし、『どうすればいいのかすらわからない』という人の方が多いですよね。『〔WALPA〕と〔壁紙屋本舗〕があったから今がある』と言い切れるぐらい、ショップとの出会いも幸運でした」

インテリアは好きで、家具の購入先はなんとなくわかる。でもその先は……? いなざうるすさんはインスタなどのSNSでひたすら壁紙と床材だけを紹介してみたりするのは、材料も調達方法もまだ知らない人に少しでも情報が届くように! という思いから。

こちらは床材のサンプルコレクション。これというものを〔壁紙屋本舗〕で見つけたらまずはサンプルを取り寄せ、床に置き、じっくりと見比べる。その時間が最高に楽しいといなざうるすさん。

「壁紙も床材も、国産だったらこいうったサンプルを取り寄せることができます。WEB上で見るのと実物とでは結構違うんです。こうして並べているだけでニヤニヤしちゃう(笑)」

玄関にはチェッカーメタル柄のクッションフロアをチョイス。剥がしてみると、元の床は汚れている!?

「もともと汚れやすいタイルだったこともあり、仕事から帰ってきて、まずここが汚れていることに罪悪感を抱いて辛くなっていたんです。でも糊づけせずただ置くだけでも隠れると気づいちゃった(笑)。お手入れが楽ちんで好きなデザインのクッションフロアを敷いてしまえばいい。もし掃除ができていない後ろめたさを感じている人がいたら、この方法、すぐ真似してみてほしいです。これだけで全然気分が変わるから!」

自称・不器用のいなざうるすさんがおすすめするのは、貼って剥がせる〔東リ〕の床材《ピタフィー》というもの。木材に見立てたシートを一枚ずつシールのように貼っていきます。柔らかい材質だからハサミで簡単にカットできるという扱いやすさもいいですね。

「シール感覚で貼っていけるから私でも失敗しません。そこが大事なポイント! 剥がしてみると、ほら、汚れているでしょ? たくさん傷がついているし、隙間にゴミも入り込んでいます。でも隠せばいいんですよ」

簡単である、失敗したら「やり直せばいい」と思う。いなざうるすさんが、苦手意識があるなりにDIYを楽しむために心に留めていること。

自分で試して気に入ったものをみんなに伝えたい

以前よりずっとマイホームが好きになったという、いなざうるすさん。

「家を自由に、好きなように変えたら、帰るのが待ち遠しくなりました。ここにいるだけで活力が湧くし、いろんなアイデアが浮かんできます。最近は、フェイクグリーンが本業のはずが、壁紙と床材の広報活動をしている人みたいになっているけれど、回し者ではありませんよ!(笑) 自分が惚れ込んだものだけをインスタで発信しているし、本当にいいものだからみなさんにも知ってほしいんです」

家が古い、おしゃれにしたいけど方法がわからない……。そんな悩みを抱いている方は少なくないはず。それが、積もり積もって拭えない憂うつさの原因になっているかもしれません。それならば、まずは材料に触れてみましょう! そして、それをお部屋に貼った情景を想像してみましょう。きっと楽しい気持ちになるはずです♪

壁や床は「こうあるべき」という固定概念は捨てて、思いっきり大胆に選ぶ! 材料に触れる楽しさと家を好みに仕上げていく醍醐味を、いなざうるすさんに教えてもらった取材となりました。

日下部有香(いなざうるす)さんプロフィール

フェイクグリーンのセレクトショップ『いなざうるす屋』店主。インテリアに雑貨感覚で気軽に取り入れて楽しめるフェイクグリーンの魅力を発信。オンラインショップの他、阪急うめだ・東急ハンズ・ロハスフェスタ等のイベント出店や、全国の『niko and...』にてタイアップなど、企業との取り組みも。フェイクグリーン・壁紙・床材などの暮らしに関する講演なども行う。

主婦DIYクリエイターチーム『つるじょ』の発起人。著書も出版。その他、多数クリエイターとのワークショップ等のイベントを企画主催するなど、イベント企画屋・お祭り屋としても活動。

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