リノベーションマンションのメリット・デメリットを徹底解説！

リノベーションマンションのメリット

まずは、リノベーションマンションのメリットを挙げていきます。人気の秘密は、なんといっても自分好みにカスタマイズできることです。加えて、コスト面のメリットもあります。では順番にご説明します。

■自由設計できること
「こんな家だったら良いなぁ」と理想をお持ちの方も多いことでしょう。でも、既存のマンションはどれも同じような間取り・内装が多いものです。内装にこだわりたくても、こだわれないという方こそリノベーションがおすすめです。リノベーションではスケルトン施工という方法があり、これは躯体のみにしてライフスタイルに合った間取り・内装に仕上げるというものです。真っさらな状態から、建築士やリノベーション業者と一緒に自分好みにカスタマイズできるのは大きなメリットです。

■新築を建てるより、コストが抑えられる
もちろん、リノベーションにはそれなりの出費がかかりますが、新築を建てるよりもコストを抑えられるケースが多くなります。同じ条件であっても、新築とリノベーションではリノベーションする場合の方が20～30%程出費を抑えられるともいわれています。また、気になる箇所のみのリノベーションも可能ですし、使用する商材も自分で決定することも可能ですので、コスト削減が積極的に行えます。

リノベーションマンションのデメリットとは？

メリットが大きいリノベーションマンションですが、もちろんデメリットもあります。あらかじめデメリットを押さえた上で、リノベーションを検討することが大切です。

■耐震性の問題
最初に確認したいのは、既存マンションの築年数です。建築基準法の改正により、耐震性が現在の法律の基準を満たさなくなってしまっているケースもあります。そのため、現在の耐震基準を満たすよう改修によって性能を向上させなければならず、別途その費用がかかることがあります。特に、1981年の建築基準法改正では耐震基準が大幅に改定されており、建物がそれ以前に建てられた物件の場合は注意が必要です。

■住みながらリノベーションできない場合もある
これまでみてきたように、リノベーション工事は大規模な改修になります。そのため、住みながらリノベーションすることが難しい場合もあり、施工期間中は別の仮住まいを確保する必要が出てくることも。そうなった場合は、準備や調整が負担になってしまいます。

■近隣住民のクレーム対処とマンション管理規約
マンションは隣近所との距離が近いため、騒音が気になるなどのクレームを受けることが多々あります。また、マンションの管理規約もよく確認する必要があります。例えば、管理規約に「フローリング不可」などの文言が入っているケースもあり、思い通りのリノベーションが実現しない場合もありえます。また、「躯体への穴開けや打ち込みは禁止」など、大規模なリノベーションが実質的に不可となる記載がされていることもあるため、あらかじめしっかり確認しておきましょう。

リノベーションに伴って、マンション管理規約をよく読みその規約に違反しないように計画をすることが重要です。また近隣の入居者さんとの折り合いをつけることも大切になってきます。工事内容や、詳細な工事期間などは事前に伝えておくようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか？リノベーションでよりよい住まいにするためには、メリットはもちろん、デメリットについても把握しておく必要があります。特に、デメリットを回避してリノベーションを成功させるためには事前の確認が重要になってくるといえるでしょう。自分たちだけでは確認できないことも多くありますから、まずはリノベーション業者に相談することをおすすめします。

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