これから「ストロー」はエコ時代?プラごみを減らすためにできること

現在起こっている、「脱プラスチックムーブメント」について詳しく解説。海洋汚染などの環境問題への危機から、世界中の飲食店で使われているストローがエコ仕様に変わろうとしています。プラスチック製以外のストローで、エコ仕様のストローにはどのようなものがあるのかもまとめました。

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意外と知らないストローの歴史

ストローはいつから使われていたのでしょうか? 実はあまり知られていないストローの歴史について紐解いていきます。

紀元前4千年前から使われていた

ストローが使われ始めたのは紀元前4千年頃までさかのぼります。古代のストローは葦(アシ)でできていて、ビールを飲む時に使われていました。

当時のビールは、浮遊物や沈殿物が多くありました。それらをよけてビールを飲むために、葦をストローにして使用していたのがストローの始まりです。

日本でのストローの始まりは、麦わら帽子の生産が始まった明治34年頃とされています。

麦わらから作られたものを使用していたため、麦わらの英語名である「ストロー」と呼ばれるようになりました。

その後、麦わらの生産が減ったことや原料の品質が安定しなかったことから、原料は紙、そしてプラスチックへと変化していきます。

イタリアで誕生したプラスチック製ストロー

プラスチックの一種である「ポリプロピレン」は1954年にイタリアのジュリオナッタが発明し、1957年から〔モンテカチーニ社〕により生産が始まります。

その耐熱性は高く、プラスチックの中では最も軽量で、耐久性は薬品の容器包装や医療分野でも注射器やカテーテルにも使われるほどです。

曲がるストローが発明されたのは、それよりも20年以上前の1930年代ごろです。病院でも患者がベッドから起き上がらずして飲料を飲める、と大注目されました。

その後、耐久性のある安くて質のよいプラスチックストローは、60年代から大量に生産され始めました。

なぜ今? 大手が脱プラスチックを宣言

今、大企業が次々に「脱プラスチックストロー」を宣言し始めています。その背景には何があるのかをみてみましょう。

スターバックス、マクドナルドも

コーヒーチェーン〔スターバックス〕は、2020年までに日本を含め、全世界2万8,000以上の店舗でプラスチック製ストローの提供をやめると発表しました。

そしてファストフード店〔マクドナルド〕も英国とアイルランド、約1,400店舗でプラスチック製ストローを禁止することを発表しました。

このような世界規模の会社が「脱プラスチック製ストロー」を宣言しているのは、海洋汚染を始めとする環境問題が大きく影響しています。

そのような深刻な海洋汚染の問題の中で、プラスチック製ストローを大量に扱う企業がどのように対応するのか、ということが注目されています。

鉄道会社も次々と発表

脱プラスチック製ストローの動きは日本の中でも起き始めています。鉄道会社の〔小田急電鉄〕と〔京急グループ〕も早速プラスチック製ストロー使用を廃止すると宣言しました。

〔小田急電鉄〕は、新宿と箱根や江ノ島を結ぶ「ロマンスカー」の車内販売において、2019年1月30日より紙製ストローを使用することを発表しました。

そして〔京急グループ〕は19年4月1日より保有する飲食店やホテル、百貨店、レジャー施設などの全13社68施設で植物由来の生分解性プラスチック「BioPBS™」を用いたストローを導入することを宣言しました。

このように、日本でも大手企業が動き始めることで、人々に認知され、さらなる環境問題への関心を持つきっかけとなり、子ども達への教育の機会にもつながることが期待されています。

海洋汚染だけでなく、健康被害も

プラスチック製ストローは環境問題だけではなく、健康被害も与えるといわれています。その中の一つが「お腹にガスが溜まる」というものです。

ストローを吸うと消化管に空気が入り、お腹にガスがたまったり、お腹が張ったりと、消化器系の不快な症状が引き起こされることがあります。ストローの使用を止めることで消化菅に空気が入るのを防ぐことができます。

ストローの原料であるポリプロピレンは基本的には安全ですが、熱や酸性度の高い飲料、また紫外線に触れると化学物質が溶け出し、人体のエストロゲン(ホルモン)のバランスに影響があるという結果が出ています。

また、科学的な証拠があるわけではありませんが、アルコール飲料をストローで飲むと酔いやすいということも度々いわれてきました。

糖分やアルコール分を自分で調整するにはストローでないほうが向いている、とされています。

プラスチックに代わるエコストロー

プラスチック製ストローに代わってさまざまなエコ仕様のストローがあります。紙製はもちろん、ほかにもさまざまな原料がストローとして使われています。

高級感とぬくもりのある木製

木のストローは、その名の通り檜やスギなどの「木」からできたストローです。

自然素材ならではの温かみがあるので、食事のときにもリラックスでき、デザイン的にも落ち着いた、スタイリッシュな見た目が印象的です。

木のストローは繰り返し使えるものもありますが、外での飲食店では衛生面を考えて、使いきりタイプもあります。

冷たいものがより冷たくなるアルミ製

アルミ製のストローは冷たい飲み物がより冷たく感じるのが特徴のコールドドリンク専用ストローです。

また、繰り返し使えるのでコスト的にも非常に便利なのが特徴です。プラスチック製よりもしっかりしているので、マドラーの代わりにもなります。

ほんのり甘く香るサトウキビ製

「サトウキビ」を原料としたストローも存在します。

デンプンから作られる生分解プラスチックの「ポリ乳酸」と搾汁後廃棄される「バガス」が配合されているため、枯れ葉や家庭からでた生ごみなどの有機物を、微生物や菌の力で分解発酵させてできた「堆肥(たいひ)」、いわゆるコンポストが可能です。

紙ストローのようにやわらかくなることもないので、長く使えるのもポイントです。

子どもにも教えたい! リサイクルストロー

ストローは、「マイ箸」のように、「マイストロー」としてブームになり始めている注目のアイテムです。

子どもと一緒に使いたい、持ち運びや使い勝手にすぐれたエコ使用のストローを早速チェックしてみましょう!

飲みやすさを意識した形状

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[Boundless Voyage]のチタン製ストローは、飲み口にかけて少し曲がった非常に飲みやすい形状になっています。

洗浄ブラシがセットになっていて、収納バッグもついた便利な洗えるストローです。チタン製なので洗いやすく、ホットとコールドドリンクの両方に使用できます。

持ち運びに便利なたためるストロー

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たためるステンレスのストローは、コールドドリンクに適したコンパクトで持ち運びやすいストローです。

専用ケースに折りたたんで入れることができ、キーホルダーなどに付けることも可能です。

子どもと一緒にエコストローを始めよう

今、外で飲み物を頼めば当たり前ストローが付いてきた時代に変化が起きています。

大手の飲食店を始め、多くの企業が海洋汚染の環境問題に向き合い、プラスチック製ストローの使用を廃止し始めています。

子どもと一緒にエコストローを使い、世界が向き合うべき環境問題に親子で一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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