投資信託を始める人は要チェック!「MSCI指数」を学ぼう!

「投資信託を始めよう!」と思っているみなさま。投資の世界ではメジャーなMSCI指標をご存知でしょうか?聞き慣れない言葉ですが、投資信託を理解するうえでは重要な道しるべとなります。ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、投資初心者のみなさまに...

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「投資信託を始めよう!」と思っているみなさま。投資の世界ではメジャーなMSCI指標をご存知でしょうか?聞き慣れない言葉ですが、投資信託を理解するうえでは重要な道しるべとなります。ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、投資初心者のみなさまに知ってほしいMSCI指標について解説いたします。

■MSCI指数とは?

MSCIとは、Morgan Stanley Capital International(モルガン スタンレー キャピタル インターナショナル)の略語で、アメリカの金融サービスをしている企業名です。つまり、MSCI指数とはアメリカの金融サービスを手掛ける企業(Morgan Stanley Capital International)が算出・公表する指数ということです。MSCI指数は、投資の世界ではとてもメジャーな指数です。投資信託などがそのパフォーマンスを図る際に利用する代表的なベンチマークと言えます。投資のベンチマークと言うとTOPIXや日経平均株価をイメージする方が多いと思いますが、TOPIXや日経平均株価は日本国内の株価動向を計るために利用するものです。

一方、MSCI指数は世界経済の株価動向を計ることに利用されるものと理解しても良いでしょう。世界経済という観点では、当然日本もその範囲に含まれますので、日本国内が対象となるMSCI指数もあります。

■MSCI指数の種類をみてみよう

MSCIにはさまざまな種類があります。まず最もメジャーな指数が、「MSCI World Index」です。これは、日本を含む23の先進国の上場企業で構成されています。アジアでは日本と香港、シンガポールのみがエントリーされています。「MSCI World Index」は、世界経済の方向性をチェックする際にもよく利用されます。

一方、新興国の動きも当然世界経済を知る上では外せません。「MSCI Emerging Markets Index」は、以下の24の新興国を対象とした指数となります。さらに、「MSCI World Index」の対象である先進国と、「MSCI Emerging Markets Index」の対象である新興国を合わせた、「MSCI All Country World Index」という指標が世界経済の全体の動きをチェックするために利用されることもあります。

また、さらなる今後の発展が期待できる国や地域を「フロンティア市場」と呼び、以下の22の国や地域を対象とした「MSCI Frontier Markets Index」もあります。なお、先進国、新興国、フロンティアの各カテゴリーの見直しは定期的に実施されています。今回ご紹介した各国のカテゴリーは2019年3月28日現在のデータです。

例えば、以前パキスタンはフロンティア市場でしたが、現在では新興国にアップグレードしています。一方、世界2位のGDPである中国だけでなく、韓国や台湾といった発展している国々がいまだにMSCI Emerging Markets Indexに含まれるのは個人的には違和感があります。今後はどうなるのでしょうか?

ところで我々日本人としては、海外の事情を把握する際、「日本を除いた他の国々はどうなっているのか?」という点で確認したいですよね。こうしたニーズのために、日本を除いた先進国の動向をはかるための指標として、「MSCI KOKUSAI」があります。MSCI Worldから日本を除いた22の先進国が対象です。

会社の退職金制度がDC(401K)の方や、iDeCoを利用されている方はぜひ覚えて頂きたい指標です。なぜなら、DCやiDeCoでは、先進国株式に投資しているインデックス(パッシブ)型の投資信託のベンチマークになっているのは、このMSCI KOKUSAIであることが一般的だからです。このような理由から、ぜひMSCI KOKUSAIは覚えておいてくださいね。

■日本を対象としたMSCIはあるの?

このように世界経済の動向を知るために有効なMSCI指数ですが、「MSCI USA(米国の株式)」や「MSCI Europa(欧州15か国の株式)」といった特定の国や特定の地域に絞ったものもあり、もちろん、日本国内に限ったMSCI指数もあります。

代表的な指数としては、「MSCI JAPAN」です。日経平均株価は225銘柄のみ、TOPIXは東証一部に上場している企業のみであるのに対し、MSCI JAPANは大型株に限らず中型株も含めた300~400社を対象としています。また、女性活用を積極的に行い、長期的な持続と成長が期待できる企業を対象とした「MSCI 日本株女性活躍指数」などもあります。

いかがでしたでしょうか?投資信託を検討する際には、その投資信託が何をベンチマークにしているのか?をぜひチェックしてみてください。MSCI指数が出てきた場合は、どんな指数なのかを調べてみると、より理解が深まるはずです。

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