個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入条件と拠出限度額はどれくらい?

老後の年金づくりとして話題の個人型確定拠出年金(iDeCo)。2017年1月より加入対象者が拡大され、多くの方が加入できるようになりました。しかし、月々の拠出限度額は人によって異なることをご存知でしょうか?ファイナンシャルプランナーの坂本卓也(所属:ブロ-ドマインド株式会社...

  • 265
  • 1
  • 0
  • いいね
  • クリップ

老後の年金づくりとして話題の個人型確定拠出年金(iDeCo)。2017年1月より加入対象者が拡大され、多くの方が加入できるようになりました。しかし、月々の拠出限度額は人によって異なることをご存知でしょうか?ファイナンシャルプランナーの坂本卓也(所属:ブロ-ドマインド株式会社)が、iDeCoの拠出限度額について解説いたします。

■iDeCoの加入条件とは?

iDeCoは、2002年に自営業の方や勤務先に退職金制度がない方を対象に始められた制度で、少子高齢化による公的年金や社会保障への不安から、2017年に加入対象者が拡大されました。これにより、公務員や専業主婦(夫)の方も含め、多くの方が加入できるようになったというわけです。とはいえ、すべての方が加入できるわけではありません。では、iDeCoの加入条件はどのようになっているのか、以下で確認していきたいと思います

以上のことから、勤務先の退職金制度として企業型確定拠出年金がある方で、かつ個人型確定拠出年金(iDeCo)を始めたいという方は、まずは勤務先に確認する必要があるといえます。

■加入者別にみる拠出限度額

前述の通り、制度の改正以降多くの方がiDeCoに加入できるようになりましたが、月々の拠出限度額は加入者によって異なります。具体的には、以下の通りです。

1.に関して、自営業者の私的年金制度としてiDeCoとは別に「小規模企業共済」という制度もありますが、iDeCoの68,000円/月とは別枠で利用することができます。こちらもiDeCoと同様にすべての掛金額が所得控除となり、最大7万円/月まで掛けることができるため、併用すれば最大138,000円/月を所得控除しながら積み立てることが可能になります。

iDeCoは原則として60歳まで引き出しができないため、小規模企業共済などと併用しながら無理のない掛け金で運用することが重要ですね。

2.に関して、厚生年金加入者は上記〔1〕~〔4〕と企業年金の有無などにより掛け金の上限が異なります。企業年金や確定給付年金はお勤め先の年金基金などで安全に運用してもらえるため、iDeCoでの運用は退職金のプラスαとして考え、株式や債券などでより積極的に運用することも選択肢の一つといえます。

3.に関して、専業主婦(夫)の方は23,000円/月まで拠出することはできますが、収入がそもそもない方や年収103万円以下で所得税がかかっていない場合は、そもそもiDeCoによる「所得控除」の恩恵を受けることができません。

また、年収130万円以下(お勤め先によっては106万円以下)で、配偶者の扶養内(配偶者控除・社会保険の対象)で働いている方は、iDeCoで掛けた金額を年収から差し引けるわけではないので注意が必要です。

つまり、パート収入などのある専業主婦(夫)の方でiDeCoによる恩恵を受けることができるのは、103万円以上の収入がある方で、ご自身で支払う所得税・住民税を軽減することができるという点のみとなります。

【こちらのコラムもおすすめ!】

いかがでしたでしょうか?税制メリットも大いにあるiDeCoですが、原則として60歳まで引き出すことができないため、無理のない範囲で賢く資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

  • 265
  • 1
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

このアイデアを投稿したユーザー

ライフイベントを迎える女性のために、役立つマネー情報を配信しています。「なかなか貯金ができない」「老後安定した生活を送れるのが不安・・・」など、ファイナンシャル…

おすすめのアイデア

話題のキーワード