投資信託のパフォーマンスは「基準価額」と「純資産総額」でチェック!

いざ資産運用を始めよう!と思った時、初心者でも始めやすい“投資信託”を検討される方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、数ある投資信託のなかから、どのように選べば良いかわからないという方も少なくないのではないでしょうか?そんなお悩みをお持ちの方々のために、今回はファイナンシャル...

  • 200
  • 2
  • 0
  • いいね
  • クリップ

いざ資産運用を始めよう!と思った時、初心者でも始めやすい“投資信託”を検討される方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、数ある投資信託のなかから、どのように選べば良いかわからないという方も少なくないのではないでしょうか?そんなお悩みをお持ちの方々のために、今回はファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、投資信託のパフォーマンスを測るための指標として「基準価額」と「純資産総額」について解説します。

■投資信託の価値を測る場合は「基準価額」をチェック!

株式投資であれば、株価の上下によって当該株式の価値を測るのが一般的ですよね。では、投資信託の場合は何で当該投資信託の価値を測るのでしょうか?

じつは、株式投資における株価のようなものが投資信託にも存在します。それが、基準価額と呼ばれるものです(基準価格ではありませんのでご注意ください)。基準価額は、【純資産総額÷総口数(※)】で算出することができ、1万口あたりの基準価額として表されることも多くあります。つまり、基準価額とは1口あるいは1万口あたりの純資産総額ということですね。
(※)口数は投資信託における取引単位のこと

多くの投資信託では、当初1万口あたり1万円で設定されており、その後はファンドマネージャーの運用次第で基準価額が変動します。そのため、これから投資信託を購入される方は、まずは基準価額が1万円を超えているか否かをチェックしてみると良いでしょう。

基準価額が1万円を上回っている場合は運用が上手くいっており、1万円を下回っている場合は運用があまり上手くいっていないという1つの目安にすることができます。そのため、たとえば同時期に似たようなテーマで発売された投資信託があった場合、基準価額が高い投資信託のほうが運用が上手くいっているといえるため、そちらを選ぶと良いというわけですね(ただし、その分すでに価値が上がってしまっている(割高)ともいえるので、今後も上がり続けるかどうかは別の話となることをお忘れなく)。

さて、そんな基準価額ですが、運用実績に応じて分配金を受け取ることのできる分配型の投資信託はその限りではありません。どういうことかというと、分配金は投資信託の純資産総額から支払われるため、利益が出ていたとしても基準価額自体は上がらない、あるいは下がる可能性もあるのです。

また、分配型のうち分配金を再投資するタイプの場合も同様です。再投資するタイプの場合は、分配金が自動で同一投資信託への再投資に回されることになります。そのため、投資家からすると保有口数が増え、資産自体は増えたことになりますが、やはり分配金を受け取ったということに変わりはないため、基準価額自体は上がらないというわけです。つまり、分配型の投資信託の場合、基準価額だけで当該投資信託の利益が出ているのか否かを判断することはできないというわけです。

■投資信託の規模を測る場合は「純資産総額」をチェック!

前述では、当該投資信託の価額を測るための指標として「基準価額」について解説いたしました。ここからは、当該投資信託の規模を測るための指標として「純資産総額」について解説いたします。

基準価額が株式投資における株価だとすると、純資産総額は株式投資における時価総額にあたります。純資産総額は、【基準価額×総口数】で算出することができます。基準価額が上がっている投資信託には資金が流入してくる(投資家に買われる口数が増える)傾向があり、基準価額が下がっている投資信託からは資金が流出する(投資家が保有している口数が減る)傾向があります。つまり、純資産総額の増減には当該投資信託の基準価額の上下だけでなく、投資家が保有している口数の増減も関わってくるということですね。

いずれにせよ純資産総額をみれば、どれだけ買われているのか、すなわち当該投資信託の規模を測ることができるというわけです。ある意味、投資信託の人気度を測るための指標の1つともいえますね。そのため、たとえば同時期に似たようなテーマで発売された投資信託があった場合は、純資産総額が大きい投資信託のほうが成功している投資信託と判断することができます。

一方、投資信託の純資産総額が減少傾向にあるはどうでしょうか?

前述の通り、投資信託は投資家から流入してくる資金で運用しています。純資産総額が大きく減ってしまうと、運用するための原資が当初の見込みと比較して足りないということにもなりかねません。よって、実際に純資産総額が大きく減ってしまった投資信託は、意図しないタイミングで繰上償還されてしまうこともありますので注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?次回は、投資信託のパフォーマンスを測る指標として「騰落率」と「シャープレシオ」について解説いたしますので、併せてご覧になってみてくださいね。

  • 200
  • 2
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

このアイデアを投稿したユーザー

ライフイベントを迎える女性のために、役立つマネー情報を配信しています。「なかなか貯金ができない」「老後安定した生活を送れるのが不安・・・」など、ファイナンシャル…

おすすめのアイデア

話題のキーワード