「退去」の時に注意すべきことはありますか?敷金が返ってくるポイントは?

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引越しを具体的に考え始めたら、まずすること

今のお部屋の賃貸借契約書をしっかりと読んでおきましょう

お部屋を契約する時にもらった「契約書」、「重要事項説明書」、東京都のお部屋の場合は、「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」をしっかりと読み直しておきましょう。 特にチェックしておきたいのは以下のポイントです。

・ 管理会社の連絡先
・ 退去連絡の期日
・ 原状回復に関する取り決めについて

「管理会社」に早めに連絡をしましょう

引越しの日程が決まったら、管理会社宛に退去の連絡をします。 時々、仲介をしたグッドルームにご連絡をくださるお客様もいらっしゃるのですが、連絡は建物を管理している管理会社(オーナーさんが自主管理されている場合は、オーナーさん)宛てにすることになります。 管理会社の連絡先は、契約書に必ず書かれています。チェックしてみましょう。

退去の連絡の期日は、多くの場合で「退去日の1ヶ月前まで」、お部屋によっては「2ヶ月前まで」と決められています。期日を過ぎると、余計な家賃を払うことにもなってしまいますので、早めの連絡が吉です。

「火災保険」の解約をしましょう

更新月までまだ日にちがある場合は、火災保険の解約も忘れずしておきましょう。 保険の内容によりますが、途中解約で保険料を返金してもらえる場合があります。

電気・水道・ガス・インターネットの引越し手続きをしましょう

電気、水道、ガス、インターネットは、オーナーが契約しているなどの例をのぞいて、ご本人での引越し手続きが必要となります。 ときどき、不動産会社がやってくれるもの、と考えていらっしゃる場合があるのですが、個別にひとつずつ、連絡をする必要がありますので早めに手続きをしましょう。 もしご実家に戻られるなどの場合も、必ず解約を。

退去の立会い日を決めましょう

引越しが終わったら、荷物を「すべて」出し終わったタイミングで、「退去立会い」が行われます。 部屋の中で、傷がついている場所などがないかをチェックし、それに応じて、敷金の精算金額を決定します。

敷金って、どのぐらい返ってくるの?

契約書の内容をまずはチェック

敷金から、原状回復費用とハウスクリーニング費用を除いた分が、精算金額となります。ハウスクリーニング費用については、契約書にあらかじめ定められていることもあるので、チェックしてみましょう。

・敷金の精算金額 = 敷金 – 原状回復費(大きな傷などがある場合) – ハウスクリーニング費(ワンルームで30,000円前後)

ガイドラインを知っておくと安心です

敷金の精算についてはトラブルが多いため、国土交通省や東京都がそれぞれガイドラインを発表しています。 ガイドラインの内容を正しく知っておけば、原状回復費について疑問がある時にも役立ちます。 例えば、よく請求される「壁紙の張り替え」について、国土交通省のガイドラインではこのようになっています。

貸主(大家さん)負担とすべきもの:
賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても、発生すると考えられるもの。

例:
・いわゆる電気ヤケ(冷蔵庫、テレビ裏側の黒ずみ)
・壁に貼ったポスターや絵画の跡
・エアコン設置による壁のビス穴、跡
・クロスの変色(通常の日照によるもの)
・画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えが不要なもの)

借主(わたしたち)負担とすべきもの: 賃借人の住まい方、使い方次第で発生したり、しなかったりすると考えられるもの(明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの)

例:
・台所の油汚れ(掃除をあまりしなかった場合)
・結露放置によるカビ、シミ
・タバコのヤニ、匂い
・落書き等の故意による破損
・釘穴、ネジ穴(下地ボードの張替えが必要なもの)

納得できない場合は、第三者の意見を求めましょう

敷金の精算額に納得できない場合は、もしサインを求められてもその場ではサインせず、第三者に意見を求めるようにしましょう。 たとえば、上記の東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」のページには「賃貸ホットライン」が設けられています。 そのほか、消費生活センターなどでも相談に乗ってくれます。

日頃から家のメンテナンスをしっかりしておきましょう

敷金を多く返してもらうポイントですが、「日頃からしっかり掃除・メンテナンスをしておくこと」が意外と大事です。 ガイドラインでも、「善管注意義務違反」と言って、例えば窓を開けっ放しにしていて雨が入り込んでしまった場合の汚れや、掃除をきちんとしていなかった場合の水回りの汚れについては、「借主の負担」で修繕することが定められています。

また、エアコンの故障や、自然発生的なガラス割れなど、通常オーナーの負担や火災保険でまかなえる故障・トラブルについては、自分で直したり放置するのではなく、都度、管理会社に報告をして直してもらうのが良いでしょう。

部屋を出るときも、最後はきっちり綺麗に掃除して、気持ちよく退去立会いができるように準備したいですね。

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