インテリアデザイナーに習おう!トイレのインテリア、最新トレンド

家のリフォームや新築を計画する際、家族がくつろぐリビングルーム、機能性の高いキッチンなど、それぞれのライフスタイルにあった理想とするインテリアをイメージしますよね。では、トイレのインテリアはいかがでしょうか。具体的にイメージはありますか? 今回は最新のトイレインテリアをご紹介します。インテリアデザイナーである専門家の意見を参考にしてみましょう!

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インテリアデザイナーに聞く! トイレインテリアと最新トレンド

INAX《サティスG タイプ》

ここ数年、トイレは「用を足すだけの場」というイメージから解き放たれつつあります。特に日本は、公共施設でもご家庭でも、トイレの機能性の進化と共に衛生的であるのはもちろん、「癒し」の空間と捉えられるようになってきました。そうなると、どのようなインテリアにすれば心地よく過ごせるおしゃれな空間になるか、気になりますよね。

そこで今回は、数々の飲食店や住まいのインテリアを手掛ける〔株式会社ベルリーナ〕のインテリアデザイナー・樋口泰輔さんに、トイレのインテリアとトレンドを伺いしました。

トイレのインテリア、例えばこんな空間を演出できます

近年ニーズが高まっているのはタンクレストイレです。タンクがないだけで空間が広くすっきりと見え、“部屋”としてのくつろぎやすさが増します。

どのようなトイレのインテリアが可能なのか、実際の施工事例をもとに見ていきましょう。

スムーズな動線を軸にトイレを配置。ゆったりとした水回り

INAX《サティスG タイプ》

こちらは、汚れが付きにくく、においが便器から漏れにくいタンクレストイレの《サティス》を取り入れた例です。

こちらの間取りは、仕事に家事に忙しい女性におすすめです。メイクをする洗面台が側にあるので、朝の身支度がスムーズに済ませられますね。

シンプルな空間のアクセントとしてソリッドな素材を取り入れるのは、近年のインテリアトレンドです。こちらの施工事例でいえば、トイレットペーパーホルダー。天然石をデザインしたフロアタイルとマッチしています。

トイレに飾り棚!? ホテルライクなぜいたく空間

INAX《サティスG タイプ》

こちらは「トイレの壁に飾り棚を設けたい」というご要望を実現したリノベーション事例です。モザイクタイルをあしらい、間接照明を取り入れることで、このようにホテルライクな空間になりました。

好きな絵や本を置き、自分だけの時間を満喫できるの書斎のようなトイレにするーー。こんなぜいたくは、汚れにくくにおいにくいトイレに進化した今の時代だからこそできることですね。

「和」を感じさせるミニマムな空間

INAX《サティスG タイプ》

こちらもタンクレストイレが活きている事例です。タンクレストイレは、タンク付トイレよりコンパクトだから、空間がすっきりとするメリットがあります。また、こうしてメープル系の明るい色みの木材と白でコーディネートすると、意外にも「和」な印象になるんです。手洗い回りもあえてミニマムに仕上げました。

リフォームが可能なら、いっそ窓を大きくして大胆に自然光を取り入れてもいいですね。暗い閉ざされた個室だったトイレが、ここまで開放的になるかどうかもインテリア次第です。「トイレの窓は小さいもの」という固定概念を捨ててしまいましょう。

快適、おしゃれな「いいトイレ」の条件とは?

例えばみなさんがお友達の家に遊びに行った際、清潔で「いいトイレだな~」と思うことありませんか? 果たして「いいトイレ」の条件とは……。樋口さんに聞きました。

照明がアクセントになっている

トイレの照明は、一般的な家庭のトイレなら拡散光で部屋全体を照らす、飲食店ならスポットライトの細い光が便器の先端を照らす、そんな施工例が多い印象です。

トイレの照明のポイントは、パウダールームとしての機能を活かすことにあります。例えば鏡に向かったときに顔に影ができないような照明を考える、など照明にもこだわってみるとインテリアの印象がグッと変わります。

香りをコントロール

トイレに入った瞬間、気になるのはやはりその「におい」。換気をしっかりさせることが重要です。インテリアがおしゃれでも換気が悪いと台なしです。リフォームや新築の際は換気を重視した構造を目指しましょう。

さらに、アロマリードディフューザーを置くなど、心地良い香りのコントロールも意識してみましょう。海外のホテルなどはお手本にしたい例です。

素材で清潔さを保つ

INAX《サティスG タイプ》

トイレの壁面や床は、アンモニアに強い御影石を取り入れてみるのはいかがでしょう。また、手洗いスペースには汚れが落ちやすく、汚れがつきにくく、メンテナンスをしやすい人造大理石がおすすめです。

人造大理石より天然大理石のほうがよいのでは? と思われるかもしれませんが、実は天然大理石は掃除をしっかりしておかないと劣化することがあるので人工のほうが使い勝手が良いのです。

アクセントウォールで空間にメリハリをつける

INAX《アメージュZA シャワートイレ》

トイレだから清潔感のある白壁にと考える方が多いかもしれませんが、トイレをリビングや寝室と同じ一つの部屋として捉えてみませんか? その際、壁の一面だけ色を変えてアクセントウォールにするなど、自由な感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。

例えば、リビングを北欧風にしていたらトイレもリビングに合わせたインテリアにするなど、トイレという概念を忘れ、一つの部屋としてインテリアを心がけてみると自分の理想とする空間が見えてくるはずです。

トイレのインテリアは「こうでなければ」の思い込みを捨てるところから!

INAX《サティスG タイプ》

トイレは常に清潔に保ち、おしゃれな空間にして、家族にもお客様にも快適に過ごしてもらいたいですよね。最新のトイレにはさまざまな機能が備わり、今までのイメージをくつがえすようなインテリアにもぴたりとフィットします。リフォームや新築をする際は、「トイレはこうでなければ」の思い込みを捨てていろいろなインテリアを調べ、理想のトイレ空間を見つけてみてください。

お話を伺ったインテリアデザイナー・樋口泰輔さん

●樋口泰輔(Taisuke Higuchi)
株式会社ベルリーナ代表。乃村工藝社を経てベルリーナ設立。主な仕事はJOTARO SAITO ginza six、八芳園NUIT、MOJA、Justin Davis 、VALLEY、AMARANTH、等。米T&L’s DESIGN AWARD(英GLOBE-TROTTER & Mackintosh)、IES Illumination Awards(八芳園Nuit)、他

株式会社ベルリーナHP:http://berlina.co.jp/

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住まいと暮らしの総合住生活企業・LIXIL(リクシル)です。キッチン、バスルーム、トイレ、窓、玄関などLIXIL製品の情報や、豊かで快適な暮らしや住まいづくりに…

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