Amy’s talk ♯19 グラフィックデザイナー 矢嶋瑛美さん

エイミーことエントリエ編集長の鈴木 栄弥(すずき・えみ)が気になる人を訪ねて、自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第19回目のゲストは今年武蔵野美術大学を卒業し、この春よりデザイナー活動をスタートさせる矢嶋瑛美(やじま・えみ)さんです!

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 789
  • 1
  • 0
  • いいね
  • クリップ

暮らしへのまなざしを大切に モノが語る自分らしさ

矢嶋瑛美(やじま・えみ)さん。熊本県出身。武蔵野美術大学造形学部 視覚伝達デザイン学科学生。今春より地元熊本にてグラフィックデザイナーとして活動予定。個人ではイラストや絵画、アクセサリーなどの制作を幅広く行う。

人の営みの痕跡をたどる。変転の6年間で得た気づき

1月に開催された武蔵野美術大学の卒業・修了制作展。そこで偶然に見つけた「営むモノたち」と題された作品は、詩画集とともに、日常のアイテムが一つひとつ描かれた絵画が壁一面に展示されていました。共感したのは、暮らしを丁寧に見つめる視点と、そこから見えてくる人の営みの面白さ。作者である矢嶋さんがなぜこの作品を制作したのか、そして今後の活動についてお話を聞きました。

――矢嶋さんの作品「営むモノたち」は、壁一面にずらりと絵が並び、とても印象的でした。

矢嶋さん:全部で150枚の絵があります。それに加え、描いた絵に言葉をつけてまとめた詩画集も展示しました。

――すごい数! 描かれているものは、日常を彷彿とさせる情景が多くありましたね。

矢嶋さん:そうですね、高校卒業してから卒業制作をするまでの6年間、生活に大きく影響する出来事がたくさんあったんです。2年間油画科で浪人したことや、地元の熊本に帰って通信教育でデザインを学びはじめたこと、そして大学3年生に進級するタイミングで武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科に編入しました。

変わったのはそれだけではなくて、病気を患った母の看病や死別、父と2人暮らしをするようになったり、熊本地震を経験したり、東京で友達とルームシェアをしたり・・・いろんな経験をしました。

――それは大変でしたね。

矢嶋さん:生活の変化に伴って引っ越しをすることも多かったんですが、「新しい部屋はきれいにしよう」と断捨離しても、結局新しいモノを買ってしまう。住む場所が変わり、モノを捨てても、私の性質自体は変わらないからモノは増え続けて・・・。いつの間にか「私の部屋」に戻ってしまいます。

  • 789
  • 1
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

entrie-エントリエ- は、創業27年、6万4,000件の施工実績がある株式会社ホームテックが、これからのライフスタイルにあわせてつくる新しいリノベーション…

entrie-エントリエ-さんの他のアイデア

コラムのデイリーランキング

おすすめのアイデア