スパイスの王様シナモン!栄養価が高いってホント?

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スパイスの王様シナモン!栄養価が高いってホント?

シナモンは、アップルパイなどりんごを使ったスイーツ、シナモンロールやトーストなどのパン、飲み物などにも多用される身近なスパイス。しかし、シナモン自体がどのようなものかということを知っている人は、意外と少ないのではないだろうか?ここでは、スパイスの王様とも称されるシナモンの特徴や種類、栄養面について知り、シナモンをもっと身近な存在にしていただきたい。

1. 意外にも高い栄養価のシナモン

シナモンが使われ始めた歴史は相当古い。古代エジプト時代には、ミイラ作りの防腐剤として使用されていたというから驚きだ。現在でも、肉類を保存する際の殺菌防腐剤や、その香りの効果を期待して東アフリカなどの地域では害虫の防虫や鳥獣用の忌避剤の配合剤としても用いられている。

古代から珍重されていたシナモンは、ミネラルやビタミンなどの栄養素も豊富。主に酵素の働きを助け、糖質や脂質、タンパク質の代謝を促すビタミンB1、ビタミンB2。毎日必要量を摂取することが求められる大切な栄養素だ。

ほかにもシナモンは、とりすぎた塩分を排出する役割をもつカリウム、脂質や糖質の分解、皮膚や粘膜の炎症などを防ぐ働きを行うナイアシン、骨の形成に関わるマグネシウム、貧血予防効果のある鉄、味覚の形成に関わっている亜鉛など非常に優れた栄養素を持っている。

また、毛細血管の老化防止を助ける働きや、コレステロール値を正常化して生活習慣病を予防する働きも備えている。シナモンの香り成分オイゲノールは、副交感神経の活動を活発にする働きが。気分をリフレッシュし、食欲を増進する働きもある。

2. 濃厚な風味のシナモンはやはり高カロリー?

シナモンは味が濃厚なこと、菓子類やパンなどに使うことが多いためか、高カロリーなイメージが強いが、実際はどうなのだろうか?シナモンのカロリーをみてみよう。100gあたりで364kcalなので、小さじ1杯(2g)では約7kcal。パセリや黒コショウと同等程度のカロリーなので、スパイスの中でもそれほど高カロリーというわけではない。一度にとる量が小さじ1~2杯程度であれば、あまり気にしなくてもいい数値だ。

シナモンの糖質は、小さじ1杯(2g)で1.6g。バジルが1.0g、チリパウダーが1.2gなので、ほかのスパイスと比べると糖質はやや高めかもしれない。

シナモンには大きく分けて、セイロンシナモンとカシアという種類がある。セイロンシナモンはやや上品な香りで色が薄く、カシアのほうは刺激的な甘さで色も濃い。これは使用している樹皮の部位の違いによるものだが、カシアのほうが香り成分のクマリンが強い。クマリンの抗菌作用など身体にいい側面もあるが、過剰にとりすぎると肝機能に影響が出ることがわかっている。そのためシナモンの摂取許容量は世界標準的に1日3gまでとし、10g以上は過剰摂取と考えられている。

3. シナモンをカロリーオフでとるなら飲み物がおすすめ

栄養豊富なシナモンだが、スイーツばかりではカロリー過多になってしまう。シナモンの摂取許容量をオーバーせずに、カロリーもセーブしながら毎日とるならば、飲み物に入れるのがおすすめだ。料理に使うよりも、1回の使用量の管理もしやすい。

飲み物は、コーヒー、紅茶やココア、牛乳や豆乳など、シナモンはどの飲み物にも合う。いつも入れていない人は、たまに入れるとフレーバードリンクとして楽しめるので、ぜひトライしてもらいたい。

ヨーロッパなどで寒い時期に飲まれているホットワインにも、滋養強壮として各種スパイスの中にシナモンが入っていることは、よく知られている。

またシナモンは、はちみつとの相性もいい。砂糖を使用する代わりにはちみつを使うことで、ビタミンやミネラル、酵素やポリフェノールなどの栄養素も同時にとり入れることができるので、おすすめだ。

結論

シナモンは、古くから珍重されている栄養価の非常に高いスパイス。血行を促す働きや、その香りは気持ちもリフレッシュさせてくれるが、強い成分も含まれているため許容量が決められている。1日3杯までが目安なので、その範囲内で飲み物や料理にとり入れていこう。

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オリーブオイルをひとまわし編集部

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