床断熱リフォームで、冬は暖かく、夏は涼しく!快適な一年を送ろう!

今回は、床断熱のリフォームについてご紹介します。「暖房をつけていても寒さが残る」「部屋は暖かくなるのに、足元だけが冷えてなかなか快適にならない」こんなお悩みはありませんか?これはもしかすると、床の断熱性の低さが原因かもしれないのでリフォームを検討する価値があります。この記事を参考に、床断熱リフォームをして足元も暖かな快適空間をつくりませんか?

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床断熱リフォームが大切な理由

壁や屋根、窓の断熱は今や施工が当たり前になっていますが、床の断熱も住宅全体の断熱性を考えるうえではとても重要です。しかし、築年数の古い家などは床が無断熱であったり、断熱材が機能を果たしていなかったりする場合があります。
あるいは、床断熱がすでに施工済みであっても、以下の状態に当てはまる場合は床断熱の効果が失われていることが考えられます。「床断熱をしていても部屋が寒い」という場合は、一度床下の点検を行って状態を確認してもらうことが望ましいでしょう。

【ケース1】断熱材の劣化
床下は湿気の多い場所でもあり、経年と共に断熱材も劣化してきます。場合によっては断熱材のみならず床全体の劣化がみられることもあり、家の断熱性を大きく低下させる原因になっています。もしも、床下そのものに傷みがあって改修目的でのリフォームを考えているなら、一緒に断熱工事もやり直すのが賢明でしょう。

【ケース2】断熱材の施工不良
断熱材の施工は、狭い場所での作業になるため技術力が必要になります。なかには、きちんと施工されていないケースもあり、「断熱材が脱落している」「一部が床に密着していない」という状態であれば、せっかくの断熱材がうまく機能していないことも考えられます。

【ケース3】断熱材の変形
断熱材は、半永久的なものではありません。経年などで変形することで、床下に隙間ができてしまう場合もあります。せっかく断熱材があっても、床とぴったり接着していなければ断熱効果を十分に発揮できていない可能性もあるでしょう。またその他にも、シロアリなどの昆虫や、いたちなどの小動物によって状態が悪くなっているかもしれません。普段は目にすることのない床下ですが、寒さ対策のリフォームでは見落とさず押さえておきたいポイントです。

床断熱に使う断熱材の種類はこんなにある!

床断熱で使われる断熱材はさまざまな原料から作られ、断熱効果以外にもそれぞれ異なる特徴を持っています。主に4種類の素材から作られている、断熱材の種類と特徴をみていきましょう。

1.発泡プラスチック系断熱材
同じ分量での効果をみた場合、4種の断熱材の中でも最も高い断熱効果を持っています。また、嵩張ることがないため、空間を無駄に使わずに効率よく断熱ができます。価格は若干高めですが、施工に手間がかからないため工事費用が安く済むというメリットがあります。

2.木質繊維系断熱材
木材から作られ、「ウッドファイバー」などの名称で呼ばれる断熱材です。木質原料のためアレルゲンとなる可能性が低く、シックハウス症候群の対策にもなります。また、天然素材なので廃棄することを考えてもエコになるといえます。また、天然の塗り壁や畳の床などと同様に調湿作用があり、床下の湿気をコントロールして結露などを予防してくれます。

3.天然素材系断熱材
ウール(羊毛)や炭化コルクなど、天然の素材そのものを使った断熱材です。これらもアレルギーやシックハウス症候群対策に有効で、調湿作用もありますが、他のどの断熱材よりも価格が高くなるというデメリットもあります。

4.無機繊維系断熱材
鉱物を原料とした断熱材で、「グラスウール」「ロックウール」などと呼ばれる素材からできています。防音作用も高いため、床下断熱に多く使われます。また、火に強い不燃材であることも、古くから住宅断熱材として多く用いられている理由といえるでしょう。価格も手頃ですが、断熱効果を得るためには多くの分量を必要とするため、嵩張るというデメリットもあります。

床断熱リフォームは「床上タイプ」と「床下タイプ」

いっぽう、床断熱リフォームの工法には「床上タイプ」と「床下タイプ」の2種があります。これらの特徴についても、以下で詳しく説明しましょう。

1.床上タイプ
床の張り替え工事を行うときなどに、断熱材を床の組み木の間に挟んで設置する方法です。工事が手軽で、張り替えと同時に行うことでコストも抑えられますが、厳寒地などの「底冷え」に対しては十分な断熱効果が得られない場合があります。

2.床下タイプ
既設床のまま、床下のスペースに断熱材を施工する方法です。床上タイプに比べて断熱材の種類も豊富に選べ、吹き付け式のウレタンフォームが利用できる場合は施工の手間もかかりません。ただし、床下のスペースには必ず通気性を確保し、同時に湿気対策などを行うようにしましょう。外気との温度差が原因で室内に結露が生じやすくなったり、カビなどの原因になったりする場合があるため、注意が必要です。
床断熱リフォームは、工法・素材の選び方やそれらの組み合わせによって、かかる費用や手間も変わります。ご自宅の状況やご予算などに応じて、最適なリフォーム方法を選ぶとよいでしょう。その際にも、信頼できる施工業者さんとよく相談しながら計画を立て、現状のお悩みをしっかり解決できることを優先したリフォームにつなげることが大切です。

おわりに

床下からの嫌な冷気をシャットアウトするためには、床断熱リフォームが最適です。また、床断熱リフォームはシンプルな工法で行える場合も多く、最短1日で完了できるケースもあります。そして、施工後すぐに効果を実感できるのも嬉しい点でしょう。まずは気軽に見積をとるなどして、床断熱リフォームの計画をスタートさせてみてはいかがでしょうか。

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