インテリアデザイナーが伝授!玄関ドアのトレンドと玄関インテリアのポイント

寒い冬も終わり、季節はまもなく春です。そこで、新しい季節への扉を開けるという意味も込め、今回は玄関ドアに注目してみましょう。玄関ドアはまさにご自宅の顔! 印象を左右する重要な箇所です。今回は株式会社ベルリーナのインテリアデザイナー・樋口泰輔(ひぐちたいすけ)さんに玄関ドアのトレンド、玄関周りのインテリアコーディネートについて伺いました。

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玄関ドアを変えるメリットって?

玄関は、家の中で家族が毎日必ず利用する場所ですよね。ただ、玄関ドアを替えるのは、リフォームや新築などの大きなきっかけがないと検討されないかもしれません。

でも、玄関ドアを一つ替えてみるだけで、家の印象はガラリと変わり、まるで建て替えたばかりの家のような新鮮な気分を味わうことができます。まさに春の新生活の気分を高めるにはぴったり。それほど玄関は家の印象を決定づける重要な場所なんです。

最近の玄関ドアのトレンドはズバリ、断熱性!

玄関は、冬は冷気が、夏は熱気が入り込みやすく、家の中でも特に熱損失が大きい箇所になります。室内でエアコンをかけていても玄関から逃げていってしまう……ということに。そこで、近年のトレンドは「断熱性の高い玄関ドア」です。デザイン性だけでなく、断熱性の優れたアイテムがそろっています。

断熱性の高いドアなら冬は暖かく、夏は涼しく、電気代の節約にも繫がります。断熱材を使った断熱性の高いドアに替えてみれば、季節を問わず快適な室内環境を保つことができるでしょう。

また、玄関ドアに替えるメリットとして防犯性の向上があります。上と下の2ロックを標準装備していたり、鍵を不正解錠しづらい構造にし、ピッキングなどによる「施錠開け」対策がされています。他にも、こじ破りに対する抵抗力も高めたりと、防犯性能が向上しています。

玄関周りのインテリアトレンドは北欧風や西海岸風♪

玄関は家族だけでなくお客様も出入りする場所。家の第一印象は玄関で決まると言っても過言ではないので、インテリアにはこだわりたいですよね。もし玄関ドアを変えるなら、それを機にいっそトータルで玄関インテリアを見直したいもの。そこでトレンドの玄関インテリアをインテリアデザイナーの樋口泰輔に教えていただきました!

人気の衰えない北欧風インテリアの玄関

インテリアで根強い人気の北欧スタイル。本場北欧は非常に寒い地域なので、熱損失が少ない木製の玄関ドアが多く採用されています。色は明るめのオークがおすすめです。

《グランデル2 152型》

例えばフィンランドバーチ、色の薄いナチュラルなもの、オークなら薄い色なので雰囲気が出しやすいでしょう。ドアそのものが浮き彫りになっていたり、デザイン性の高いものを選ぶと、より北欧らしい空間になります。

意外に思われるかもしれませんが、日本によく見られる引き戸も、北欧風のインテリアにはマッチしますよ。

《ジエスタ2 M28型》

ドア板にガラスを織り交ぜたコンテンポラリースタイルのドアもおすすめです。空間に落ち着きと抜け感ができ、玄関の印象がワンランクアップ!

これらのドアとトータルコーディネートするなら、靴箱や壁紙にも柔らかいカラーを採用し、ナチュラルな北欧調を演出しましょう。全体をウッド調にすれば統一感が生まれ、玄関全体が温かみのあるインテリアになります。

北欧スタイルの玄関アイデアとして、靴箱の上をディスプレイコーナーにしてみるのはいかがでしょう。北欧風のウッディなインテリア小物を飾ると、帰るのが楽しくなる、明るい印象の玄関になりますよ。

アメリカの西海岸を思わせる爽やかな玄関インテリア

アメリカ西海岸は、海沿いの爽やかなイメージ。インテリアもエイジングがかったウッド調や、ペンキが剥がれたようなヴィンテージ感のあるアイテムが多く採用されます。また、西海岸の建築、特にサンフランシスコなどは、イギリスのヴィクトリア調を意識してレンガ風の壁を作ることが多いそうです。

玄関ドアの素材やデザインを選ぶ際にもぜひヒントにしてください。

《ジエスタ2 D41型》

日本の住宅では「玄関ドアは無難なブラウンやグレー」と思われがちですが、玄関は家の顔。例えばこのドアのようなパッと明るいホワイトカラーにすると大きく印象が変わりますよ。取っ手のアイアンにも個性があり、まさに西海岸の邸宅のようですね。

《ジエスタ2 D11型》

思い切ってこういった古材を思わせる素材のドアを選ぶのもインテリア上級者。重厚さはありつつ、木の温もりによって玄関全体がクラフト感のあるイメージになります。

これらの西海岸風のドア周りは、ガラス類や流木など、小物や雑貨で演出してみてはいかがでしょうか。流木をそのまま使ってコート掛けにしたり、古い木箱をペイントして靴を“見せる収納”にするなど、空間使いもラフに楽しむのがコツ。

木の材質に特徴があるドアには、グリーンを合わせるのもアイデアの一つ。ドアを開いてすぐ目に入る正面に集中的に飾るとインパクトが出ます。最近は手入れのいらないフェイクグリーンも豊富なので、インテリアに手軽に取り入れられますよね。

緑を飾ることで、採光の難しい玄関に明るさが増し、西海岸風インテリアならではの抜け感を演出できますよ。

玄関を見直して新しい季節を楽しみましょう!

玄関は毎日のおでかけ時、帰宅時と必ず利用する場所です。樋口さんは「印象的な玄関インテリアは、まずドアの素材やデザインから決めて、玄関ドアにあったインテリアにして統一感を持たせましょう」とのこと。

ファッションでも同じことが言えますが、やはり大事なことは統一感! あえて外す、という方法もありますがなかなか難しいので、まずは玄関ドアのデザインにあわせたインテリアにトライしてみましょう。

間もなく季節は春。この機会に玄関ドアと共にインテリアも見直しみてはいかがでしょうか。

今回お話を伺ったインテリアデザイナー・樋口泰輔さん

●樋口泰輔(Taisuke Higuchi)
株式会社ベルリーナ代表。乃村工藝社を経てベルリーナ設立。主な仕事はJOTARO SAITO ginza six、八芳園NUIT、MOJA、Justin Davis 、VALLEY、AMARANTH、等。米T&L’s DESIGN AWARD(英GLOBE-TROTTER & Mackintosh)、IES Illumination Awards(八芳園Nuit)、他

株式会社ベルリーナHP:http://berlina.co.jp/

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