【専門家監修】法律違反になってない?ロフトリフォームをする条件や費用、失敗事例を紹介!

天井までの空間や屋根裏の空間を活用してロフトをつけてもいいのではと思ったことがある人は少なくないと思います。しかし、ロフトのリフォームは、実はいろいろと条件があったり、注意しないと後悔するポイントがあったりすることをご存知ですか? 今回は、ロフトリフォームができる条件やポイント、さらに失敗事例もご紹介します。

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ロフトリフォームができる戸建ての条件とは?

条件1 陸屋根(りくやね)ではないこと

陸屋根という言葉は一般的ではないですね。簡単に言うと平らな屋根という意味です。当たり前のことですが、天井の上にロフトを作るには、そこに一定の空間がないと物理的にロフトを設置できません。

また、陸屋根ではないにしても、極端に空間が狭ければ、やはり実用性がありませんので、それはロフトではなく単なる屋根裏収納にすぎないでしょう。

条件2 法律に違反してしまうケース

ロフトは高さを1.4m以内に納めなくてはいけません。また、その直下階の面積の二分の一未満でなくてはならない、との法律も存在します。

もし、この基準にそぐわないと、それはロフト扱いではなく3階扱いになってしまいます。3階扱いになると、その分だけ固定資産税が上がることになりますのでご注意を。

ロフトリフォームする上での失敗事例とは?

ここではロフトリフォームをした場合の起こりがちな4つの失敗事例をご紹介します。

失敗事例1 暑さ、湿気対策

これがもっとも多い失敗事例でしょう。戸建ての天井部分は室内の熱がもっとも集中する場所です。つまり、そんな場所にロフトを作ったら暑くていられない可能性が出てくるわけです。

ところがその対策をしっかりしないというか甘く見てしまうと、作ったものの、事実上使用できない空間となってしまいます。

福岡県の事例ですが、ロフトリフォームの際にしっかりとした断熱工事を施さなかったために、天井からの熱がダイレクトに来てしまって灼熱地獄になってしまいました。

また、灼熱地獄だけではなく、湿度も常軌を逸していました。具体的に測ったわけではありませんが、ロフトに上がった瞬間に額から汗がしたたり落ちる状況だった記憶があります。

こういったことがないようにエアコンは必須なのですが、適切な断熱工事がされないと、エアコンでは歯が立ちません。屋根と壁から入る熱をしっかり遮断するための工事をしっかり行いましょう。

失敗事例2 はしご

ロフトに上るにははしごが必要です。しかし、作り付けのはしごは3階扱いになりますので使用不可。そうなると、かけはしごを使用するしかないのですが、作り付けとは違うので安定性がどうしても欠けてしまいます。

私は平気なのですが、中にはそれが怖いと感じる人もいるでしょうし、昇りは良くても降りが怖くて……という声もたまに耳にしますね。

また、そのかけ梯子の置き場がないというケースもありましたし、もっとも問題なのは階段からの転落事故もあり得ることでしょう。

転落事故はその原因が不注意によるものが多いのですが、実際に転落した事例はちょくちょくあります。

失敗事例3 天井

ロフトの天井高は1.4m未満とお話ししましたが、その逆に天井高を取りたくても取れないケースもあります。

ご主人がライフワークにしている鉄道模型部屋にしようとロフトを作ったケースがありました。その当時60歳の方だったのですが、住宅相談を受けてご自宅に伺いました。

実際にロフトへ上がったのですが、その天井高があまりに低くしゃがんでもさらに頭を横に傾げなくてはいけないほどだったのです。

ただ、工事業者からはこの点を事前に聞いていたとのことで、覚悟のうえでのリフォームだったようです。しかし、実際にはかなり後悔しているようでしたね。

失敗事例4 十分なスペースがない

この問題は全国各地で見聞きする事例です。

ロフトリフォームをする際には、施工業者との打ち合わせで図面を確認しながら使用可能面積を見るわけですが、実際にできあがったロフトに上がってみると「あれ? 狭いな~」となるのです。

通常の居室であっても2次元の図面と3次元のリアル空間ではその感覚はまったく異なりますね。それがロフトとなると、屋根の傾斜が出たりするうえ、高さがない分だけ圧迫感を受けるためこう感じるわけです。

名古屋在住のKさんは中古で購入した築34年の戸建てに、念願だったロフトを作りました。ところが、屋根の傾斜があるのに加えて構造材である柱もあり、物も置きにくく、何よりその柱が邪魔をして移動そのものがしにくい状態になっていたのです。

「こんな使い勝手が悪いと思わなかった。今ではとうとう物置になってしまいました」と話していたのを今でもはっきり覚えています。

ロフトリフォームの費用&工期

ロフトを書斎にリフォーム

●費用

書斎にするのですから、ロフトに長時間滞在することを前提としていますし、居心地の良い空間にしなくてなりませんね。また、書斎という響きからイメージできるものとして、フローリングに加えて畳を敷く選択も考えられます。

さらには照明。一定の光がないと問題ですから、照明をつけるのと同時に自然光を取り入れるための窓の設置ができないかも考えるべきでしょう。

そして絶対に必要なのがエアコン。さすがにエアコンなしではロフトを書斎として使うことはできないと考えていいと思います。

このような条件で実面積4畳程度のロフト工事をすると、100万円~300万円となるでしょう。ただ、内容によって幅が大きい工事だとお考えください。

●工期

最低でも1週間。やはり、書斎は長時間いてくつろぐ環境となりますので、細かい作業が必要となります。

ロフトを収納部屋にリフォーム

●費用

書斎と違って収納部屋ですから、細かいところまで気にかける必要はないと思います。凝ったおしゃれなクロスを貼る必要もなければ、エアコンをつけることもありません。

費用は6畳程度の収納で考えると30万円前後みればよいと思います。

●工期

早ければ1日、かかっても2日でしょう。

ロフトをプレイルームにリフォーム

●費用

プレイルームを多目的空間と置き換えてもいいでしょう。つまりはなんでも部屋。くつろぐまでのスペースではないものの、断熱材や柱がむき出しの状態では落ち着かないというイメージです。

つまりは、クロスはきれいに貼って、照明も高価である必要はないがしっかりと明るさを確保できるものを付けることとなります。

この場合の費用ですが、6畳程度で50万円~90万円くらいです。

●工期

2日~3日をみてください。

業者選びは慎重に!

子どものころにあこがれた秘密基地を大人になって実現する。屋根裏活用はこういった夢を具現化したものの最たるものでしょう。また単なる収納にするのか、そこで生活できるくらいの快適性を造り出すかなどという選択の幅が大きいのも魅力です。

ただ盲点であるのが法的制限。高さや面積基準をしっかり確認しないと課税多少となり、思わぬ出費を強いられることになります。

それを防ぐためにも業者選びを慎重に行いましょう。業者の中には「黙ってやれば役所にはわかりませんよ」などと甘言をもって迫って来るケースもあるでしょう。

でも、そういう悪徳業者に乗ってはいけません。適法な工事をする業者を選んで夢を実現してください。

このアイデアの監修者

森住宅コンサルタント株式会社 代表取締役 森雅樹

名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。
退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住
宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサ
ルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行
っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。

森住宅コンサルタント(株)
http://mori-consultant.com/


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