外壁リフォーム4選!塗装やタイルなどおすすめリフォーム&工事費用を解説

家の外壁は10年ごとにリフォームが必要なのをご存知ですか? 劣化防止のためにも定期的に外壁の状態をチェックしましょう。今回は、塗装やタイル、サイディングなど、4パターンの外壁リフォームについて詳しく解説! それぞれの料金の相場も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

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このアイデアの監修者

森住宅コンサルタント株式会社 代表取締役 森雅樹

名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。
退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住
宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサ
ルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行
っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。

森住宅コンサルタント(株)
http://mori-consultant.com/

外壁リフォームとは?

数千万円の住宅ローンを組んで購入したマイホーム。しかし、そんなピッカピカの一軒家も、経年劣化には勝てません。とくに外壁は春夏秋冬の変化に耐え、時には台風などによって想像以上のダメージを受けます。そのダメージを放置しておくと、壁の内側に雨がしみ込んで家が傷んでしまう原因にもなりかねません。

それを防ぐために必要なのが外壁リフォーム。外壁の塗装を塗りなおすのが一般的なリフォームですが、場合によっては壁そのものを張り替える工事も選択肢に入ります。

壁の張替えとなると費用もかさみますが、放置していると大変なことになります。後悔先に立たず。外壁劣化問題には真剣に立ち向かってください。

外壁のリフォーム時期について

新築で住宅を購入した場合、だいたい10年がリフォーム適性時期となります。

10年というのはあっという間で外観上は何ともないように見えますが、基本的には塗りなおすのが家のためには正解だとお考えください。

とくに2階部分や屋根の上など、簡単に目視で確認できない箇所はその傷み具合はわかりません。こういう部分こそ、専門家に依頼して調査をしてもらってください。【インスペクター】とネットで検索すればたくさん情報が出てくるので、それをチェックして問い合わせをしてみましょう。

外壁リフォームが必要なケース4つ

まずは、具体的にリフォームが必要な状況を説明していきます。

外壁リフォームが必要なケース1・・・室内の壁に雨染みが出る

最初にご紹介するのはもっとも深刻なケースです。

室内の壁に雨が染み出てくるのは赤信号ですが、その予兆ともいえるのが軽い壁の濡れでしょう。水滴とまでいかなくても、手で触るとなんとなく湿っぽさを感じるというものです。

この症状が出始めたら外壁に何らかの問題が発生している可能性があります。本来であればこの段階ですぐにリフォームを検討すべきです。

さらに状況が悪化していくとクロスの剥がれが起こります。下地とクロスの間に水分が入り込むと、当然のことながら接着が悪くなり、剥がれてきてしまうのです。

この段階は赤信号になる寸前の黄色信号と認識してください。外壁リフォームをすぐにでも検討すべき段階に到達しています。

外壁リフォームが必要なケース2・・・チョーキング現象

外壁を指先で軽くこすってみたことはありますか?

こすった指先を見ると、チョークのような粉が付着することがあります。これは主に外壁の塗装が剥がれることでおこるチョーキング現象といい、外壁リフォームを検討し始める1つの目安となります。

ただ、新築直後であっても手で強くこすれば、ある程度の粉がつく可能性はありますので、強くこすり過ぎるのは控えましょう。調べるときは軽くこする程度で十分です。そのやり方で手先に少し粉が付くようであれば、外壁が劣化し始めた兆候といえます。すぐにリフォームまでする必要もないかと思いますが、要チェックです。

そして、問題なのは軽くこすっただけなのに、指先にしっかり粉がつくケース。これは赤信号です。すぐに専門業者に自宅を調べてもらいましょう。

外壁リフォームが必要なケース3・・・建築後20年を経過したら

これはわかりやすい基準です。もし見た目にはなんともない外壁だったとしても、建築後20年間にわたってリフォームはおろか簡単なメンテナンスもしていない外壁であれば、ひとまずリフォームの必要性があるのではないか? と疑ってください。

最近建築される住宅の中には【外壁メンテナンスフリー】などをうたうケースも散見されますが、一般的には10年が外壁リフォームの目安であり、少なくとも20年以上経過した住宅に住んでいる方は一度調査をしてもらいましょう。

さらにいえば、築30年で赤に近い黄色信号。築40年経過した家ならば完全な赤信号状態ですので要注意です!

外壁リフォームの種類1.サイディング

セメントに繊維質を混ぜて板状に形作り、それを貼り合わせていくのがサイディングです。材料費や工費はセメントに比べてやすく耐久性もあります。

この外壁リフォームにかかる費用

外壁をサイディングに張り替える費用を考えてみましょう。費用は30坪程度の住宅でおおよそ60万円〜200万円。

外壁リフォームに関しては、店舗を構える専門業者もいえば、訪問販売の業者もいます。また、家を建てた工務店に相談すれば、取引のある外壁業者に連絡して見積もりを取るでしょう。

このようにそれぞれの立場や特色があって、その金額が異なるため、費用の幅もかなり出ます。

外壁リフォームの種類2.塗装

塗装の材料にはアクリル、ウレタン、シリコンなどいくつかの種類があり、耐久年数が長いものはお値段も高くなる傾向にあります。

この外壁リフォームにかかる費用

これも張替えと大きくは変わらない価格になることが多いようですので、60万円~300万円くらいで見てください。上限を高く設定しましたが、塗装材量はその種類によって性能が異なってくるので、価格も大きな幅があるからです。

最上級のものはコーティング力が強烈で、その保護性能も群を抜いているのが特徴です。

詳しくは塗装業者にご確認を願いたいのですが、とにかく塗装はその金額がピンキリなことは間違いないとお考えください。

外壁リフォームの種類3.タイル

ある大手の優良住宅フランチャイズメーカーがあります。この会社は新築専門ですが、営業マンは「わが社の特徴はこのタイルです!」と大きくうたってきます。このフランチャイズに関して私は昔からよく知っているのですが、実際に性能は極めて高いものがあり、営業マンのセールストークに嘘はありません。

このフランチャイズメーカーだけに言えることではなく、タイルは見た目は高級感もあり目を奪われる美しさを兼ね備えています。そのうえ、汚れや傷に強く耐久性があるのが特徴です。ただ、値段がどうしても高くなるのが唯一の欠点と言えます。

この外壁リフォームにかかる費用

30坪程度の家で考えますが、外壁をすべてタイルにするリフォームを行いますと、おそらくは180万円~400万円くらいを見なければならないでしょう。

外壁リフォームの種類4.モルタル仕上げ

最近の新築住宅で見ることは少なくなってきましたが、昔から日本にある壁仕上げ方法となります。

モルタルはセメントと砂を混ぜて、それに水を加えて練ったものです。そのモルタルを壁に下地として塗り、その下地に樹脂系の塗料を吹き付けたりすることでそれぞれの特徴を出しています。

またセメントとは違う素材ですが、自然素材として有名な漆喰や珪藻土の塗り壁もその風合いに根強い人気があります。

特に和風の家や古民家のリフォームをする場合には、サイディングなどの製品はあえて使わずに、この漆喰や珪藻土を外壁リフォームの素材として選ぶ方が増えています。

この外壁リフォームにかかる費用

塗装の仕上げやもともとの痛み具合などによりますが、60〜100万くらいの費用でしょう。また、モルタルではありませんが漆喰の壁を漆喰に塗りなおす場合だと、大まかに費用40万円~60万円程度でしょう。

外壁リフォームで気持ちいい住居に

家の中にいると外壁は見えません。しかし、あなたが安心して暮らすために重要なのが外壁なのです。

室内からは見えないと言いましたが、外出先から自宅に帰る時に見上げる我が家の外観がみすぼらしいのはいただけませんよね。やはり、それなりの美しさは保っておきたいところです。

余談にはなりますが、新築当時は真っ白な外壁だったのに、2~3年で雨水が伝った後が筋状になって汚れてしまっているお宅をたまに見かけます。これに関しては、早急に汚れを落としてください。すぐに家をダメにするわけではありませんが、その都度掃除をしていかないと、いざ汚れを落とそうとしても頑として取れなくなると思った方がいいですよ。

※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行いましょう。

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