都市における都市のための快適で省エネなパッシブモダン住宅

大阪府東大阪市、JR鴻池新田駅から徒歩5分。閑静な住宅街の中に佇むタイコーのショールーム"Room"。

南向き4間間口の恵まれた敷地条件。しかしながら密集した都市部である事から、将来においても暖かい採光を得るために2階にLDK、新提案のアウトドアルーム"room"を配置。

グレーを基調としたインテリアが特徴的なタイコー流都市型パッシブモダン住宅です。

都市型はその名の通り、都市部の住宅で「敷地が狭い」「南間口ではない」「前面道路が狭い」「周辺は3階建て」など、積極的に南からの光をとりにくい条件が揃う中で、隣家とのプライバシーを守りながらもできる限りの太陽の光と熱を得つつ、増えたエネルギーについてはより高断熱高気密化することでエネルギーのバランスを取ろうという設計手法です。

太陽や風等、自然の力を利用して「夏涼しく、冬暖かく」過ごすためのパッシブ設計。夏の日差しはどうやって防ぐのか?冬の日射を取り込むには?取り込んだ熱を逃がさないためには?すべてこのRoomで実際の設計手法を見て、感じて頂けます。

ぜひご来場ください。



<断熱・気密性能>
Q値 :1.11W/m²K
UA値 :0.28W/m²K
C値 :0.4cm²/m²

<仕様>
構造 :耐震構法 SE 構法[木造ラーメン工法]
階数 :2階建て
等級 :耐震等級3[最高等級]
断熱 :G2仕様:ダブル断熱
:屋根外側[Q1ボード| 61mm]
:屋根内側[高性能グラスウール16K | 180mm]
:壁外側 [Q1ボード | 61mm]
:壁内側 [高性能グラスウール16K | 120mm]
:基礎外側[スタイロフォームAT | 50mm]
:基礎内側 立ち上がり 床面全て[ミラフォームλ | 55mm]
気密 :防水気密シート0.2mm施工
建具 :樹脂アルミ複合サッシ
     [U値:1.58W/㎡K(Low-E 複層ガラス仕様)]
木製トリプルサッシ
[U値:1.23W/㎡K(Low-E トリプルガラス仕様)]
:断熱玄関扉[U値:2.33W/㎡K]
換気 :第一種熱交換型換気システム
熱交換率82%

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建物を正面から見る

スタイリッシュなグレーの外観。ライトグレーの外壁に緑が入るととっても爽やかな印象になります。植栽計画は、大阪の八尾の庭師グリーンスペースさんにお願いしました。里山とモダンデザインの融合をテーマに計画。四季によっていろいろな花が咲いたり紅葉したりと季節の移り変わりを感じさせてくれます。

玄関から北面階段方向を見る

玄関を入ると、広々とした土間。
モルタル仕上げの土間は、色や肌触りなどで他の床材とは違った印象を室内にもたらします。

玄関上部は吹き抜けとなっており、軽やかな鉄骨階段が上下階を繋ぎます。
ケコミ板の無いスケルトン階段は、空間に開放感・奥行が出るというだけでなく、光と一緒に階段の間を風が通り抜けるため、空間全体の風通しが良くなり、空気が循環するというメリットもあります。

また、吹き抜けの天井壁は曲線にして、やわらかな光を奥に導く仕掛けとしています。

一階から階段を介して二階を見上げる

1階と2階を繋ぐ鉄骨階段。
手すりはグレー色に塗装し、ブラックよりも少し上品な印象に。

移り変わる陽光や照明によって、1日を通して様々な表情が見られます。

リビングから階段方向を見る

高天井から下がった天井部分を板張りとすることで、ただ単に真っ白なクロスを貼るよりも空間をより印象的に。
床材の色味と合わせることで全体的な統一感も生まれます。

板張りと言っても一枚板ではなく、羽目板を連続して施すことで味わい深いものとなり、さらにその向きによって動きや奥行き感も生まれます。

全てではなくて一部分だけでもこのように仕上げるとより一層上質な空間となりますね。

リビングからダイニングキッチン方向を見る

約24帖のLDKと連続する形で設けられた8帖のサンルーム。
リビングが一段下がっていたり、一部高天井になっていたり、キッチンがぐるりと囲まれていたりと色々な事をしていながらもすっきりとまとまった統一感のある空間です。

イタリアの家具ブランド「Calligaris / カリガリス」でコーディネートしたモダンなインテリア。マットな質感のグレーを基調とし、石目やモルタル等様々なマテリアルで表現しています。

リビングからダイニングキッチン方向を見る

20㎝ほど床を下げて設けたリビングから高天井のダイニングへと立体的に繋がる空間。
床はカーペット仕上げとすることでより上質な空間を演出。

カーペットは帝国ホテルやリッツカールトンなども手掛ける堀田カーペットさんのウールカーペット。
ウールは汚れに強く、水にも強い。そして吸放湿効果もあり、約30%の水分を吸収・放出するのだと言います。
夏場はカーペットだと暑いんじゃないか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それもウールの吸放湿効果があれば少しも気にならないそう。

リビングからサンルームを見る

リビングと連続して設けられたサンルーム。

ソファに座ってコーヒーを飲みながら、ぼんやりとサンルームの緑を見る。
そんな情景が目に浮かびます。

サンルーム、リビングと連続して設けた間接照明も空間により一体感を与えてくれています。

光と熱を導くハイサイドライト

ダイニング上部高天井にはFlosのシャンデリアで豪華な演出。
高天井に設けたハイサイドライトからはしっかりと計算通り太陽の光と熱が入ってきているのが分かります。

住宅の密集地であり、プライバシーを考えると外部に向けて窓をとることが難しい場合、より効果的に光と熱を取り入れ、通風を確保できるのがハイサイドライト。ハイサイドライトは、外からの視線を避けながら、気持ちの良い自然光を採り入れることができるだけではなく、内外の圧力差を利用して、熱くなった室内の空気を効果的に排出させたりと、通風窓としても役立ちます。

天気の良い日には青空も綺麗に切り取ってくれます。

モールテックス仕上げのキッチン

モルタル風左官材料「MORTEX / モールテックス」を塗装した壁でぐるりと囲まれたキッチンはまるでカフェのよう。
モールテックスは、塗り厚1mm〜3mmでコンクリートの5倍程度の表面強度が発揮でき、コンクリートと同様の防水性を持ちます。

収納引手も合わせてチョイスし、空間に統一感を持たせています。

サンルームからキッチンダイニング方向を見る

キッチンにハイサイドライトからの陽光が差し、モールテックスの質感をより際立たせています。
天井と床の木材の張り方向をそろえることで奥行・開放感を演出。
木材はオークの無垢材を使用し、グレー色を塗装しています。

外部仕上げのサンルーム

天井・壁があり、完全に外部とは断ち切られた空間でありながらも三方に窓を設け、自然光を取り入れた快適なアウトドアリビング。天候を気にすることなく趣味を楽しんだり、お友達を呼んでお茶をしたり、夜は夫婦でくつろぐ等、使い方は様々です。

インテリアや暮らし方だけでなく、冬は日射を利用して部屋全体で暖房しつつ、その床部分で蓄熱し、夏は天窓のブラインドを閉めたり、その下のハニカムブラインドを閉めたり、どうしようもないときは天窓を開けて熱を逃がしたりと、暖冷房装置としても利用。

キッチンからサンルームを見る

たくさんのグリーンで装飾したサンルーム。
窓からも緑が見え、キッチンに建つ奥様の目にも優しく楽しい空間です。

インテリアや家具に合うグリーンを置くことで、安らげる落ち着いた空間になります。インテリアグリーンとして活躍する観葉植物たちは空間づくりをしてくれるだけでなく、暮らしにうるおいをもたらしてくれるます。

夜はまた違った雰囲気に

外観は、昼と夜で違う表情を見せてくれます。
太陽光が降り注ぐリビングももちろん素敵ですが、共働きの世帯も多い今の時代、普段多くの時間を過ごすのは夜の時間だったりするのではないでしょうか。

お家の計画段階から夜の外観のライティングだけでなく、室内空間の演出も考えていきたいですね。

夜になると間接照明などの柔らかな光が空間を包み込み、落ち着いた大人な雰囲気に。床の段差や天井の高さが違う分、光の陰影もより面白く、昼とは違った印象になります。

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