ゆず果汁を搾った後の皮を有効利用！温かくても冷たくても美味『ゆず皮コンフィチュール』

角切り食パンに温かいコンフィチュール

パンには、冷蔵庫からジャム出して塗って～・・・ですか？
市販のジャムほど糖度も上げずに、煮込みすぎずに
かつ、食べやすいやわらかさで仕上げたコンフィチュール
熱々をパンにかけて食べたら、
特別なデザートにもなる、そんなゆず皮のコンフィチュールです♪

ゆず皮

ポン酢を作るのに果汁を絞り切ったゆずの皮。
お料理に松葉にしてかけたり、すりおろしたりと使っても
使い切れない量です。　２９個分の皮ですから（笑）

この皮の良い香りとおいしさを、シッカリと使い切ります。

細く切る

しぼった後のゆず皮をそのまま使います
・ゆず皮、２９個分

黄色く見える『外果皮』、黄色い皮の下の『中果皮』
中の実を区切っていた『内果皮』も一緒に細く切ります。

広口の鍋に入れる

全部、２９個分のゆず皮を切ったら
皮独特の苦味と灰汁を抜くために、鍋に入れます。

灰汁抜き

かぶる程度の水を入れて
中火で１０分ほど沸騰させてから茹でこぼし灰汁を抜きます。
（苦味に極度に弱い方は、２度茹でこぼしてください。）

グラニュー糖

茹でこぼしてザルに上げて水気を切ったら、再び鍋に戻します（搾りません）

甘味は、お好きなものをお使いいただいていいと思いますが
今回は一番色がキレイに残る『グラニュー糖』を使います。

・グラニュー糖、カップ１．５
を、入れて火を入れる前に全体に均等に混じり込むように
菜箸でかき混ぜます。

オレンジジュース

皮を柔らかくするのに煮ますが
その時の水分の一部をオレンジジュースにすると風味が良くなります。
白ワインがある方は、白ワインでも風味が増します。

・100％オレンジジュース、カップ１

クエン酸

酸味のある果汁を搾ってしまっていますので
クエン酸をプラスして、なめらかな仕上がりになるようにします。
・クエン酸、小さじ半分強

水

先ほどオレンジジュースを入れましたので
水分全部をジュースにすればいいと思われるかもしれませんが
柔らかく煮上げるのには、やはり水の力が必要です。
・水、カップ２
を加えて、フタをして弱火で３０分煮ます。

灰汁

沸騰し始めると、多少ではありますが灰汁が出てきます。
灰汁は丁寧にこまめに取ることをオススメします。
灰汁をそのままにしてしまうと、仕上げにエグみが残ってしまいます。

再び糖分

グラニュー糖も、一度に入れてしまうと煮ている間に
鍋底に近い所に微妙な焦げ色が入ってしまう場合がありますので
二度の分けて入れます。
・再度のグラニュー糖、カップ１

水分も飛んで来ていますので足します。
・オレンジジュース、カップ１/４
・水、カップ３/４

柔らかくなるまで煮る

フタをして、弱火で３０分ずつ煮て、その都度煮詰めの様子を見ます。
蓋を外す時は、フタの内側についた水蒸気を
コンフィチュールの中に落とさないようにして外に捨てます。

好みの柔らかさになり、好みの味わいになったら火を止めます。

実食

コンフィチュールが温かいうちに、ぜひ試してみてください♪

・食パン、１枚　　パンの耳を取り除き、好みの大きさの角切り
お皿に山高に盛り付けます。

熱々のゆず皮コンフィチュールを
盛り付けた食パンにたっぷりとかけていただきます。
ジュワっとパンに染み込んだ美味しいコンフィチュールは
ほろ苦さのある優しい甘さ♪
そして、良い香り♥
アイスクリームにかけて、とろけたところをいただくのも美味しいです。

主人は、食後でしたが
食パン１枚では足りなくなって追加したほど気に入ってくれました（笑）

私は、香りの良い柑橘の皮で、ワックスを使っていないものでしたら
全てこうして、
コンフィチュールかマーマレードかジャムにしてしまいます。

美味しい皮まで使い切って、大満足です（笑）
ゆず皮を使って作る美味しい「ゆず皮コンフィチュール」の作り方でした♪