ワンちゃんネコちゃんの寒さ対策はどうする!?プロのペットシッターに聞く、ペットにやさしい環境の作り方

「猫は犬よりも寒さに強いのでは……」というイメージをもたれている方は多いようですが、実はそんなことはありません。「気温が18℃を下回る日は猫も犬も冷えを感じるので、毛布やふかふかのベッドを用意してあげてください」と話すのは、世田谷地区を中心にペットシッターとして活躍されているペットシッター〔 LaToNeRu(ラトネル)〕代表・田中美暁(たなかみあき)さん。そんな田中さんに、ワンちゃんネコちゃんの寒さ対策について聞いてみました。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 20955
  • 54
  • 0
  • いいね
  • クリップ

ペットだって冬は寒い! 寒さに弱い犬種・猫種ってあるの? 

一般的に寒い土地からやってきた種は冷えに強いもの。犬や猫の毛の形態にはシングルコート(単毛)とダブルコート(二重毛)があります。毛量が多いほど寒さに強いので、ご自宅のワンちゃんネコちゃんがどちらの種なのか知っておくといいでしょう。

ダブルコートの代表的な犬種は柴犬、秋田犬、スピッツ、チワワ、ダックスフント、ポメラニアン、ウェルシュコーギー、フレンチブルドッグ、パグ、ラブラドールレトリーバー、ジャーマンシェパード、シベリアンハスキーなど。猫種はロシアンブルー、ブリティシュショートヘアー、アビシニアンなど。

シングルコートの代表的な犬種はミニチュアピンシャー、パピヨン、ヨークシャーテリア、プードル、マルチーズなど。猫種はシャム、シンガプーラ、コーニッシュレックス、コラット、デボンレックスなど。その他の種については、見た目の毛の長さではシングルコート・ダブルコートが判断できないので、調べてみるのがおすすめ。

また、耳が大きめの種は耳から体全体が冷えやすいとのことなので、特殊な体格や特徴がある場合は、専門家に相談してみるのもいいでしょう。長毛か短毛かでも寒さに敏感か否かが違います。産まれたて・高齢の犬猫も寒さに弱いようです。

冷えを感じたときの様子・行動は? 寒さによる弊害とは?

犬も猫も寒くなったら体を丸めてあたためようとします。丸くなっていたら「寒いよ〜」のサインなので、冷え対策を意識してあげてください。その他、小刻みに震えたり、散歩に行きたがらなかったり、水を飲まなくなる等も冷えを感じているサインです。ちなみに猫はこたつで丸くなる〜という歌がありますが、こたつの中は暖かいので猫は伸びています(笑)。

冷えが続くと人間と同じでお腹を壊しやすくなります。寒いままトイレを我慢したりすると、泌尿器系の疾患にかかりやすくなるので注意してあげてください。

屋内と屋外、具体的な冷え対策について

暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下に溜まりがちなので、床に近いエリアは冷えています。床に近いところで生活しているワンちゃんネコちゃんは、私たちが想像するよりも寒いところで生活をしているということを覚えておきましょう。

屋外ではお散歩するときに洋服を着せてあげたり、靴を履かせてあげるのもひとつの手です。加えて日が出ているうちにお散歩を済ませるのがベター。

屋内では室温を上げたり、ホットカーペットの温度を少し上げたり、毛布等を多めに出してあげるのが◎。布で包んだ湯たんぽを置いておくのもいいでしょう。寝床はケージの上から毛布をかけるよりも、底面がふわふわだったり、潜れるようになっている方が体を温めやすいです。カマクラ型(ドーム型)の空間の中に、適度に布を入れてあげるのがおすすめですよ。

おうちの防寒対策としてホットカーペットを使用する際は、暑くなったときに涼しい場所へ移動できるよう“余白”を意識してください。ワンちゃんネコちゃんが移動できるスペースに、何も敷いていないフローリング部分や、暖かくないマット部分等を確保しておきます。スペース全体をカーペットで敷き詰めると逃げ場がなくなってしまいます。ケージの中いっぱいにペット用のホットカーペットを敷き詰めるのはNGですよ。

その他、自宅環境について冬に気をつけたいこと

ペットの寒さ対策をして暑くなりすぎてしまうこともあります。「暑いよ〜」というワンちゃんネコちゃんのサインを、ちゃんと読み取ってあげましょう。どちらも暑くなるとハァハァと息遣いが荒くなりますが、ネコちゃんの場合は「かなり暑い」というサインなのでご注意を。その他、冷たい床に寝そべったり、水をたくさん飲んだりするときは暑さを感じていると考えられます。

つい忘れてしまいがちなのですが、冬は湿度が低いうえに暖房やエアコンで空気が乾燥しています。水分補給ができるように、常にお水が飲めるようにしておいてあげてください。湿度が低くなりすぎないように、加湿器を置くのもおすすめです。

自宅はワンちゃんネコちゃんにとっても、リラックスできる場所

「仕事であまり家にいない」「ペットのお世話が大変」「数日家を空ける」そんなときはペットシッターさんにご相談を。ホテルや施設に預けるのもいいけれど、ワンちゃんネコちゃんにとって慣れたおうちで過ごす方がリラックスできそうですよね♪ ペットシッターさんはご自宅に訪問し、大切なペットのお世話をしてくれます。そのご相談の際に、寒さ対策に関するアドバイスも聞いてみてください。

  • 20955
  • 54
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

暮らしに関するお役立ち情報お届けします。節約や子育て術、家事全般、お掃除や収納の詳しいテクニック、ペットとの快適な暮らしのヒントなど、生活に役立つ情報を見つけて…

LIMIA 暮らしのお役立ち情報部さんの他のアイデア

生活の知恵のデイリーランキング

おすすめのアイデア