びわをおいしく食べるための秘訣!季節や収穫時期を知ろう!

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びわをおいしく食べるための秘訣!季節や収穫時期を知ろう!

アンズを小さくしたようなびわは、小ぶりでありながらもみずみずしい果実。おいしく食べるのであれば、びわの実がなる時期や収穫時期をしっかり把握しておきたいと考える人も多いはずだ。そこで今回はびわの旬や、おいしく食べるためのコツをまとめていこう。

1. 九州や四国で生産数が多いバラ科の果実びわ

びわはバラ科の果物で、イチゴや桃、梅などと同じ種類の植物。起源は中国南西部と言われており、日本の南部でも野生種が生息していた記録もある。その流れを汲んでか、九州や四国では現在でも栽培されている。
梅の実ほどの大きさで楕円形をしており、その形から楽器の琵琶に似ているので『びわ(枇杷)』と名付けられた背景がある。表面には桃のような産毛があり、オレンジ色のきれいな色合いの皮をむいていただく。実の部分は皮と同じ色合いで、一口食べると芳醇な甘みと酸味が広がり、みずみずしく柔らかいのが特徴だ。
現在日本で生産されているびわのほとんどが、中国からの種子をもとにしており、品種改良を加えつつ発展し今に至る。発端は江戸時代、多くの外国商船が出入りしていた長崎で、中国からの商人が持ち込んだびわに惚れ込み栽培を開始。これを機に長崎全体から九州、香川などの四国へと、栽培地域が広がっていくことになる。このためか国産びわの生産量は長崎が多く、栽培場所によっても形や大きさ、味などが違いそれぞれの品種で個性もある。しかしながら全般的にクセがなく食べやすいサイズということもあり、イチゴや桃ほどではないが安定した人気を誇る果物として認識されている。
びわの栄養価については、果実の色がニンジンのような濃いオレンジ色をしていることからも分かるように、βカロテンが多く含まれている。その他カリウムや食物繊維なども含まれており、古くは薬効性のある果実として認識されていた過去がある。このため果物としてではなく、栄養価の高い食材の一つとしてびわは有名だ。

2. びわの実がなる時期や収穫時期

びわはその発祥地からもわかるように、比較的温かい国や地域で生産される果物。しかしながらびわの樹木は-5℃~-10℃までの耐寒性があるので、ある程度の寒さには耐えられる植物のようだ。このためびわの多くは国内で長崎がトップのシェア率を誇るが、その次が若干寒暖の差がある千葉という順序なのも興味深い。
びわの花が咲くのがおよそ11月~2月とされており、徐々に果実が実り始め熟していき、最終的に5月~6月には食べごろになる。ここからも言えるように、びわの実の季節は初夏である5月~6月で、多くの品種が同時期に収穫を行い出荷される。長崎を中心に生産されている『茂木』や、『房総びわ』としておなじみの千葉生まれの『大房』は、びわの品種としても代表的でこれらは5月~6月が旬だ。
近年はびわのハウス栽培も活発になっており、早いものだと1月頃から各地域の店舗で見ることが可能。『茂木』もハウス栽培を取り入れている農家があり、2月頃に収穫を開始する。『長崎早生』はハウス栽培に適した品種で、収穫も2月~4月と早めだ。しかしハウス栽培のびわは生産数自体が少ないこともあり、店頭に並んでいる時点では高級なことが多い。このように、びわの旬は大まかに言うと1月~6月の半年程だが、多くは5月~6月に収穫されるので時期としては初夏と考えるのが自然だろう。

3. びわをおいしく食べるためのコツ3つ

(1)新鮮でおいしいびわは産毛が決め手
おいしいびわを食べるには、まずは選び方からこだわるのが重要だ。おいしいびわの見分け方は、皮の色味が鮮やかなオレンジ色でしっかり張りのあるもの。ヘタ部分もしっかりしており、皮の部分に産毛があるのが鮮度が良くおいしいとされている。逆に皮の部分に産毛がなくテカリがあるびわは、鮮度が悪いと考えて良い。傷がついているびわも、おいしいとは言えないので避けていきたい。

(2)びわの冷やしすぎはNG!
おいしいびわを手に入れた後は、保存方法を知る必要もある。基本は購入後2~3日以内がおいしく食べることができる期間だが、多くはびわの保存方法として、冷蔵庫が妥当と考えているだろう。実は長時間冷やすと、びわは風味が抜けてしまう。基本的には常温保存が適当で、風通しがよく直射日光の当たらない場所に置くのが良いだろう。冷たい状態のびわを好む人は、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れるのがおすすめだ。

(3)ジャムやコンポートでも堪能できる
びわがたくさん手に入り、食べきれない場合は別の食材に加工するのも一つの方法だ。びわの加工品として代表的なのは、ジャムやコンポートだ。びわのジャムは皮をむき、種を取って火にかけ、砂糖やレモン汁を入れて味を調整し煮詰めれば出来上がりだ。煮沸消毒したガラス瓶に詰めれば保存も効く。コンポートはびわの皮や種を取り除き、水と砂糖を合わせたなべで軽く煮ればOKだ。コンポートも煮沸したガラス瓶に詰めれば保存可能で、すっきりした甘みがあり冷蔵庫で冷やすとのど越しも良くなるのでおすすめしたい。

結論

びわは年間を通しても市場でみることが多くはないので、おいしいものに巡り合えた人はあまりいないのではないだろうか。これを機会に旬をしっかり把握し、鮮度の良いおいしいびわを選んでイメージを変えてみてはいかがだろうか。

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オリーブオイルをひとまわし編集部

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