【コラム】住まいのバリアフリーは進んでいますか?快適な生活を送るためのポイント!

バリアフリーとは、私たち人間の意識や社会制度、あるいは建築や都市環境などあらゆる社会の中で、高齢者や障害を持った方など、ハンディキャップがある方々の生活に制限を加え、自立生活を困難にしてきたバリアをなくしていくことを言います。
少子高齢化社会が進んでいる今、ご家族の皆さんで快適な生活を送るためには、「住まいのバリアフリー」に対しての取り組みが重要になります。
今回は、住まいのバリアフリーについて空間ごとにご紹介します。バリアフリーに興味がある方、ご家族に高齢者や障害を持った方などがいらっしゃる場合は、ぜひご参考にしてください。

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玄関のバリアフリー

玄関のバリアフリーとして挙げられることが多いのは、段差がなく、フラットな床にすることです。高齢者や障害を持った方が、足を上げることなく家の中に入れることがメリットとなります。

段差をなくすことによって足腰が不自由な方が怪我をする可能性や、車いすの方が出入りしにくくなってしまう問題の解決に繋がりますね。

また、高い段差がある場合は、ステップ階段に手すりを付けることをおすすめします。

階段

階段の形状は、「直階段」「回り階段」「折曲がり階段」などがありますが、「直階段」が1番望ましい階段形状です。

蹴込み寸法は30mm以下とし、蹴込み板を設けることをおすすめします。

浴室

浴室は、視界が不自由になったり、足元が滑りやすかったりすることから、住まいの中でもとくに注意しなければなりません。

【扉は引き戸か折り戸がおすすめ】

浴室内で事故があった場合、出入り口の扉が内開きだと、外からの開閉が難しくなってしまう可能性があります。そのため、浴室内で倒れてしまったご家族を速やかに救助するためには、引き戸か折り戸に変更することをおすすめします。
さらに、引き戸タイプであれば出入口のスペースを広くすることもできますので、車いすの方や、補助が必要な場合に便利です。

【床材の選び方】

浴室に多いタイル床は、濡れたときに滑りやすくなってしまうというデメリットがあります。さらに、タイル自体がとても硬い素材であるため、大きな怪我につながりやすく、冷たい表面はヒートショックのリスクを高めてしまう可能性があります。
ヒートショックとは、急激に血管が縮んだり広がったりしたことが原因で、血圧が変動することを言います。
浴室の床材を選ぶ際は、滑り止め加工が施されているものだけではなく、水はけや断熱性、転倒時の衝撃を吸収してくれる素材かどうかなど、万が一の時に備えた床材を選びましょう。

【手すりを設置する】

浴室で転倒を防ぐために重要になるのが、手すりの設置です。浴槽への出入りの際の補助になるため、小さなお子さまがいる場合にも役立ちます。
転びやすい浴槽から立ち上がる時や、出入り口に設置することも大切ですが、姿勢の維持のためにも、浴槽の中にも設置しておくといいでしょう。

トイレ

トイレは、それぞれの身体状況に合ったスペースを検討しましょう。
介護のために適当なスペースを確保することはとても大切なことです。自力で歩ける方、車いすで自力走行ができる方、車いすで介助者の補助が必要な方と、それぞれに必要なスペースをとってください。
また、出入り口も段差がなく、スライド式の扉がおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

「今はまだ大丈夫」と考えるのではなく、将来のことや万が一のことを考え、早いうちにバリアフリーに取り組みましょう。

リノベーション東京は、建築家がお客様の理想を汲み取り、建築家の視点でプラスアルファの住空間をご提案します。

バリアフリーにお悩みの方、バリアフリーに興味がある方は、お気軽にリノベーション東京にご相談ください。

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