意外と知らない?【ピスタチオ】の種類と選び方・食べ方

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意外と知らない?【ピスタチオ】の種類と選び方・食べ方

美しいグリーンが特徴的なナッツ「ピスタチオ」。味のよさからスイーツや料理にも使われ、「ナッツの女王」とも呼ばれるという。栄養も豊富なピスタチオについて、その全貌を探ってみたい。

1. ピスタチオの種類

古代トルコ、ペルシャなど中近東で紀元前から食されてきたピスタチオ。中央アジア原産のウルシ科の植物で、栽培農園が遥か昔からあり、旧約聖書に登場するシバの女王もこのナッツを愛したという伝説が残っている。さらにアレキサンダー大王の征服によってギリシャに伝わり、ローマ時代にイタリアやスペインにも広まったという。

クロロフィルを多く含み、「ピスタチオグリーン」と呼ばれる鮮やかな緑色をしているピスタチオ。「緑の宝石」とも呼ばれ、内部までこのグリーンが濃いものが良質とされる。小さな1粒に栄養が詰まっていて、味がよいことからつけられた通称は「ナッツの女王」。ナッツ類の中では比較的ローカロリーながら、食物繊維、タンパク質、不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラル、ルティンなどがバランスよく豊富に含まれるため、ヘルシーコンシャスな人々の支持も得ている。

ピスタチオの木には雄木と雌木があり、受粉の具合によって収穫高が変動する。実が熟すと美しい黄紅色に染まった薄皮に包まれ、完熟すると外殻が自然に割れてくる。種類はさまざまで、スタンダードなサイズなものからジャンボピスタチオ、細長いタイプなどがある。さらに殻を取ったもの、薄皮をむき鮮やかな緑色になったもの(緑色の鮮やかさの度合いでランク分けされる)、パウダーなども出回っている。

2. ピスタチオの旬と特産地

世界におけるピスタチオの生産国は、イラン、アメリカ、中国などがあげられる。日本には主にアメリカ産が輸入され、次いでイラン、イタリア産が多いようだ。

アメリカやイランなど北半球におけるピスタチオの収穫期は、実の外皮が真っ赤に色づく9~10月頃で、この時期がピスタチオの旬といえるだろう。収穫後は洗浄、分類、スナックや料理用にローストされるか、天日干しされるのが一般的だ。

南イタリアのエトナ山の麓にあるブロンテは、イタリアにおけるピスタチオの特産地。品質のよいピスタチオは、ジェラートをはじめケーキやクッキー、ヌガー、料理用ソース、ペースト、リキュールなど、さまざまな食品に加工され、シチリアの旅で出会う楽しみの1つだ。秋にはピスタチオ祭りが行われ、生のピスタチオをはじめピスタチオづくしの屋台が並び、産地ならではの味覚を堪能できる。

3. ピスタチオの選び方&食べ方

日本で入手できるピスタチオには、いろいろな加工度合いのものがある。生のものからローストした素焼きしたもの、食塩無添加、むき身などが揃い、ポリポリ食べるおやつから料理までさまざまに利用できる。

ピスタチオのスイーツは日本でもすっかりおなじみになってきたが、イタリアでは料理にも用いられる。パスタやサラダ、ソースなどに加えると絶品なので、ぜひピスタチオのむき身やパウダーなどを入手してトライしてみてほしい。まずは、朝食のシリアルやサラダにトッピングを。濃厚なピスタチオの風味が、想像以上に新鮮な感動をもたらすだろう。

パスタの場合、フライパンに白ワインと塩とペースト状に砕いたピスタチオを入れたソースで絡めるだけでも美味しい。さらにひと手間かけて、ルッコラやパセリ、パルメザンチーズ、オイル、塩などと一緒にフードプロセッサーにかけたピスタチオペーストを作れば、リストランテレベルの極上パスタが完成する。

結論

ナッツの中でも少し高級なイメージがあるピスタチオ。酒のつまみだけでなく、多彩な料理に使える食材なので、ぜひ入手してアレンジを楽しんでもらいたい。

投稿者:

オリーブオイルをひとまわし編集部

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