プランターで簡単に始める【空心菜】の栽培

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プランターで簡単に始める【空心菜】の栽培

別名をエンツァイ、ヨウサイ、アサガオナなどという空心菜(空芯菜とも書く)。ニンニクを利かせて炒めた料理は、ビールのつまみにもぴったりだ。茎の芯が空洞になっているので、炒めてもシャキシャキした歯ごたえが残り美味である。空心菜は、種から蒔いて育てることができる。

1. 植え付けの時期と用意するもの

中国南部や東南アジアで栽培されている野菜なので、暑さに強く、繁殖力が強いので夏にどんどん成長する。夏場はほうれん草や小松菜などの葉物野菜が採れない(ハウス栽培を除く)ので、夏に採れる葉物という点でもとても重宝する。
種を蒔く時期は、5月中旬~6月下旬頃。ミニポットで苗を育成してから移植してもよいのだが、簡単なのはプランターまたは庭先の一角に直に種をまいて育てることだ。病気になりにくく、虫も付きにくいので、殺虫剤や農薬を使わずに栽培できるのも嬉しい。

【プランター】
空心菜は水と肥料をたくさん必要とする野菜なので深さ25cm以上のプランターが必要。幅も60cm以上ある大型のものの方が作りやすい。プランターの底に敷くネット、水はけをよくするために入れる鉢底石か赤玉土も用意しておこう。

【土の準備】
庭の一角を畑にして直に種をまくなら、種をまく2週間前までに石灰をまいてよく耕し、その後で堆肥と元肥を入れて混ぜ合わせておく。プランターで栽培するなら、市販の野菜用の培養土を使うのが楽だ。

【種】
日本では空心菜という名で通っているが、種を探してみると意外なことに"空心菜"と表示してあるものが少ない。"エンツァイ"と書いてあるものが、すなわち空心菜だ。

2. 種まきと水やり

庭の土に直にまく場合もプランターにまく場合も、株と株の間を30cmあけて穴を開け、1つの穴に3粒~4粒の種を入れる。その上に軽く土をかぶせ、手のひらで抑えてから、たっぷり水をやっておこう。
空心菜の種は小さいので、あまり勢いよく水をかけると、土と一緒に流れてしまう。ジョウロの口を上向きにするなどして、優しくたっぷりと水をかけよう。

空心菜は水耕栽培も可能なくらい湿気を好むので、その後の水やりは欠かさずに。土の表面が乾く前に水をやるように心がけたい。

3. 間引きと追肥

芽が出てきたら1回目の間引き、本葉が3枚くらい出てきたら2回目の間引きを行い、最終的に1本立ちにする。間引きした芽は、汁の実にしたり、生のままサラダに加えたりして食べよう。

最初の追肥は、間引きが終わった頃に行う。株と株の間に化成肥料をパラパラとまいていけばよい。
その後の追肥は、2週間に1度くらいの割合で、同じように株間にパラパラとまいてやればOKだ。
水をたくさんやって育てるため、土が目減りしてくるので、追肥をした時に土を足してやるようにしよう。

4. 収穫

空心菜は草丈が20cm~30cmほどになったら収穫できる。この時、根元に葉が数枚残る場所にハサミを入れて切り取るとよい。それが上に伸ばさない摘芯の役割を果たし、残った葉のところからまた新しい芽が出て、次に収穫できる草葉が育っていくのだ。
およそ脇芽が出てから2週間もすれば、また収穫できるほど芽が伸びる。そうして、収穫しては伸ばし、収穫しては伸ばし、ということを繰り返して、長く収穫を楽しめるというわけだ。

収穫した空心菜は、定番のニンニクを利かせた中華炒めのほかに、さっと茹でて鰹節をかけてお浸しとして食べたり、マヨネーズで和えたりして食べても美味しい。青菜独特の臭みや苦味が少ないので、子供たちにとっても食べやすいはずだ。

結論

空心菜は繁殖力が旺盛だが、残念なことに1年草。花が咲いた後、枯れるまでおいておくと小さな実がなるので、それを割って中から種を取り出そう。瓶に入れて温度が低い場所で保管すれば、翌年また種まきに使うことができる。ぜひトライを。

投稿者:

オリーブオイルをひとまわし編集部

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