プチ写真教室 ②

写真ライフのステップアップに少しでもお役に立てれば幸いです。

ココでは、写真ライフを楽しむことを目的として、「素敵」と思ってもらえる写真の撮り方に言及してみようと思います。

そこそこ反響がありましたので、調子に乗って第2弾!w

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写真そのものの善し悪しを決定付ける、前回の項目「③フレーミング・構図を考える。」を掘り下げて見ようと思います。

構図は無数にあり、いくつかを組み合わせることで個性的な表現も可能になります。

写真における構図とは、レイアウトやデザインとも共通性があり、センス・感性が問われる重要な要素でもあります。

一眼レフカメラだけでなく、スマホやコンデジでも構図は最も重要ですので「来た・見た・撮った」的な撮影ではなく
シャッターを切るまでに多くの時間をかけて、最も素敵に見える自分だけの構図を探し出すのも楽しみの一つです。

しかし、普段から意識していないと見過ごしてしまうことや、気付かずに通り過ぎてしまうこともあります。

そんなことを避けるためにも、今までよりもほんの少しだけ意識するきっかけとして、いくつかの構図のサンプルを知っておくといいでしょう。

さて、構図には「三角構図」「逆三角構図」「日の丸構図」「引き算構図」「押し構図」「対角構図」「シンメトリー」「黄金比分割」「目線移動」など、様々な構図の決め方がありますので
それぞれ、サンプルを参考にしてみてください。

「日の丸構図」

被写体は月ではありますが、日の丸です^^;

日本の国旗「日の丸」からのネーミングです。

最も初歩的な構図で「被写体を見せる」に特化しているものの、ストーリーやムード、アートの表現に乏しく、「記録」という「ジャーナリズム」的な意味合いが強くなります。

花や小物を撮影する際に多用しやすい構図ですが、最も難しく素人っぽさが露呈しやすいので「記憶写真」としての構図には不向きです。

とはいえ、基本中の基本でもあり、これが決まった写真は何よりもインパクトがあります。
「引き算構図」+「二分割構図」

「引き算構図」とは、できる限りシンプルに、画面がうるさくなり過ぎないように余計なものを排除するということです。
「ミニマリズム」にも共通することですが、撮りたいものだけに焦点を当て、それ以外を排除するということです。
この写真のように、もともと何もなければ楽ですが、背景や前景に草木等がある場合、それらをボケさせたり、明るくして飛ばしたり、暗くしてシルエットにしたりと、様々な方法で被写体を浮かび上がらせます。

「二分割構図」とは、この場合、上下に2分割しているということになります。

本来、写真は三分割法を主にして構成しますが、このようなシチュエーションでは思い切って二つに分けてしまう大胆さも面白い効果を齎します。

そして被写体は、中央に置けば「日の丸構図」になりますが
この場合、中央よりほんの少しだけずらします。
こうすることで、「なぜ中央ではないのだろう?」と、見る人の想像をかきたててくれることでしょう。
これが「物語り」「ストーリー性」の始まりとなります。
「シンメトリー」

「二分割構図」でもありますが、分割された上下、または左右がほぼ全く同じであるものが特に「シンメトリー」とされます。

この写真のように水面に映りこんだものを分割したり、左右、または上下対称な人工物や建築物を二分割したものも「シンメトリー」となり、フォトアートとしての見方も出てきます。

私は、湖や水面を撮る機会が多いので、映り込みを利用した「シンメトリー」を多用しがちです。
「シンメトリー」

こちらも「シンメトリー」ですが、上記のものよりも完全体ですw

このように広大なシンメトリーに出合う機会は少ないかと思われますので、出逢った際にはぜひ撮影しておきたいものです。
「三等分割構図」+「三角構図」+「逆三角構図」+「目線移動構図」

複数の組み合わせによる構成ですが、まずは、縦に三分割、横にも三分割の「三等分割構図」ですので
画面が9分割されています。

「三角構図」とは、画面下から遥かに伸びる道路を指します。
そして「逆三角構図」とは、その道路の左右の森を割る空からの逆三角です。

そして、それだけでは平凡で退屈なので、写真下の部分のセンターラインのカーブを入れ込むことで「目線移動構図」となっています。

ちなみに、交通が全くないことを確認したうえで、道路にカメラを置いて撮影しています。

このように、少し退屈に見える景色も、複数の構図を組み合わせることでストーリー性が生まれてきます。
「対角線構図」

画面(ファインダー)の角から角の対角線に対象物を置きます。

被写体が何であるのか? 
一般の人でもわかりやすいものなどは、そのすべてを写し込まなくとも
その一部の割合を画面の半分以下にすることで、説明がましくない、すっきりとしたものになります。

それを更に、対角線で切り取ることにより動きが生まれ、写真を見る目線に流れが出ます。
「二分割構図」

比較的使いやすく、また、容易く上級者っぽく見せることのできる構図です。

テーブルフォト、花マクロなどでも応用しやすく、ポストカードのレイアウトとしても重宝します。

左右だけでなく、上下でも応用できます。
「フィボナッチ螺旋構図(黄金曲線構図)」

私の作品の5割はこの構図の応用で構成されています。

複数の被写体の複雑な配置を、一つの造形として大雑把に捉え
かたつむりの渦のようにイメージを膨らませて構図としています。

この構図は、西洋絵画に多く見られるもので、デザインや絵画の世界で学ぶレイアウトの一つです。
三分割構図(三分の一の法則)

最も一般的な構図です。
この4っつの交点にポイントとなるものを配置するとバランスのいい写真を撮ることが可能となり
入門編などで必ずといっていいほど紹介されています。

しかし、年間に撮影する枚数を考えると、万事をこの構図だけでは飽きてしまいます。

そこで、これを基本に置き、数々の構図との組み合わせでオリジナリティーを高めていくわけです。

実際には、必ずしも紹介した構図にすべてが当てはまるわけではありませんので
臨機応変にシチュエーションに合わせた構図を見つけ出すことも必要であり、それもまた楽しいものです。

このサンプルは三分割ですが、五分割、六分割、十分割なんていうのも面白いですし
もっと複雑で魅力的な構図があるかもしれません。

構図について簡単に説明してきましたが、あまりこだわり過ぎるとハマってしまい
何を撮ってもありきたりな写真になってしまうことにもなりかねません。

ここで紹介したものは「基本」であって、絶対ではありません。

絵具で描く前に鉛筆でデッサンすることに近いかもしれません。
しかし、デッサンや下絵を必ずしなくてはならないということではありませんので
写真における構図も、必ずということではなく、「こうすると少しは良く見えるかもしれないよ」というぐらいの認識でいいでしょう。

何よりも写真の上達は、様々なシチュエーションで、より多くの種類の被写体を、数多く撮影することです。

数多くの経験は必ず上達を齎せてくれます。

GOOD LUCK!!
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