冷蔵庫にも指定席がある!?【バター】の保存方法

  • 207
  • 8
  • 0
  • クリップ

冷蔵庫にも指定席がある!?【バター】の保存方法

朝食のトーストやご馳走の晩のステーキにはもちろん、さまざまな料理やお菓子作りに欠かせないバター。素材にこだわった国産バターやフランス産などの輸入バターも人気が高まっている今、無駄なく使いきるための保存法をしっかり学んでおこう。

1. バターの保存方法と下処理

ミルクが醸す優しい風味と豊かなコクをたたえたバター。冷やし過ぎると、味わいが損なわれるため、気温や湿度の低い欧米では常温保存する場合が多い。ただし、高温多湿な日本での常温はNG。バターは1度溶けて油分が分離すると、元の均一な状態には戻らず、カビも生えやすくなるからだ。冷蔵庫で保存し、未開封なら約6カ月の賞味期限以内、開封後は空気に触れて酸化しやすいので1~2週間以内には食べ切りたいところだ。

その際、紙箱のまま保存するよりも、バターケースに移し替えた方がより密閉性が高まる。バターケースには、やや高価な木製や陶器製から、100円均一のプラスチック製までさまざまなものがある。なかでも軽くて丈夫なホウロウ製は、冷却性が高く、汚れも拭き取りやすいのでおすすめだ。

ちなみにバターを包む銀紙はアルミパーチといって、耐油性のある硫酸紙と遮光性のあるアルミ箔の2層になっている。バターを保護して酸化や乾燥を防いでくれるスグレモノなのだ。バターをナイフでカットするたびに、この銀紙が切れたりよじれたりして邪魔ではあるが、はがして捨てたり傷つけたりせず、最後までバターをしっかり包んでおこう。

2. バターの冷凍のコツ

特売日に多めに買ったバターをすぐに使い切れない場合、またはお菓子やパン作りによく使うので常備したいという場合は、冷凍保存がおすすめだ。バターは80%以上が乳脂肪分で水分が少ないため、冷凍しても細胞組織の変化がおこりにくい。さらに、バターはほかの食品のにおいを吸いやすいので、冷蔵庫より冷凍庫に入れた方がにおい移りを避けることもできるというメリットがある。

バターをお菓子作りにまとめて100g、200g単位で使う場合は塊のまま冷凍を。紙箱から出して銀紙の上からラップで包み、ファスナー付き保存袋に入れて空気をしっかり抜いておこう。未開封であれば約1年保存可能といわれているが、家庭用の冷凍庫は開け閉めが多く温度変化を受けて劣化しやすいので、賞味期限を目安になるべく早めの消費を心がけよう。

トーストや料理に少しずつ頻繁に使う場合は、100gのバターならば10等分にカットして10gずつラップでぴっちりと包み、まとめてファスナー付き保存袋へ入れてから冷凍を。お好みで5g、15g、20gなどに分けておけば、用途ごとに使いやすくて便利だ。ただ、銀紙の包みを取って細かくカットするので、風味が損なわれやすい。約1カ月以内には使い切るようにしよう。

3. バターの解凍方法&調理方法

塊で冷凍したバターは、すべて使う場合はそのまま冷蔵庫で自然解凍を。もし必要な分だけ解凍する場合は、素早くカットしてラップに包み、同じく冷蔵庫で自然解凍しよう。小分けにしたバターは溶けやすいので、そのまま、または少しだけ室温に置いてからフライパンに入れるなどすれば、すぐ料理に使える。焼きたてトーストに載せておけば、じわじわっと溶けてゆく。

ただし、1度解凍して溶けかけたバターを再冷凍するのは禁物だ。風味が飛んで、せっかくの豊かな味わいが損なわれてしまうので、その都度必要な分だけ解凍するようにしよう。

特にお菓子作りに多用する無塩バターは、塩の殺菌作用がある有塩バターよりも劣化しやすいので要注意。もし解凍したが余ってしまったという時は、お好みのハーブを刻んで混ぜて「ハーブバター」にアレンジしよう。レーズンやいちじく、干しあんず、くるみやアーモンドなどを刻んで混ぜれば「ドライフルーツバター」にもなる。ラップに包んで棒状にしてからカットして、バゲットやクラッカーに載せれば、ワインにあう前菜に。「ハーブバター」に、すりおろしたにんにくを少し加えて練り込んでも美味。ステーキや白身魚のバターソテー、オムレツなどの料理に1切れ加えるだけで、リッチな味わいにランクアップする。

結論

カロリーの高いバターは、美味しいからといって使い過ぎには注意だが、ビタミンAやEなどの栄養素も豊富だ。におい移りや温度変化に気を付けて保存して、デリケートな風味を楽しみながら、良質な脂肪分と栄養を少しずつしっかりと補給していきたい。

投稿者:

オリーブオイルをひとまわし編集部

  • 207
  • 8
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

関連キーワード

このアイデアを投稿したユーザー

おすすめ

話題のキーワード