庭に池をつくろう!

庭に池があると、生き物が喜びます。もちろん人間も!
ここでは、浄化ポンプなどを使わない、なるべく自然に近い池のつくりかたをご紹介いたします。

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池があると、こんなに楽しい!

風に揺れ、陽射しをキラキラと反射させる水面を見ていると、時が経つのを忘れてしまいます。

池は庭を、まるで世界が凝縮されたような、エネルギーに満ちた空間に変えてくれます。
池の傍に立てば、生き物たちの気配をあちこちに感じることができます。
 
 

水生植物が育ち、その間をメダカが泳ぐ様子は、いつまで見ていても飽きることがありません。
市街地の庭でも、どうやって見つけるのか、トンボもやってきます。

「水が濁らないか心配」「蚊がたくさん発生しないの?」
いろいろ不安があるかもしれませんが、きちんと対処すれば問題ありません。
 
 

自然に近い池のつくりかた

ここでは、循環ポンプや水質浄化装置などを使わない、なるべく自然に近い池のつくりかたをご紹介します。

用意するものは、主に4つです。

 ○池づくり専用の遮水シート
 ○池底に敷く土や小石
 ○池の縁に置く石
 ○水辺の植物やメダカ
 
 
準備ができたら、さっそく作業開始!

 
①池の形に土を掘る

 まんまるではなく、ひょうたん型など入り組んだ形にします。
 こうすることで、環境が複雑になり、いろいろな生き物が生息できる場所になります。

 
②池用遮水シートを敷く

 シートを敷く前に、池底部の小石を取り除き、古毛布などを敷きましょう。
 シートが破れるのを防ぎます。

 
③池底に土、池の周囲に石を配置する

 池底に敷く土は栄養分の含まれていないものが適しています。
 肥沃な土では、水生植物がすぐに繁茂してしまいます。

 水をきれいに保つには赤玉土が良いそうですが、他のものも試してみてください。
 ポイントは、微生物(水を浄化してくれる)の住処となる小さな穴がたくさんあるかどうか、です。

 周囲に置く石は、シートを押さえる役割を果たします。
 この石の配置で、自然に見えるかどうかが決まってくるので、ここがセンスの見せどころ!

 
④水を張り、水生植物などを植える

 スイレンなどの水生植物は、鉢ごと沈めると根が広がりすぎず、管理がしやすくなります。

 池の周囲には、湿り気を好む植物を植えます。
 雨などに叩かれて土が池に流れ込まないよう、小石などを敷くのも良い方法です。

 蚊の発生を抑えるために、ボウフラを食べてくれるメダカを放すのも忘れずに。

基本的にはこれで完成です。
必要に応じて、水があふれたときの排水設備、雨水を利用するためのタンクなどを設置しましょう。
 
 

池をつくったら……その後の手入れについて

自然に近い池ですが、やはり人の手を入れる必要はあります。
上手に手入れをすれば、水が濁ることはないし、蚊が大発生することもありません。

たとえば、こんなことをします。

 ○水が減ったら足す
 ○藻が発生したら取り除く
 ○底にたまった落ち葉を掃除する
 ○増えすぎた水生植物を間引く
 ○池の周りの樹木を剪定し、池に入る陽射しの量を調節する

ただし、完璧にコントロールしようと考えることはありません。
自然にまかせることも大切です。
このさじ加減が難しく、楽しいところです。
 

池は確かに手がかかります。
マニュアルがないので、迷うこともあるかもしれません。
だから、誰にでもお勧めできるものではないことは事実です。

でも、幸運にも庭を持ち、池を掘るスペースがあり、なおかつ「おもしろそう!」と思ったなら、挑戦してみる価値はあると思います。
水があることで、たくさんの生き物が生息場所を得ることができます。
そして何より恩恵を受けることができるのは、そう、きっと人間です。

(written by jardinier Kirikui)

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