工事現場を覗いてみよう

図面や模型で計画を理解していたと思っていても、実際の現場に行ってみるとまた新しい発見があるものです。工事がはじまったら完成を待つだけではなく、現場を見て計画の内容をよりリアルにイメージしてゆくことで、時には最初の計画よりよい方向に導くことができます。

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現場では実際のスケールで計画を確認できる

建築事務所である私達は、図面や模型、パースでクライアントとイメージの共有をしてゆきます。
以前にもアイデアの「模型をつくるとわかること」でも書きましたが、模型はを正確につくることで実物にかなり近い状態を見ることができます。

しかし、実際のスケールで確認するのと比べれば模型よりも実物の方が確実です。
工事中の現場を確認することで実際の計画を実物サイズで確認してゆくことができます。

上の写真はマンションリノベーションの現場で、解体工事が終わり、壁の骨組みが立ち上がり始めた頃です。
図面で確認していた各スペースの広さや導線の良し悪しを模型よりもリアルにイメージすることができます。
仕上げについても、解体の時点で仕上げ材を剥し、コンクリート面を露出させた状態を確認することで、コンクリート部分を露出させるデザインを採用してみよう等、実物を見なければ踏ん切りがつかないような決断もすることができます。

上の住宅(居間と寝室がつながる家)では、天井のコンクリートを露出し、直接塗装をする計画としたことで、クライアントが要望していた高い天井のダイニングスペースを実現することができました。

工事前に全てを決定するのが難しければ、施工途中に考えたい箇所については設計者や工務店に相談し、工事工程の中で現場を見るタイミングをコーディネートしてもらうといいと思います。
現場を見ることで悩んでいたこともスッキリと答えが出ることもあります。

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