DiasとTrustの外構|隣り合う賃貸マンションのエクステリア改修

大阪市東住吉区にあるごく一般的な賃貸マンション。建物オーナーは外観の老朽化と、駐輪場・ゴミ置場の不足による美観・衛生・治安の悪化に悩んでおられました。ただ外壁の改修設計が可能であっても絶対的なスペース不足は如何ともし難く、これは手の施しようがないとお伝えしたところ、実は隣にもう一軒賃貸マンションを所有しておられること。しかもそちらは建物の前がフルオープンで無駄なスペースが多く、アプローチにも魅力がなくて困っている、という話でした。 そこで隣り合う2つのマンションの共用機能を中央部に集約し、それぞれのマンションへのアプローチで挟み込む配置計画によって、双方の建物が抱える問題点を一気に解決する提案を行いました。オーナーの理解も得られ、工事の結果、賃料と入居率の下落に歯止めがかかり利用マナーも大幅に改善することができました。 ハウスメーカーが建てた小規模賃貸マンションは決まったパッケージを様々な形状の敷地に無理やり押し込めるため余分なスペースが生じます。本来ならそれを有効活用する外構設計が必要ですが、そもそもハウスメーカーには設計者が各物件に合わせて細やかに対応できるシステムはなく、設計者が直接現場を訪れることもありません。見かけの総工費を圧縮したい思惑もあり、外構は建物オーナーに丸投げされてしまうケースが多々有ります。そんなハウスメーカーが建て散らかした住宅や集合住宅を、あるべき姿に設計しなおす作業も私たちの重要な職域なのかもしれません。

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東側、Diasへのアプローチ。新築時のグラウンドレベル設定が甘く道路際に段差があったため、西側からもスロープで回り込めるように計画。
西側、Trust へのアプローチ。長い通路をアッパーライトで演出して有効活用。右壁面は有孔ブロック。
Diasファサード。カラーリングをモノトーンに一新。住戸の内部は入退去にあわせて順次リノベーションしていく。
階段下は木ルーバーで覆って掃除用具入れや各種設備メーターを隠す。
右手前から駐車場、Trustアプローチ、駐輪場、Diasアプローチ。ビル名を記した壁面の裏側は散水設備とゴミストッカー。
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建築士・建築デザイナー

新築住宅やマンションリノベーション、町家・古民家の改修、古ビル再生、集合住宅、医院、福祉施設、店舗・オフィスのインテリアなど、様々な用途や規模の建築について、「…

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