料理写真をおしゃれに撮りたい!プロに教わるテーブルスタイリングのコツ

自身のブログやInstagram、TwitterといったSNS、レシピサイトなどへ作った料理の画像を撮って投稿する人も多いのでは。せっかく撮影するならば、料理本に載っているような絵になる1枚を撮りたくなるはず。そこでご自宅でお菓子の画像を撮影する機会が多い、LIMIAでキュートなお菓子レシピを連載している料理研究家・木村幸子先生に小物の揃え方やスタイリングのコツについて教えてもらいました。

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写真を撮るときには、料理を載せる小物のチョイス

訪れたのは人気ブランド店やセレクトショップがひしめきあうにして建つ都心の一等地。そんなエリアに木村幸子さんの住居兼アトリエはあります。部屋に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、アイアン製のオープンラックが。ここには、木村さんの審美眼で少しずつ買い揃えた食器やカトラリーがぎっしりと保管されています。

「スタジオを借りて撮影することもありますが、これまでに作ったレシピ本の多くは自分のアトリエにカメラマンや編集さんが来て撮影を行いました。撮影に必要な小物類も自分で選んで買ってきています」

そう語る木村さんがクローゼットを開けて出してくれたのが、大量のクロス。WEBショップや近所の雑貨店、専門店で見つけてコツコツと増やしていったものだそう。

「前に渋谷のヒカリエにお気に入りのお店があって。次回来たら買おうと目をつけていたものがあったのに、次に行ったらお店がなくなっていたんです(笑)。以来、気に入ったものは必ずその場ですぐ買うようになりました」と語ります。

選ぶときのコツは? と聞くとこのような答えが返ってきました。「原色のカラーは白いお皿と組み合わせると、コントラストがきれいに見えるので多く所有しています。あとは柄物。模様があるところとないところ、1枚で2パターン使い回せるので選ぶことが多いですね」

たとえばこの2枚の布。中心部から外側に向かって異なる色と柄で構成されているのですが、3色が見えるように使ったり1色だけ、2色だけと配置を変えれば同じ布を使ってもまったく別の写真を撮ることができます。

企業から依頼を受けて作るレシピはなるべく万人ウケする淡い色合いでまとめることが多いそうですが、自身のレシピ本ではビビッドな色や模様が入った派手めな柄物を選ぶことにしている木村さん。

「派手かなと思った柄物や色のクロスでも、カメラで撮ると意外としっくりくるものが多いんです」

また、過去記事「特別な型がなくても大丈夫♪バットで作るいちごのベイクドチーズケーキ」の撮影で使われた木目のセットは、こんなふうに撮影していました。

撮影用に敷いていた木目のパネルは、なんと収納用の棚板。これを2枚並べて使っているそうです。1,000円台から購入できる上、使わないときにはバラして立てかけておけるので便利なんだとか。たしかに、ホームセンターで板を買ってカラーリングして使うよりもずっと手軽で、コンパクトです。

お皿の色、柄は盛り付けるもので考える

お皿もクロスと同じく、無地の白いお皿を中心に色皿や柄のお皿をぎっしりとシェルフに用意している木村さん。これらもクロスと同じく、自身で買い集めてきたものだそう。なかにはアンティークもあるとか。

「お皿は上に載せる料理によって使い分けています。たとえばこのフレンチトースト。チョコレートとバナナの組み合わせだと全体的にモノトーンなので、華やかさを出したいときに柄のお皿を選ぶと絵が地味になりません」

「同じフレンチトーストを載せてみましたが、選ぶお皿によって雰囲気が変わります。フレンチトーストの上に盛るアイスクリームやフルーツがない場合は、絵皿を使うことで写真が華やかにみえます」

「載せるものに見合ったサイズのお皿を選ぶのもコツです。フレンチトーストだけでなく、付け合せのサラダなどほかに載せるものがあれば大きなお皿を使ってもよいのですが、ほかに載せるものがないと大きすぎるお皿では空白ができてしまい、寂しく見えてしまいます」

「ちょうどよいサイズ、もしくは少し小さいかな、と思うくらいのお皿にボリューム感を出すよう盛り付けてみてください。これは食パンでつくったフレンチトーストをカットして、重ねて盛り付けています。重ねることで縦に空間をのばして、ボリュームがあるように見せているんです。アイスとキャラメリゼしたリンゴでデコレーションしましたが、これもお皿にべたっと並べるよりも上に載せてボリュームを意識して。こうすることで、よりおいしそうに見せることができますよ」

ほかにも料理写真のコツとして、こんなアドバイスをいただきました。

「苺やベリーなど色のあるフルーツを載せるなら、白いお皿がよく映えます。載せるフルーツと同系色のクロスを敷くとまとまりやすいです。絵皿や柄物のクロスを使うなら、描かれているものに着目を。春の草花が描かれているお皿に、マンゴーやメロンといった夏の果物を載せると違和感が生まれてしまうので避けたほうがベターです」

実は今回、撮影用にさまざまなパンでフレンチトーストを用意してもらっていました。

「フレンチトーストは、家にある食材でつくりやすいですよね。残って固くなったパンを卵液に浸して焼くだけです。卵に牛乳や豆乳などアレンジもしやすい。お砂糖を使わず、ワインと粉チーズでつくってハムと合わせれば食事にもなりますよ」

使うのは食パンに限らず、フランスパンやカンパーニュ、フルーツブレッドなど、どんなパンでも作れるそう。形も異なるこれらのパンを使えば、また一味ちがった写真を撮れそうです。ぜひ写真のトレーニングにチャレンジしてみてください。

●取材協力:木村幸子

料理家。洋菓子研究家。青山にて「洋菓子教室トロワ・スール」主宰。店舗や企業のレシピ・商品開発、TV・雑誌の監修・出演のほか、グルテンフリーや糖質オフ、はちみつを使用した体に優しい料理のレシピ開発実績多数。2012年2月に「最大のチョコレートキャンディーの彫刻」の分野にて、ギネス世界記録のお菓子の製作、世界記録と認定。著書『憧れのゴージャスチョコレシピ』他多数。


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