魔除けと浄化のハーブ、ゼラニウムの活用法

古くからヨーロッパでは魔除けとして家の周りにゼラニウムを植える習慣がありました。
現代にも通じる浄化の作用と、バラにも似た甘く優しい香りを、日常生活でも役立ててみませんか?

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南アフリカが原産の多年草

ゼラニウムは南アフリカが原産のハーブ。

柔らかい産毛の生えた、手のひらを広げたような葉っぱが特徴の多年草のハーブです。春先から勢い良く芽吹き始め、5月頃からかわいらしい花を咲かせます。香りは茎や葉から採取することができ、精油は葉を水蒸気で蒸留して取り出します。

ゼラニウムの香りの魅力はなんといってもそのフレッシュで爽やかな甘味にあるといっていいでしょう。葉を一枚むしってマグカップにいれ、熱湯を注いで数分蒸らすと、香りの高いフレッシュハーブティとして楽しむこともできます。

女性にこそ知って欲しいゼラニウムの優しさ

ゼラニウムには女性に嬉しい薬理作用がたくさんあります。

まずはその香り。

ゼラニウムに含まれる化学成分の5割以上を占めるのはモノテルペンアルコール類のシトロネロール、ゲラニオール、リナロール。フローラルで甘味のある華やかな香りが特徴です。

またバラの香りにも含まれるゲラニオール、リナロールは、ともに心身を緩めリラックスさせる効果でよく知られています。香りを吸い込んだ瞬間に、全身を包み込むようなやさしい高揚感に包まれるのはこれらの甘い香りの作用です。

さらにホルモンバランスを調整する作用で生理痛やPMSの緩和としてもよく使われるほか、強ばった皮膚を軟化させ肌のターンオーバーを促進させたり、血行を促す効果も。

肌荒れ対策にはゼラニウム精油とラベンダー精油を1:1でブレンドし、キャリアオイルで稀釈して作ったブレンドオイルが活躍してくれます。洗顔後のなにもつけていない肌に1滴とって手のひらでほどよく温めたら、顔全体を包むようにハンドプレスして馴染ませて使います。

同様のレシピはストレスが多く睡眠が不足しがちな年末や生理前のイライラなどには、ゼラニウムの穏やかに鎮静を促すのにも助けとなるでしょう。

魔除けと浄化のハーブとして

古くからヨーロッパではゼラニウムを庭に植え、場を浄化したり魔除けとして活用してきました。

ゼラニウムの芳香成分のひとつであるシトロネロールには虫を遠ざける駆虫作用があり、そうした意味では非常に理にかなった使い方といえます。またシトロネロールの香りそのものもすっきりとして抗菌作用などがあることから、室内の浄化やリフレッシュにも好まれています。

ハーブティとして楽しむ

ゼラニウムの葉っぱ1枚を水洗いしてカップに入れたら、熱湯を注いで数分蒸らすと甘い香りのフレッシュハーブティになります。(写真はハーブティ1杯分)
お花が咲いていたらそれも摘み取って浮かべてみましょう。

残念ながらキレイなグリーンは熱湯を注いだ瞬間にあせてしまうのですが、香りの高さはお墨付き。

アツアツのハーブティをふーふーしながら口に含むと、鼻から抜ける香りはまさにフレッシュで甘いゼラニウムそのもの。芳醇でパワフルな生きたハーブの効能を、あますことなく堪能することができます。

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